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『種子-みんなのもの?それとも企業の所有物?』中編
1.NonGMOに切り替える
2.米国の親たちが立ち上がり出した
3.親たちが国境越えてつながる
5.限界にきた遺伝子組み換え
6.激減する日本のNonGMコーン
7.発泡酒などの糖類は遺伝子組み換えに
8.GMOを使わない第3のビール
9.粉ミルクも遺伝子組み換え
10.粉ミルクは何でできている?
11.突出する日本の承認数
12.「日本はGMOのゴミ捨て場になる」
映画「遺伝子組み換えルーレット-私たちの生命のギャンブル」の監督:ジェフリー・M・スミス氏 画像の出典:"YouTube"Why Are GMOs Bad?"より
13.グリホサート禁止に向けた動き
14.日本はグリホサート残留許容量を大幅緩和
15.遺伝子組み換えでなくても危ない
16.小麦が危なくなる
17.国産大豆は安全?
18.二分化する世界の実際
19.遺伝子組み換えは生産性を上げない
20.栄養価が減り続ける遺伝子組み換え大豆
21.上がり続ける生産コスト
○次回に続く・・・「アグロエコロジーという共通戦略!」
・豚に遺伝子組み換えの餌をあげるのを止めると、胃腸に関する病気や死亡はなくなり、受胎率は上がりました。
・ある家族が実験で二週間、有機野菜を食べる生活をしてみたところ、実験前には計測されていた数種類の有害物質がほぼゼロとなっていました。
2.米国の親たちが立ち上がり出した
・アレルギーに苦しむ子どもへの対応で遺伝子組み換えの問題に気がつき、食から遺伝子組み換えを排除したところ改善したことに驚いた一人の母親がその体験を周りの母親に伝えました。そしてそれは、母親から母親へと。
・Moms Across Americaというグルーブを結成し、医師などの協力をもとに活動します。
3.親たちが国境越えてつながる
・この運動は、2015年には国境を越え、さまざまな国の母親たちがGMOや農業の問題に対して子どもたちを守るための国際的なイベントを開催しました。
4.スーパーでNon-GMO肉が 画像の出典:「ワールドビジネスサテライト “遺伝子組み換え” なぜ発泡酒に使われる?」 2015年12月9日 ©テレビ東京
・2011-2014の4年間で、非遺伝子食品の売り上げが7倍にもなっています。
・消費者の要望に応えて、スーパーでもNon-GMO(非遺伝子組み換え)肉が販売されるようになりました。
・米国の食品産業にて、Non-GMOへと雪崩化しています。馴染みのある名前だと、
・ハーシーズのチョコレート(もうすぐ)
・デルモンテが添加物からGMO排除
・ネスレもアイスクリームからGMO排除
・ダノンもNon-GMOの牛乳からヨーグルトへ
注:ただし米国の商品においてであり、日本の商品に対してではありません!・ハーシーズのチョコレート(もうすぐ)
・デルモンテが添加物からGMO排除
・ネスレもアイスクリームからGMO排除
・ダノンもNon-GMOの牛乳からヨーグルトへ
・というように、各種主要食品大手がNon-GMOへと転換しています。
そうしないと、消費者が購入してくれないからです。
そうしないと、消費者が購入してくれないからです。
・日本ではGMOでも売上に影響はない!と判断されているのが現状です。
政府も規制するどころか規制緩和する始末、マスコミもまともな報道をしないため、国民の関心は総じて低いというわけなのです。
政府も規制するどころか規制緩和する始末、マスコミもまともな報道をしないため、国民の関心は総じて低いというわけなのです。
5.限界にきた遺伝子組み換え
・スーパーのコストコも、有機農家にローンを出して有機産物の増産を依頼しています。
これも、消費者の要望で野菜売場の一角に有機野菜を置いてみたら、大好評となり増産が追い付かないほどになっていたからだというのです。
これも、消費者の要望で野菜売場の一角に有機野菜を置いてみたら、大好評となり増産が追い付かないほどになっていたからだというのです。
6.激減する日本のNonGMコーン
・かたや、日本のNonGMコーンは激減状態。
7.発泡酒などの糖類は遺伝子組み換えに
・多くの日本人は知らないとおもわれますが、ほとんどの発泡酒は2015年ころからこっそりと、糖類にGMOを使用しています。サントリー、アサヒ、キリン、サッポロ。
8.GMOを使わない第3のビール
・第3のビールは、GMOを使っていません。
9.粉ミルクも遺伝子組み換え
・おっかないのが粉ミルク。ほぼすべてにて原料に何かしらのGMOが使われています。
お母さんたち、ご存じですか?拡散してください。
お母さんたち、ご存じですか?拡散してください。
・和光堂など、レシチンもNon-GMOにすればよいのに残念です。
10.粉ミルクは何でできている?
・粉ミルクの原材料の約75%は、大豆・トウモロコシなのです。
11.突出する日本の承認数
・GMOの承認数において、日本がいかに突出しているかがわかります。
12.「日本はGMOのゴミ捨て場になる」
映画「遺伝子組み換えルーレット-私たちの生命のギャンブル」の監督:ジェフリー・M・スミス氏 画像の出典:"YouTube"Why Are GMOs Bad?"より
・アメリカで拒否されたGMOが、今まさに狙っているのが日本の市場というわけです。
・これに待った!と消費者が声を上げなければ、GMOが雪崩のように入ってきます。
・種子法廃止するような国ですから、国が守ってくれるはずだ!ということはありえません。少なくとも、現政権においては。
・国民が賢くならなければ、ジェフリー監督の言うように、このままでは「日本はGMOのゴミ捨て場になります」
13.グリホサート禁止に向けた動き
・世界は、グリホサート禁止の流れとなっています。
・EU(5年の使用再延長。しかし個人向け販売禁止の方向。)
・フランス、イタリア、オーストリア、ドイツは3年以内に禁止の方向。
・スリランカ、アラブ6カ国がすでに禁止。エルサルバドルも。
・他自治体で禁止も(アルゼンチン、フィリピン)
・EU(5年の使用再延長。しかし個人向け販売禁止の方向。)
・フランス、イタリア、オーストリア、ドイツは3年以内に禁止の方向。
・スリランカ、アラブ6カ国がすでに禁止。エルサルバドルも。
・他自治体で禁止も(アルゼンチン、フィリピン)
14.日本はグリホサート残留許容量を大幅緩和
・そんな世界の潮流をよそに、日本ではグリホサートの残留許容量を大幅に緩和しています。
15.遺伝子組み換えでなくても危ない
・プレハーベストとは、収穫直前にグリホサートを散布することです。
ですから、せっかくの安全なNon-GMOでもGMOと同量のグリホサートを持ってしまうことになります。
ですから、せっかくの安全なNon-GMOでもGMOと同量のグリホサートを持ってしまうことになります。
16.小麦が危なくなる
・今回の規制緩和で小麦の規制値が6倍に緩和されるため、これからは小麦がグリホサートを摂取する経路としてダントツの第一位となります。今までは大豆でしたが。
17.国産大豆は安全?
・国産の大豆もプレハーベストの危機があります。
納豆などに遺伝子組み換え大豆は使っていません!(※)と書いてあっても、プレハーベストしていたらグリホサート量はGMOと同量となるのです。
納豆などに遺伝子組み換え大豆は使っていません!(※)と書いてあっても、プレハーベストしていたらグリホサート量はGMOと同量となるのです。
※日本でのこの表示は5%までのGMO含有は許されています。コンテナに前回の荷が残っているかもしれないとの配慮とのことですが、欧米の許容率は0.9%です。日本なら限りなくゼロに近づけられるようにおもわれますが。
18.二分化する世界の実際
・とてもわかりやすい二極化です。
〇非遺伝子組み換え・・・米国の影響から自立した地域の食のシステム(EU、ロシア)
〇遺伝子組み換え・・・・米国の影響を受ける食のシステム
〇非遺伝子組み換え・・・米国の影響から自立した地域の食のシステム(EU、ロシア)
〇遺伝子組み換え・・・・米国の影響を受ける食のシステム
19.遺伝子組み換えは生産性を上げない
・GMOは害があるだけでなく、生産性も向上しないことがわかりました。
20.栄養価が減り続ける遺伝子組み換え大豆
・さらに栄養価まで下がり続けるのです。
21.上がり続ける生産コスト
・そして生産コストだけが上がり続けます。
・食を制するものは世界を制する!とは何ともNWOを垣間見るような言葉です。
このまま種子法が廃止されたまま、遺伝子組み換え作物が蔓延し、グリホサートがまき散らされていってしまったら、日本は取り返しのつかないことになります。
このまま種子法が廃止されたまま、遺伝子組み換え作物が蔓延し、グリホサートがまき散らされていってしまったら、日本は取り返しのつかないことになります。
○次回に続く・・・「アグロエコロジーという共通戦略!」
勝手にコーヒーブレイク!?
今日、TVをつけたらちょうど加戸前愛媛県知事が息巻いていました。
「バナナやみかん(グレープフルーツ?)の皮を5回も洗うこと!こんなおかしな規制は壊さなければなりません」というような。
し「ん?それは、それだけポストハーベストやプレハーベストでグリホサートがたっぷりかかっていて危険だ!ということでしょ。それを暗に伝えるために、お役人が苦肉の策として5回洗うこと!といってるだけなのでは?」
ん「当たり前にバナナやグレープフルーツの皮を洗わないでも食べれるように、輸入作物への農薬投与を止めさせるような交渉のできる政治家がいないとは。」
し「いないとはいえ、地球さんに心を合わせて、ちゃんと問題点を紐解いて、解決の道筋をつけるという尊いお仕事、ごくろうさまです。」
ん「ただ壊すのが仕事なら、それは規制改革推進会議と同じで利権が絡んでいるだろ!と勘ぐられてしまうからな。加計ありき、かと?」
ま「あ!あかん、あかん。ブレイク、ブレイク。」
庭で収穫した地球さんのイチゴをほおばりながら、息を整えました。
・・・
る「なんて自由なんだあ~!!」
(ようやく風邪の発熱も引き、断食も明けた安息地にて、青空あおぎ)
アメリカでは、遺伝子組み替え作物(GMO)の危険性を察知した、子どもを育てているお母さんたちが立ち上がりました。Unstoppable Moms運動として、遺伝子組み替え作物を使った商品を購入しないように呼びかけたり、その企業に意見書を送ったり、食品表示義務を求めるデモを行ったりしたのです。
企業は売り上げが5%下がると、ようやく危機感を覚えてその対策を講じます。スーパーでも、最初は有機野菜を販売して欲しいという要望があり、試しに小さなコーナーを作ったところ、想定以上に好評で今では有機農家にローンを出して有機野菜の増産を依頼するまでになっているとのことです。それもコストコというアメリカを象徴するような大規模スーパーでの話です。
ですから、声を上げることが大事になります。声が大きくなると企業も重い腰を上げざるを得なくなるのです。
印鑰氏の講演においても、熱心に聴いてくれるのはやはり子どもを育てているお母さんたちとのことです。母は強し!ということではありますが、このまま狂ったグローバリスト中心のヒエラルキー社会をいつまでも続かせるわけにはいきません。
今何が行われていて、どうなっていこうとしているのか!国民主権に照らして、不正な権力の暴走に対しては声を上げて正していくことが望まれています。
このままでは「日本はGMOのゴミ捨て場になる!」とまで海外の研究者にいわれているのが日本の現状なのです。
「消費者が意識を持たなければ事態を変えることはできない!」と。