文化庁は、著作権法の改正案を通常国会に提出する見込み! ~政府にとって都合の悪いニュースは、この法律で徹底的に潰すことができる

竹下雅敏氏からの情報です。
 文化庁は、“著作権を侵害していると知りながら、インターネット上にある…あらゆるコンテンツをダウンロードすることを全面的に違法”とする著作権法の改正案を、通常国会に提出する見込みとのことです。
 私はもともと著作権法に疑問を持っており、特に著作権法の強化は権力側の道具になりかねないので、できれば消費税と同様に、本来なら、なくなる方向が正しいのではないかと思っています。
 時事ブログの記事は、著作権法に気をつけていますが、真実を拡散する上で、著作権法が壁になっていることが多々あります。この法律が通ってしまうと、例えば、ツイッターに挙げられている動画などの類は、ことごとく処罰の対象になるのではないかと思います。
 著作権法でグレーゾーンなのは写真や画像等で、例えば、この記事でも、引用元の朝日新聞の記事には、今回の方針を決めた「文化審議会著作権分科会」の写真があります。しかし、この写真を記事の中に取り込むことが、著作権法上グレーなので、載せることが出来ないのです。
 記事の中に写真があるかないかはかなり大きな要素で、大概の記事では、冒頭に写真を持ってきます。ところが、記事を引用する上で、その写真の掲載が引用の範囲にとどまっているのかどうかが、グレーゾーンではっきりしないのです。なので、時事ブログの記事は、安全策を取ってツイッターの写真に入れ替えるなどの著作権法上の工夫をしています。
 しかし、この法律が通ると、そうしたツイッター上の写真ですら違法となり、それを引用することができなくなるかも知れません。要するに、政府にとって都合の悪いニュースは、この法律で徹底的に潰すことができるわけです。気に入らないツイッターの不可解なアカウント停止は今でもよくありますが、それが公然と行われるようになるということでしょう。
 “続きはこちらから”では、ゆるねとにゅーすさんが、本質を突く解説をしています。“いよいよ、「海賊版の漫画の取り締まり」を口実にした、一般民衆への自由な言論・表現活動への弾圧強化に向けて動き出した”というのが、この著作権法改正案の本当の目的でしょう。何せ、ナチスを手本としている劣化版ナチス政権なので、こうなるのは必然だと言えます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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著作権侵害、スクショもNG 「全面的に違法」方針決定
引用元)
(前略)
著作権を侵害していると知りながら、インターネット上にある漫画や写真、論文などあらゆるコンテンツをダウンロードすることを全面的に違法とする方針が13日、文化審議会著作権分科会で了承された。
(中略)
文化庁は開会中の通常国会に著作権法の改正案を提出する。早ければ来年から施行となる見込み。
(中略)
個人のブログやツイッターの画面であっても、一部に権利者の許可なくアニメの絵やイラスト、写真などを載せている場合は、ダウンロードすると違法となる。
(中略)
 メモ代わりにパソコンやスマートフォンなどの端末で著作権を侵害した画面を撮影して保存する「スクリーンショット」もダウンロードに含まれる。このため「ネット利用が萎縮する」と批判が起きていた。

 ただ、刑事罰の対象範囲については(中略)… 「被害実態を踏まえた海賊版対策に必要な範囲で、刑事罰による抑止を行う必要性が高い悪質な行為に限定する」こととした。いわゆる「海賊版サイト」からのダウンロード▽原作をそのまま丸ごと複製する場合▽権利者に実害がある場合▽反復継続して繰り返す行為――などを念頭に、今後文化庁が要件を絞り込む。(上田真由美)
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配信元)
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『スクショ違法化』にマンガ家から反対の声 / のだめカンタービレ作者「誰が頼んだよ、こんなの……」
昨年2018年、燃え上がったマンガの海賊版サイト問題。作者や出版社とは無関係に、市販のマンガをネットにアップするサイトが大きな問題となった。そこから一気にクローズアップされたのがネットにおける著作権

朝日新聞によると、文化庁が国会に著作権法の改正案を提出するという。イラスト・マンガ・写真なども対象となるこの改正案。「スクリーンショットも違法」となるとのこと。これにマンガ家が反対の声をあげているのでお伝えしたい
(中略)
個人ブログやTwitterも対象、スクリーンショットもアウト。ただし、これらはあくまで海賊版対策の延長なので、基本的には「権利者の許可なくアップされているもの」をダウンロードすることについての罰であるようだ。
(中略)
とは言え、ネットにはコピペや編集で新たな表現を生み出す文化があることも確かである。そのため、「ネット利用が委縮する」という批判の声も多い。この改正案について、『のだめカンタービレ』の二ノ宮知子先生が以下のようなツイートを投稿していた。

「誰が頼んだよ、こんなの…。」
(以下略)
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配信元)


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著作権法改正案、スクショも全面的に違法に!小説・雑誌・アニメなどあらゆるコンテンツが対象!政府による強権的な動きに多くの懸念・反対の声!
転載元)
どんなにゅーす?

2019年2月13日に行なわれた文化庁の文化審議会著作権分科会において、漫画の海賊版サイトの規制などに関する著作権改正案が話し合われ、漫画の海賊版に限らず、小説、雑誌、アニメなどあらゆるコンテンツのスクリーンショットをとったり、ダウンロードすることを全面的に禁止する案が了承された。

・これまでも、安易な規制強化の動きがネット利用者の自由な言論・表現活動を阻害する危険性が取り沙汰されていた中、従来の法規制から大きく踏み込んだ強権的な法改正の動きに対し、ネット上でも多くの反対の声や危機感を唱える声が上がっている。
(中略)
「意味のない法改正」「イラスト界が壊滅する」 違法ダウンロード対象拡大で漫画家らが“反対集会” (1/2)
(前略)
日本マンガ学会会長でもある漫画家の竹宮惠子さん、漫画家の赤松健さん、法学者の大屋雄裕さん(慶應義塾大学教授)、藤本由香里さん(日本マンガ学会理事、明治大学教授)が登壇。
(中略)
18年10月から文化審議会著作権分科会法制・基本問題小委員会で違法ダウンロードの対象拡大が議論されてきた。近年問題になっている「漫画村」など海賊版サイトへの対策といわれているが、赤松さんはこれに疑義を唱える。
(中略)
赤松さんは、違法ダウンロードの対象が静止画などへ拡大すると、漫画家の創作活動にも影響が出ると警鐘を鳴らす。「私も自分のHDDの中にたくさんのイラスト画像を保存している。特にスポイトツールを使い、先人の作った色合いを参考にすることが多い。これがダメになると、日本のカラーCGイラスト界、商業漫画家やイラストレーターは壊滅する」と苦笑した。
(以下略)
【ITmedia NEWS 2019.2.8.】
(中略)
(中略)
 (中略)


漫画家までもが反対する強権的な著作権法改正案!このままいくと全国民に対する「あらゆるコンテンツのスクショ」が禁止に!警察による「別件逮捕」も容易になる恐れ!

(中略)
いよいよ、「海賊版の漫画の取り締まり」を口実にした、一般民衆への自由な言論・表現活動への弾圧強化に向けて動き出した感じだね。
現時点では、刑事罰に処する対象としては、「被害実態を踏まえた海賊版対策に必要な範囲で、刑事罰による抑止を行う必要性が高い悪質な行為に限定する」としているけど、これは解釈次第でいくらでも対象範囲を広げることが出来そうだし、つまり、この法律を利用して、安倍政権にとって不都合な情報を発信している人物を逮捕・拘束することが今まで以上に容易になるということだ。
(以下略)

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