ちょっと他の人のリプで書いた続きですが、日本製品が海外で売れなくなったのは、他の国の製品の方が断然安くて同じ程度の製品ならそっちを選ぶからと思っている人が未だに多いみたいだけれど、これは全くの誤解で、むしろ韓国製品やレノボの方が日本製品よりも「断然高い」けれど断然売れてるのです。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
サムスンはどんどんハイエンド製品に向かっていて、中国ブランドの本格的国外展開を想定し、生き延びるために一番高くてもちゃんと売れるブランド力を高める戦略進行中。だから韓国の家電は超洗練された製品が多い。中国だって、シャオミの家電シリーズ検索してごらん、めっちゃ洗練されてるから。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
あと、韓国や中国のメーカーは日本からエンジニアを引き抜いて云々説も多いけれど、それは10年以上昔の話で、今はあっちの方が技術力も開発力も上なんだから、技術コピーするのはむしろ日本側。ITでもLineは中国のWechatのコピーだしね。現実逃避して日本すごいに溺れてると国ごと下町ボブスレーだよ。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
中国クラスタが親中でなく知中であることが大切と書くけれど、実際、海外市場で競合する相手を知りもしないでディスる嫌中嫌韓の人は現状を知ろうともしないでしょ。ヨーロッパの家電屋さん覗くとそれぞれの立ち位置が明確に分かります。現状が理解できれば何すればいいか見えてくると思う。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
こういうツイートしてると中韓Loveみたいですが、日本製品に頑張ってもらいたいから書いているので誤解ないように。以前事務所用に安かった韓国製、大宇のレンジ買ったら、中に入れた物が一極集中で加熱されるので「ダメだこりゃ」となったエピソードなど。でも、そういう大宇は破綻しちゃったよね。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
なんかツイート拡散されたので沢山リプいただいたけれど、それでも日本製品が技術面で負けてるというのを受け入れたくない人がいて、もうね、そういう人は見分広げるため海外旅行、海外留学をおススメします。ヨーロッパの家電屋さんに入るだけで一連のツイートの意味が簡単に理解できると思いますよ。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月11日
そこに並んでいるサムスン製品やファーウェイ製品を手にして見慣れている日本製品を比較すれば、どうして海外で日本製品が売れなくなったなんてデータ引っ張り出してこなくても即理解できます。そして冷蔵庫、テレビ、洗濯機のコーナー見ればサムスン製品がドイツ製品よりも価格設定高いのも分かるし。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月11日
そういう側面もあるのですね、初耳です。ただ、ヨーロッパで韓国製品が売れる大きな理由の一つは一番デザインが洗練されているからだと思います。勿論機能面での信頼性は既に当たり前という前提で。サムスンのテレビや洗濯機、LGの電子レンジなどは他社と並べて置くと断然引き立つ未来感があります。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
記憶頼りで明確な年は分かりませんが、確かアメリカの信頼度No1の座を日本メーカーが韓国車に初めて譲り渡したのは、15年以上前の話です。日本車の売りは「信頼度」だったので、ここでの低迷はきついですね。ちなみに信頼度が魅力でないイタリア車は信頼度ランキング最下位だけど売り上げに影響なし。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月10日
3年前くらい前だとサムスンのスマホはスペックは申し分ないけれど、ちょっとダサいイメージでしたが、ベゼルレス化した最新モデルなんかは未来感が(多分アップル製品よりも)あって世界中で売れるのもよく分かります。カメラも評判いいし。でも、もうすぐファーウェイの時代になりそうです。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月11日
高級時計も日本が市場開拓出来なかった分野ですね。シチズン、セイコーは世界的に最高峰の機能性、信頼性と認識されながら、スイスの高級時計メーカーに割って入ることが出来なかった。ムーヴメントはモーダブランド時計に使われても製造は中国とか。日本はブランド育成力が弱いみたい。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月11日
中国のメーカーはとりあえず世界一の国内需要で競争しているけれど、サムスンやアップルはもはや「圧倒的」な存在ではなくなっていて、自国ブランドに置き換わりつつあり、そのブランドはこれから本格的に外国でのシェアを狙う段階になっています。多分あと数年で中国ブランドの時代になりますよ。
— hiroshi ono (@hiroshimilano) 2018年2月11日
なかなかシビアな内容で、日本はここまで来ていたのか、と。
イタリアはミラノ在住のデザイナーの方が、日本製品が海外で売れなくなった理由、日本製品よりも「断然高い」韓国製品の方が「断然売れている」理由を淡々とツイートされています。
この方は、他のツイートで「日本語の情報は全てバイアスの掛かり方が非常に強いので、日本語だけの情報で国際情勢を分析するとかなり歪な結果が出る」とも語っておられました。
今や韓国製品も中国製品も、安かろう悪かろうではなく、「ハイエンド製品(ラインナップ中、最上級のもの)」を目指しているのだそうです。自動車にしても、かつてはドイツ車、日本車が選ばれていたのが、15年以上も前から「信頼度」において韓国車がトップなのだと。知らなかった。
そう言えば、同じ国産メーカーのトースターを買い換えた時、以前の物よりもガタピシ不安定で、安っぽくなっていたのを思い出しました。
日本のもの作り、本気で心配になって参りました。