スマートメーター発火の原因は人災だったのか 〜 東京新聞の新たな取材から:「スマートメーター交換のメリットはゼロ!」ザウルスでござる

 東京新聞が果敢にスマートメーターを追っていますが、また新たな問題が明らかになっています。「ザウルスでござる」さんのピックアップ記事によると、以前に火災や異音が続いたスマートメーターの不良品は東電によって取り替え作業が進んでいるそうですが、その後の東電発表では、2018年12月に不良品とは別の原因による火災が7件もあったそうです。さらに2018年の暮れから2019年2月までの間に、同じエリアで4件のスマートメーター火災があり、それらはどうやら設置ミスの可能性が高いそうです。
 現場で交換作業をする人は、東電 PGの座学と実技研修に合格し「委託従事者証」を持つ人達ですが、合格は比較的簡単で、国家資格の「電気工事士」など持たない素人でも作業を行える状況です。その上、給料が歩合制のため設置の数をこなさないと生活ができない仕組みになっています。
「ザウルス」さんは、参考として交換作業の求人広告を掲載されていますが、こんなに簡単にできるもの?とかなり不安になります。
 こうした状況の背景には、東電が2020年までに早急にスマートメーターへの交換を済ませたいという方針があります。設置を急ぐあまり、素人でもどんどん雇われて、この不景気のもと、数をこなすために粗雑な設置がどんどん増えてもおかしくない中での発火事件でした。
 東電がどこまで責任を負うのか全く期待できませんが、それ以上に電磁波被曝のことを考慮すると、「ザウルス」さんの、「スマートメーターに交換するメリットは(中略)はっきり言って、ゼロである! むしろデメリットの方が圧倒的に大きい」は正鵠を射ています。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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止まらないスマートメーター火災 「増えた素人」現場に続々
引用元)
相変わらず次世代型電力計スマートメーターの火災が止まらない
2018年の大みそかから、4件起きている。ここのところ、不良品に代わって、取り付けミスによる火災が目立つ。なぜそんなことが…。
取材を進めた。どうやら「経験不足では?」と、不安を感じてしまう作業員も現場に出ているようだ。 
(以下略)



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スマートメーター発火の主原因は “素人作業員” の手抜き?:東京新聞
転載元)
(前略)
東京新聞の今月3月のスマートメーター関連記事 「こちら特報部」 は、スマートメーターの発火が繰り返される原因を掘り下げ、明らかにしている。
(中略)
どうやらここには、電力会社がスマートメーターへの交換の全国的推進を急ぐあまり、 電気工事士の国家資格すら持たない “素人作業員” までも見境なく動員している背景があるようだ。
(中略)
そういった“素人工事”乱発の結果、メーター交換工事の “ズサンさ” が “発火事件” として表面化しているというのが実態のようだ。
(中略)
たまたま、 “素人作業員” の実態を物語る “求人広告” を見つけたのでご紹介したい。
https://jmty.jp/tokyo/rec-oth/article-9fdyp
(中略)
“日給2万円” は悪くない。多少手を抜いたって、1台800~1000円になるのだ!

マンションなどでは「1時間に5台」ということは、6時間に30台ならば、3万円になる勘定だ。
(中略)
(以下抜粋)
学歴不問!
“電気工事士の資格”不要!
“電気の知識”不問!
“履歴書”不要!


いかがであろうか?
これがあなたの家にやってくる作業員の実態である。 スマートメーターが火を噴いても不思議はないだろう。

どこの事業所も似たり寄ったりであろう。これなどはまだマシなほうなのかもしれない。たしかに1台1台きちんとていねいに仕事をする作業員もいるだろう。
しかし、少しでも数をこなすために “詰めの甘いずさんな仕事” に明け暮れている作業員が皆無であるという保証はどこにもなさそうだ。
実際、“火を噴くスマートメーター” は後を絶たない
のだ。
(中略)
従来のメーターはアナログ式で、無線ではないが、われわれ電力利用者の側には今まで何の不便もなかったのではないか? わざわざ無線送信のスマートメーターに交換するメリットが、電力利用者の側にどれだけあるのか考えていただきたい。
 はっきり言って、ゼロである! 本当にゼロなのである!

むしろ、デメリットのほうが圧倒的に大きい。メリットは電力会社などの大企業の側にしかないのだ!

(以下略)

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