注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
(中略)
野党の批判を受け、日付や議運委員長の肩書を削除して高市氏個人の提案とした。
共産党の小池晃書記局長は29日の記者会見で「行司である議院運営委員長が土俵にしゃしゃり出てきて自ら相撲を取っていいのか。猛省を促したい」と述べた。
高市氏は25日に自民党の小泉進次郎氏ら国会改革を求める超党派議員と面会し、「議運委員長として実現を目指す事柄」と題した私案を提示。この中で政府提出法案の審議を優先し、議員立法や一般質疑は「会期末前に残った時間」を充てることなどを掲げた。
これ、自民党の高市早苗衆議院議院運営委員長が、政府が国会に法案審議求めるのを最優先にするという宣言なんです。訳すると、立法府による行政監視機能を低下させて、政府の出してくる法案の審議下請け機関でいいと言ってる三権分立上の大問題です。
— 竹内彰志 (@takeuchishiyoji) 2018年10月29日
https://t.co/7TLmXPY7yg
しかもこの私案を議運に提出せずに、自分で勝手にマスコミに配り、現時点において中身について国会各会派に対しなんの説明もしていない。めちゃくちゃである https://t.co/koDm4kZOK6
— ガイチ (@gaitifuji) 2018年10月29日
国権の最高機関たる国会が、政府提出法案の審議を優先して議員立法は「時間が余ったらやる」ってこんなもん、議会ちゃうし、国権の最高機関でもない。 事実上のクーデターですよこれ。むちゃくちゃ。
— 菅野完事務所 (@officeSugano) 2018年10月29日
高市早苗議院運営委員長が、なんと大チョンボ…!
— 泉ケンタ (@office50824963) 2018年10月29日
13時から始まるはずの衆議院本会議が始まらない。理由は『中立公平な議運委員長が勝手に、不公平な国会改革の私案を示したから』
結局、各派協議の上、撤回されることに…。多くの人が迷惑しています…。
13時45分開始になりました。 pic.twitter.com/IRJS8g4JU6
与野党が激しく対立して国会全体が不正常に陥っているときでも、議院運営委員会だけは各党が話し合える状態を保ってきました。国会のいわば「赤十字」にあたるのが議運です。その議運委員長である高市氏が、政府・与党に都合のよい「議会改革案」を勝手に公表するとは驚き呆れるばかりです。
— 山下芳生 (@jcpyamashita) 2018年10月29日
NHKの解説がスゲー
— buu (@buu34) 2018年10月29日
高市案は「国会のペーパーレス化、押しボタン式の投票などの改革案」
ですって
いい加減にしろよー😡
聞いてた。政治部記者の説明。今13:20すぎと13:25の2回、アナウンサーが「高市議員が”国会改革”についてみずからの案を表明した”ことに野党側が反発。謝罪と撤回を要求」だってさ。いかにも「野党がささいなことに言いがかりをつけてゴタゴタしてる」と思わせる報道。
— L&O (@soughsigh) 2018年10月29日
特に重要な問題は「2.法案審議の方法の改善」。ペーパーレス化とか押し釦式投票という、国民が納得しやすい案に挟んで、政権に都合の良い案を刷り込ませるなんざ、詐欺師の手口と一緒。
— 拓建代表清算人 (@endmoto) 2018年10月29日
衆議院の議院運営委員長という、いわば国会の「行司役」を務めるはずの高市早苗氏が、自ら作成した政府与党寄りの国会改革試案をマスコミに公表しました。「政府の提出する法案審議を最優先にし、議員立法や一般質疑は残った時間を充てる」という凍りつきそうな内容を含むもので、これは国会を「国権の最高機関」から引き摺り下ろし、政府案の審議をするための下請け機関にしてしまうものです。
当然のことながら野党が大反発する事態となり、謝罪と撤回を求め衆院本会議は立ち往生しました。
結局「議院運営委員長」としての高市試案は撤回する、ということで本会議は開始されましたが、では高市氏一議員としてはやはり、この暴論を推進するつもりでしょうか。中学校の社会科「三権分立」からやり直して欲しい。
ところでNHKの報道では、高市案の「国会のペーパーレス化」や「押しボタン式の投票等の改革案」 などカモフラージュのような案を前面に伝え、野党の抗議が「ささいなことに言いかがりをつけ謝罪と撤回を求めた」ような印象操作をしていたようです。
NHKのことですから驚きゃしませんが、すぐにバレるようなことをヌケヌケと伝えるのはボスとソックリですわ。