ぴょんぴょんの「天界のバレエ」

 かつて、ダイエットのリバウンドでおそろしく太ったことがあります。
 一生デブのままか・・・とあきらめかけていたとき、バレエで体型を変えられると知りました。
 ふつうに食事しながら、音楽に合わせて体を動かすだけで、ぐんぐんやせました。
 バレエには、体型を変えられる科学的な根拠がありそうです。
 しかし、バレエはただの美容体操ではなく、より高い次元につながるためのものであることを、当時のバレエの先生から教わりました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「天界のバレエ」


空気の精 シルフィード


ゲフー!!
国会とか、もうウンザリ!

ゲップが出ちゃうよね。
ウソつくとこんな顔になります、って見本市みたいだね。

口直しが欲しい〜、現実逃避がしてえ〜。

あれ、雨が降るのかな? 風が強くなってきたね。

ああ〜木々が風でそよいでる〜いい音だなあ。

pixabay[CC0]


そうだね・・・・って、くろちゃん、なに見てるの?

あそこの木の上で空気の精が舞ってる。

はあ? 空気の精?

きっとあれは、シルフィードだな・・・ランラ・ランランラン〜♪

・・・・(くろちゃん、とうとう切れた?)

レ・シルフィードを見たことねえか?
見せてやるよ、ほい。



あ、これ聞いたことある! 「胃い〜くすりです。」だね?

テレビのCMじゃねえよ! 
ショパンだよ、ショパンのプレリュード!
そしてこれが、空気の精、シルフィード。

うわあ、きれいだねえ! うっとり〜。

これが、バレエだ。


スタイル抜群になるバレエ


かわいくて、繊細なうごき。バレエって、きれいだねえ。
でもくろちゃん、意外な好みでビックリ!

そう言うが、体操もフィギュアスケートも、基本はみんなバレエだぜ 。

pixabay[CC0]


たしかにフィギュアスケートの選手は、氷の上でバレエを踊ってる感じだね。

一昔前のフィギュアスケーターは、太ももが太かったが、それはバレエの基本を知らなかったからだ。

あれだけ重いスケート靴つけて何度もジャンプするのに、足が太くならない方がふしぎだね。

昔はバレエを知らないから、飛ぶための屈筋をきたえてしまった。

屈筋?

お日さまが当たって、日焼けしない方にあるのが屈筋。
バレエは屈筋より伸筋をきたえるから、動きがしなやかで美しいし、足が太くならない。

たしかに、今のスケーターはみんなスタイルがいいよね。

刺し身の切り方でもそうだが、日本人は手前に引く動作が多い。
欧米人はノコギリ引くのも、フェンシングもボクシングも、向こうに伸ばす動きが多い。
つまり、欧米人は伸筋を使い、日本人は屈筋を使う傾向にある。

pixabay[CC0]


バレエは欧米発祥だから、伸筋を使うわけだね。

バレエは伸筋を使ってリラックスしながら、飛んだり、回ったりするから美しく見えるんだ。
スタイルをよくしようと思ったら、バレエが一番近道だな。

バレリーナは首と手足が長くて、ウエストがキュッと引き締まってるよね。

女の子はたいてい、バレエにあこがれるだろ?
バー・レッスンだけでいいから、小学校の授業でバレエを教えるといいなあ。

pixabay[CC0]


バー・レッスン?

棒につかまってやる、基礎練習のこと。
美しい音楽に合わせて、体を動かすだけで体が引き締まる。しかも気持ちがいい。



この子たち、大人になったらスタイル抜群になるだろうね。

立ち居ふるまいも、優雅になるな。

お茶やお花もいいけど、女の子にはバレエさせたいね。

しかし昨今のバレエは、ただの体操に成り下がってる。
コンクールで賞を取ることばかり、考えてるように見える。

日本人も有名なコンクールで優勝するようになって、良かったって思ってたよ。
でもコンクールの踊り見てると、こっちまで緊張して優雅に見えない。

あれは、バレエじゃなくて体操だ、オリンピックだよ。

まったく同じように見えるけど、いったいどこが違うの?


天から降りてきたバレエ


そもそもバレエは、天から降りてきたもんなんだよ。
竹下先生の奥さまの中にも、バレリーナがいらっしゃる。
大宮姫道子さま棚機姫小妙さま

大宮姫道子 様

棚機姫小妙 様


天界のバレエ団だよね〜、一度でいいから観たいなあ〜。

竹下先生が、「神のために踊っている」と言われた、ヤン・リーピンさまも女神だ。
彼女の「孔雀の舞」覚えてるか?

ヤン・リーピン 様


これが天から降ろされたバレエかあ〜。

天からのメッセージを受け取れないバレリーナは本物ではない。
それは、ただ筋肉と関節を器用に動かすだけの体操にすぎない。

メッセージを受け取るには、資格がいるよねえ。

AKBじゃ、バレエは踊れない。

バリバリの肉体次元だもんね、あの子たち。

けど、いわゆるバレエ・ダンサーと騒がれてる人々でさえ、本物のバレエを知らない。

へえ? そうなの?

名門のパリ・オペラ座バレエ団だって、いじめやセクハラがあってんだぜ?(AFP通信)

Author:Mrlopez2681[Public Domain]


ひええ〜? なんと!

アメフトやレスリングならまだわかる。
同じバレエでも近所のバレエ教室のレベルなら、いじめくらいあるって思えるけど・・・・・天下のオペラ座だろ?

なんか、次元が違う感じ。

アメリカの名門、ニューヨーク・シティー・バレエ団でも、ダンサーが監督からセクハラや暴力行為を受けてたってよ。
(毎日新聞)

はあ〜、神さまからのメッセージ、届いてないよ。

天とつながるバレエよりも、肉体のバレエになり下がってるとしか思えないな。
こうすれば足が高く上がる、高く飛べる、軸をずらさずに回れる。
そういうのがバレエだと思ってるんだ。

バレエは、もっと深い芸術のはずなのにね。

pixabay[CC0]


瞑想だな、バレエは。

瞑想状態になって、天からのメッセージを降ろすのかあ。

おめえ、アンナ・パブロワって知ってるか?

アンナ・ババロア? おいしそう!! 

じゃねえ! すぐ食べ物にすり替えるな、おめえは!

だって、フワフワなクリームが乗っかってるイメージだよ。

バレリーナの名前だよ! アンナ・パブロワ!

ええっ! 人の名前だったの?

「瀕死の白鳥」は知ってるか?

へ?

アンナ・パブロワといえば、「瀕死の白鳥」。



うわあ、ほんとに白鳥が弱って死にかけてる。

彼女の表情を見ろよ。

なんか、うっとりしてるねえ。

これが、バレエだ。

ふうん、これがバレエ・・・ってどうゆうこと?

踊りながら、瞑想してるんだよ。

たしかに、何かが乗りうつってるみたい。

神秘的だろ?
霊感なんだよ、インスピレーションなんだよ、バレエって。
アンナ・パブロワの写真の数々、見てみろよ。



きっれいな人だねえ、まるで女神さまみたい。

こういう人が、いじめをすると思うか? こういう人にセクハラしようと思うか?

神々しすぎて、近寄りがたいよね。

時事ブログ2013/09/29彼女は高名なバレリーナであったアンナ・パブロワです。天界で高い地位に就いています。

アンナ・パヴロワ 様


はあ〜そういう方だから、この踊りなんだね。


より軽い次元を表現するバレエ


くり返すが、どんだけ足が高く上がるとか、高く飛べるとか、たくさん回れるとか、そんなのはオリンピック。
バレエは測れないもの、触れられないものを与える芸術だ。

pixabay[CC0]


体操と芸術の差だね。

だから、高い月謝とか発表会代、先生へのお礼や衣装代、コンクール参加費とか、お金の心配に忙しい現世的バレエは本物からほど遠い。

たしかにバレエ習うには、お金がたくさんかかるらしいね。

一般的に、プロのバレエ・ダンサーになるために必要な3条件は、1.体型 2.音感 3.技術 (MAG2NEWS)と言われてる。

やっぱし! なんか大事なもんが欠けてる。

本物のバレエ・ダンサーを見つけるのはむずかしいことが、よくわかっただろ?

アンナ・パブロワみたいな人、いたら観たいけどね。

トウ・シューズで立つ、ってことはこの世から浮かびあがること。
つまり、肉体より軽い次元にいますって意味なんだ。

pixabay[CC0]


重力のあるこの世界で、軽い次元を表現するのは大変だけどね。

そのために肉体をきたえて、非日常の幻影を見せるのがバレエなんだよ。

癒やされたいときに、バレエが別世界を見せてくれるのかあ。

ということでおしまいに、「くるみ割り人形」から、エカテリーナ・マクシモワの「コンペイトウの踊り」をどうぞ。



うわあ! まるでコンペイトウが跳ねてるみたいでかわいい! 
ブラボー!!ブラボー!!

ぴょんぴょん

Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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