注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
「ベネズエラで軍事行動」をトランプが語り、CIA長官ポンペオがクーデターを匂わせ、副大統領ペンスが南米歴訪。しかし親米国家のコロンビアでさえ「軍事介入の幽霊」と反対し孤立する米国。「グアムを守る」と息巻く日本が突出して異常
— mko (@trappedsoldier) 2017年8月19日
https://t.co/qEq3O0AwRn
直接民主主義に訴えた投票の結果の憲法制定議会のどこが独裁的? 経済的サボタージュや暴動を扇動する反対派との間で、話し合いと平和的解決を実現するためマドォーロ大統領が呼びかけた憲法制定議会。反対派のボイコット・暴力的妨害行動に負けず、国民が支持した。違法だと騒ぐ米国こそ反民主主義! https://t.co/aAnEn16XcA
— mko (@trappedsoldier) 2017年8月20日
ベネズエラ大統領が三権を掌握https://t.co/tpnjCe5TYm
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2017年8月19日
ラテンアメリカを守るため、ベネズエラを守ろう! ―ボリビア大統領エボモラレス https://t.co/L3X5paR2HS
— mko (@trappedsoldier) 2017年8月20日
"Defender a Venezuela es defender América Latina", destaca presidente @evoespueblo https://t.co/2zncaI793P pic.twitter.com/OZgWycv37q
— teleSUR TV (@teleSURtv) 2017年8月20日
ベネズエラにも「軍事オプションがある」と宣言したトランプ。世界最大の石油埋蔵量を誇る国。物資隠匿と暴動行為で市民を苦しめる反対派に対し、憲制議会選挙で平和的対話努力への国民の意思を固めたマドゥーロ大統領。選挙で国民の意思で対抗しているのに「独裁者」と断定する米国とメディア https://t.co/NzFfne8PGV
— mko (@trappedsoldier) 2017年8月21日
Do not forget Venezuela... Economic war is still raging independently of what happens in the streets (Price of eggs as of Aug 18th) pic.twitter.com/z6SOTAZWU7
— M Sánchez (@Hokkaido_89) 2017年8月20日
スプートニク日本
これに先立ちトランプ大統領は、米国がベネズエラに対し、軍事行動を含むあらゆる選択肢を検討していると述べた。米国防総省の報道担当は一方、軍がベネズエラでの作戦準備に関する具体的な指示を受けていないと発表した。
米国は9日、ベネズエラへの制裁を強化した。一連の組織や個人が制裁対象に加えられ、故ウゴ・チャベス前大統領の兄、アダン・チャベス氏も対象になる。
今回の追加制裁以前に、米国はすでにベネズエラのマドゥロ大統領へ制裁を科していたほか、米財務省は、ベネズエラの現職・元閣僚や国家警察長官、国営石油会社PDVSA副社長ら13人の個人を制裁対象に指定していた。
7月30日、ベネズエラでは新憲法を制定するための制憲議会選挙が実施された。野党は、制憲議会の招集は国民投票によって行われるべきだとして選挙を認めなかった。
選挙は、大規模な抗議の中で行われ、犠牲者が出た。最新情報によると、死者は120人以上に上っている。そして選挙後まもなく、ロペス氏とレデスマ氏の拘束が伝えられた。
何故、ベネズエラには憲法制定国民議会があるのか?
(Why Does Venezuela Have a National Constituent Assembly?)
2017年8月20日
(中略)
ベネズエラの政治的危機は、ベネズエラの野党が国民議会で多数を取って以来、拍車が掛けられた。(中略)…議会は、その一貫した行動を通して、最高裁を含めて、その他の公権力を認めないことを決めた。
(中略)
2016年11月、チャベス主義と野党は、対話に集まり、政治的危機を解決するための交渉を持った。しかし (中略)…彼らは、マドゥーロ大統領に対する弾劾審理を始めようとした。(中略)…裁判は、その他の公権力によって無効とされた。
(中略)
2016年の4月中頃、野党は、大統領に対するリコール国民投票を要求したが、(中略)…不正な署名を集めたことによってダメになった。(中略)…結果として、反チャベス勢力は(中略)…暴力的な抗議行動のサイクルを開始した。(中略)…使われた暴力は、合衆国が侵略する前にリビアとシリアで見られたものとまったく同じ準軍事的な行動だった。
(中略)
マドゥーロ大統領が憲法制定国民議会を要請したのは、この点にある。(中略)… マドゥーロは、選挙プロセスへの参加を野党に呼び掛けたが、彼らは拒否した。
(中略)
7月30日にANCは、有権者の42%という投票率で選ばれた。反対派の参加なしで、かなりの高い投票率を達成できたことを考えれば、チャベス主義にとっては巨大な政治的成功だった。
(以下略)
ベネズエラは経済的な大混乱に陥っており、国民は生活物資を手に入れるのに困窮していますが、それでもマドゥーロ大統領を支持する人たちが多いという事実は、ほとんどの国民にとって、以前のアメリカ支配はまっぴらごめんだということでしょう。
マドゥーロ大統領は、7月30日に新憲法を制定するための制憲議会選挙を実施し、野党のボイコットがありながら、投票率は42%だったようです。アメリカはマドゥーロ大統領を独裁者として描いていますが、ベネズエラ憲法にのっとった民主的な方法で憲法制定議会(ANC)が選ばれています。
“続きはこちらから”以降の記事は、ベネズエラで何が起こっているのかが、よくわかるものになっています。これを見ると、アメリカの工作で、反チャベス勢力がマドゥーロ大統領に対する違法な弾劾審理を行おうとして、無効とされたり、大統領に対するリコール国民投票を、不正な方法で行おうとして失敗しています。最終的に、彼らは暴力を用いることにしたようです。記事では、“暴力は、合衆国が侵略する前にリビアとシリアで見られたものと全く同じ準軍事的な行動だった”とあります。背後でアメリカがクーデターを画策していたのは明らかだと思います。
しかし、今回の制憲議会選挙の成功は、アメリカの野望を打ち砕いたかに見えます。トランプ大統領は、ベネズエラへの制裁を強化し、軍事介入をちらつかせるなど、嫌がらせを行っていますが、これはアメリカの苛立ちを示すもので、“チャベス主義は…攻撃とクーデターを乗り越えることができた”という事だと思います。