17/8/28 フルフォード情報英語版:ハザールの支配基盤が瓦解するにつれ、米国内は非常に奇妙な状況に

 判断に苦しむ「奇妙な出来事」が続出しているようです。それらは、これまでの権力基盤が崩壊しつつあるために起こっていると見られますが、昨日の時事ブログ解説にあったように「真相は全く別のところにあります」という状況なのかもしれません。また、「気象操作によるハリケーン」「音波攻撃」「支配層による麻薬資金ネットワーク」など、これまで正面切って扱われなかった事柄が、メディアに乗り始めたことは画期的です。
 タイのタクシン元首相は、クーデターにより海外逃亡中ですが、実妹のインラック・シナワットラ前首相も急きょ逃亡したようです。ワシントンDCに連動して、タイもこの秋に政変がありそうです。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ハザールの支配基盤が瓦解するにつれ、米国内は非常に奇妙な状況に
投稿者:フルフォード

気付いている人々は世界の――特にアングロサクソンの世界の――情報網上で非常に奇妙なことが起こっていると感じていることだろう。矛盾や奇怪な出来事が度重なっているのだ。これらは全て権力基盤が崩壊しつつある印である。ソ連が瓦解した当時と似たようなものだ。


ハリケーン・ハービーはブッシュ一族への報復か


先週起こった出来事の中でとりわけ顕著だったのは、まず何より2005年以来初のハリケーンが米国を襲ったことだ。アメリカ大統領ドナルド・トランプはハリケーン・ハービーを表現するのに、天候戦争における暗号「500年に一度」という言い回しをツイートした。

Hurricane Harvey [public domain]

これがブッシュ一族の故郷であるテキサス州、それもヒューストン市を壊滅的な洪水と共に襲来したという点から見るに、ニューオーリンズ市を攻撃したハリケーン・カトリーナというブッシュ家の企みに対する何らかの報復だった可能性が高い。


16人もの外交官へ「音波攻撃」か


またこれは、キューバ駐在のアメリカとカナダの外交官16名が、何らかの「音波攻撃」によって脳に損傷を負ったということとも関連があるかもしれない。キューバ経由で洗浄していたブッシュ一族の麻薬資金の断絶に関わったがために、彼らは攻撃された可能性がある。

更に今や「音波攻撃」が世界中のメディアで報道されている点も興味深い。“アルミホイル帽を被っている”人々【※頭にアルミホイルを巻くことで電磁波やマインドコントロールの危険から防衛しようとする人、つまりは陰謀論者】の妄想だと一蹴されなかったのだ。
http://www.zerohedge.com/news/2017-08-25/mystery-deepens-after-us-confirms-16-diplomats-suffered-traumatic-brain-injury-cuban
どちらにせよ、これら全ては高度かつ難解な権力闘争が続いていることを示唆している。


マケインを巡る奇妙なニュースと急変する政権人事


この権力闘争は、米国上院議員ジョン・“ダーイッシュ”・マケインを巡る奇妙で矛盾したニュース発表にも表れている。

マケインが悪性脳腫瘍だと診断されたという少し前のニュースを覚えているだろうか? その直後にはマケインが恢復し、トランプのオバマケア撤廃計画を阻むために上院をまとめあげたとの報道があった。その次には米駆逐艦「ジョン・マケイン」が貨物船と衝突し、多くのアメリカ人船員を死なせた。そして今度は、マケインがホワイトハウスを盗聴し、トランプ政権の計画の全てを敵対的なメディアに流していると言い出しているのだ。

http://itmakessenseblog.com/2017/08/27/the-rat-in-the-white-house-that-has-been-leaking-was-just-exposed-look-who-it-was-omgjohn-mccain/

使い古された言い回しが的確に表現している如く、「作り話にしてはありえない」話な訣で、それでも二つの敵対する陣営がでっち上げているかのような様相を呈している。

狂人マケインの矛盾したニュース以外にも、ワシントンDCで高度な権力闘争が繰り広げられていることを示す其の他多くの兆候が見てとれる。

トランプ政権内部では、スティーブ・バノン排除に続き、今度はセバスチャン・ゴルカという側近が追放された。彼らは“イスラム過激派”(=ハザール工作員)や中国に対する強硬路線を推し進めていた連中だ。

今や政権内の「アメリカを再び偉大な存在に」というオルタナ右翼の派閥が巻き返している。ペンタゴン筋によると、トランプの首席補佐官ジョン・ケリー大将は「雪辱を果たし、トランプの基盤をなだめるべく、グローバリストの民主党員であるゲイリー・コーンやジャレッド・クシュナーやディナ・パウエルを解雇するよう迫られることになるかもしれない」のだそうだ。

「ジャレッドは調停役として失敗して非難を浴びている。エジプトからもパレスチナからも、そしてイスラエルすらからも相手にされず、1967年境界線に基づいた二国間の解決策をどことも示せなかったからだ」と同筋は語っていた。

「ゴールドマン【・サックス】所属のゲイリー・コーンは辞任するよう相当な圧力を既に掛けられている。ファイナンシャル・タイムズとのインタビューで、彼は自分の身内を贔屓し、関税に反対し、アンティファ【=反ファシズム主義】とユダヤ系フェイクニュースのメディアを支持し、トランプを激怒させたのだ」とも付け加えていた。


イスラエルへの容赦ない圧力


また、ならず者国家イスラエルに対する圧力も凄まじくなっている。悪魔崇拝のイスラエル指導者ベンヤミン・ネタニヤフは、ロシアにイスラエルの「越えてはならぬ境界線」について警告しに行った。ロシアがそれを越えたせいで、シリアにおけるイランの影響力が増大することを許したからだ。
【加えて】イスラエルとサウジアラビアのダーイッシュ代理軍隊によるシリア国内の大型攻撃で、ダメ押しもした。

対してロシアは、イラン軍とヒズボラ軍をイスラエル国境の真上へ配置することで応じてみせた。
http://www.debka.com/article/26200/Russians-brings-Iranians-Hizballah-to-Quneitra
おまけにロシア軍は、公式タス通信によると「この一週間でシリアの国際テロリスト集団が有する1,000以上の施設を破壊した」とのことで、イスラエルとサウジアラビアの代理攻撃を鎮圧してしまったのだ。
http://tass.com/defense/961925

油とガス資源に恵まれた国カタールはイランとの国交を恢復し、自分のところの金をハザールマフィアのポケットから引き離すことで、イスラエル・サウジアラビア同盟が負った傷口に塩を塗り込んだ。
https://www.nytimes.com/2017/08/24/world/middleeast/qatar-iran-boycott-saudi-arabia.html

これまでとは違い、イスラエルは最早アメリカの庇護を求めて泣きつくことは出来ない。何故なら事実上のトランプ軍事政権は、問題ばかり起こすこのならず者国家にすっかり辟易しているからだ。
ペンタゴン筋によると、米軍はこの件についても、また他の事例についてもロシアと協働しており、「元国防次官のアナトリー・アントノフを駐米大使に任命し、両超大国間の関係を軍隊化することで、ロシアはアメリカの暫定軍事政権を支持している」と指摘していた。


アフガニスタンのヘロイン貿易と麻薬資金ネットワーク


ペンタゴン筋はアフガニスタンでの終わりなき戦いの継続を表明した、トランプの最近のスピーチも正当化しようとしていた:
「トランプのアフガニスタンに関するスピーチは、中国とブータンで小競り合いをしているインド側を支持しつつ、地域大国同士と協調しながら多国間で撤退作戦を進めるための隠れ蓑なのである」

しかしながら、この場合は古い格言「金の動きを追え」の方が、実際に起こっていることの現実的な説明になるだろう。アフガニスタンのヘロイン貿易というのは、国連が弾き出したアフガニスタンにおけるヘロイン生産高に、国連が計算した米国の路上での販売額を掛ければ年間1.6兆ドル前後、つまり公表されている米軍予算の二倍以上の価値を有しているのだ。


アフガニスタンのケシ耕作地[ public domain ]



今や新たな内部告発者がどんどん出現し、戦後、国際麻薬取引がいかにアメリカの軍産複合体にとって不可欠なものとなっていたのか、詳細かつ具体的な描写を提供している。【例えば】元CIAの内部告発者ケヴィン・シップや調査ジャーナリストのポール・ウィリアムズが、この件について非常に詳細な話を以下のリンクのポッドキャストで語っている。
https://theintelligencehour.podbean.com/e/the-intelligence-hour-with-kevin-shipp-081417/

興味深いのは、これら現実世界の内部告発者が語っている内容が、筆者がこれまでCIAや東洋の秘密結社の独自の情報源から聞かされていたことと、ほぼぴったり合致することだ。CIA・ファシストなバチカンP2ロッジ・北朝鮮・東洋の暴力団を繋ぐ数兆ドルもの麻薬資金ネットワークが疑いの余地もなく実際に存在していることを、現実世界の調査が明らかにしてくれた。


タイの前首相も逃亡


このネットワークに関与した複数のアジアや其の他の情報源は、この秋に何らかの一大転換点を迎えるだろうと誰もが言っている。例えば、タイの高位の情報源はあの国で関連している出来事についてこのように語っている:
「[前首相インラック・]シナワトラが暫定軍事政権の外にいる相当上の高官たちに手助けされて、23日水曜日にプライベートジェットでタイを離れた。彼女は兄と共にドバイにいる」


同筋が説明してくれたその背景とは:
「国王は2006年の[インラックの兄タクシンに対する]クーデターが起こる際、相当前から許可を与えねばならなかったのだ。それで一部の人々に機内へ“個人的な”品物を運び込む時間を許してしまった。
例えば高額紙幣の詰まったスーツケース、シンガポールやブルネイの1,000ドル紙幣とか、エリートがお気に入りのやつ、そして何キロかのカット済ないしはノーカットのダイヤモンド(アンゴラのダイヤモンド採掘作業のパートナーになっていたことが一役買っていた)。機体のバランスを取るために、何トンかの黄金も追加された。
タクシンの辿る道は最初から終わりまで整えられていたのさ。外交官パスポートを持っていたのも、より迅速にしたしね」

同筋は更に続けた:
今の代の国王は民衆の前に二度しか姿を現していない。宮殿内部では彼がエイズに罹っていると噂しているそうだ。輸血のために月二回はドイツに飛んでいるからな……彼の受けている治療については、近しい側近たちが公表している以上の何かがありそうだ。エイズ話は煙幕の可能性もあるのでは?」

最後にこの筋が言うには:
タイの、そしてより直近としては暫定軍事政権の行く末については、60日以内に判明するだろう。ワシントンDCで起こることは、様々な形でタイに直接の影響を与えるのだ」

白龍会に関しては、2011年3月11日に日本で起こった核爆弾および津波の大量殺人攻撃の直後から、全ての接触を断っていた複数のグループの代表が最近になって連絡をしてきた。ロスチャイルドのイギリス分家の高位メンバーや、山口組の筆頭殺し屋や、MI6の上級官吏などだ。彼らは皆、何か大きなことが起ころうとしていると口を揃えている。

これはある意味、それだけではないのだが、迫り来るアメリカ政府の9月30日という会計年度末の支払い期限とも関係している。もし我々が今回正しい行動を取りさえすれば、ワシントンDCの犯罪的ハザール派閥が問題をこれ以上先送りすることを阻むことが漸く可能となるだろう。
白龍会は秘密にされた関係者の内で誰が残っているかを把握しており、その全員に完全な協力を求めている。この惑星を救う仕事に漸く取り掛かれるようにするためだ。

夏の最後の一週間を楽しんで、イベント満載になりそうな秋に備えて頂きたい。



翻訳:Yutika

註:【 】内は訳者の解説部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。



※見出し・画像は編集者によるものです。

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