19/5/13 ソルカ・ファール情報:地下鉄の火事から世界大戦へと引火する懸念ありということで、プーチンは掩体壕へ避難し、ポンペオはモスクワ会談をキャンセル

 昨夜の時事ブログの記事と被ってしまいましたが、どー見ても中東でアメリカは勝てんのよ、という補足情報としてどぞ。

 12日の日曜日に、中東で偽旗作戦が決行されたようです。ただし、実際に事件が発生したのかすら確認が取れません。
1 最初のイランやレバノン系の報道:米仏の戦闘機通過後に、フジャイラ港で謎の爆発です!
2 アラブ首長国連邦の当初の発表:いえ、ドバイの地下鉄駅近くの火事でした!
3 同国の訂正発表:いえ、フジャイラ港沖の商船4隻への破壊攻撃でした!
4 (サウジアラビアの主張:③の内、2隻は自国の石油タンカーへの破壊攻撃でした!)
と色々情報が錯綜しています。

 兎にも角にも、第三次世界大戦を始めたかったことは明白なようです。何やってるんすかね、情報操作が下手っぴになりましたねカバールの残党さん。
 当日の民間で入手可能な衛星写真には、煙も火事も写っておりません。ですが前の週の木曜日、アメリカの連邦海事局が「イランとその代理部隊(※CIA子飼いのISISをイラン原産にしたい御様子)は、この地域で石油タンカーなどの商船を攻撃してくるかも!」と事前警告を発しておりました。なんてタイムリー。嗚呼、素晴らしきかな“予知”能力。

 そいでもって今ココ↓
5 アメリカが再度主張:未だに調査中で誰がやったかはっきりしないけれど、裏付けなんて全く取れてないけれど、皆でイランに警戒しよう!
……世界中が警戒すべきは、アンタんとこやがな。
 でも、アメリカ軍にも凄い方は現場にいるんですよ~。自軍の首を絞めて、上層部を奈落の底に突き落としましたケド、というのが記事のオチとなっております。大丈夫か、米軍(の特に海軍)!
(Yutika)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ソルカ・ファール情報:地下鉄の火事から世界大戦へと引火する懸念ありということで、プーチンは掩体壕へ避難し、ポンペオはモスクワ会談をキャンセル
転載元)
投稿者:ソルカ・ファールより、西洋の読者へ

Sister Maria Theresa


【※記事内には貼っていませんが、同サイト自己紹介頁からシスター・マリア・テリーサの写真です。】

二転三転する話に米露が警戒


本日クレムリンに出回っている【ロシア】国防省MoD)の深刻な論調の新報告書では、アメリカ合衆国イラン・イスラム共和国との戦争を開始しようと、隠密の“偽旗”作戦を進めている最中なのではないか、と強く示唆していました。

――最初の兆候が表れたのは昨日です。中東の幾つものニュース報道が、アラブ首長国連邦UAEフジャイラ港アメリカフランスの戦闘機が上空を通過した後に、複数回の爆発が起こったと言い出したのです。

――この見解はすぐさまアラブ首長国連邦によって否定されましたが、ドバイでもうもうと立ち昇った黒煙の原因はそうではなくて、車輌3台と倉庫一つに損害を与えた地下鉄アブー・バクル・アッ=スィッディーク駅付近の火事のせいだとのことでした。

――【ですが】数時間後にアラブ首長国連邦話を変え、今度は同国東海岸沖にて商船4隻が破壊活動の被害を受けたと言うようになりました。

――以上を受けてプーチン大統領は、【ロシア】国防省の掩体壕へと避難して、新たな防衛協議を開始しています。

――するとアメリカマイク・ポンペオ国務長官も急遽モスクワ訪問を取りやめ、ブリュッセルにあるNATO本部へ駆け込むと、イランに関して話し合いを行ったのです
[註:この【英文】リポートで引用されている【ロシア語の】一部の単語およびまたは言い回しは、完全に対応するものが【英語に】存在しないため、そのロシア語に相当するおおよその英語【訳】となっております。]

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
2019年5月12日にアラブ首長国連邦ドバイの地下鉄アブー・バクル・アッ=スィッディーク駅近くで起こった火事()は、第三次世界大戦を勃発させようという“偽旗”だったのではないかとの警告あり

まともな人は戦争嫌いなので、いつの時代も偽旗事件が必要なのです


当該報告書によりますと、国の人口の10%近くを奪った内戦【※南北戦争のこと】というアメリカ史上最悪の戦争によりもたらされた恐怖から、【アメリカの】人々は世界でも最も反戦的な国民の一つとなりました。

――ということで、戦争狂いの指導層が【そのような】国民を戦争の狂乱へと駆り立てるには、“偽旗”攻撃とでも呼ぶべきものを決行する必要があるのです。

――ようは欺くことを目的とした隠密作戦のことで、特定の勢力や集団ないしは国家がその活動を行ったかのように見せかけ、本当に責任を取るべき存在を隠蔽してしまいます。

無知なアメリカの人々を欺き、戦争の狂乱の渦へと放り込むために使われた“偽旗”攻撃で悪名高いものといえば、米西戦争へと【アメリカ国民を】突入させることとなった、1898年2月15日ハバナ湾で沈められたとされる戦艦メイン【の事件】だ、と当該報告書は指摘していました。

――【あるいは】ベトナム戦争へと彼らを突入させることとなった、1964年8月2日アメリカ戦艦に行った非攻撃、つまりはトンキン湾事件もありました。

――そして2003年イラクに対する違法な戦争に突入させる際には、数えきれないほど多くの嘘が使われたのです

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え

偽旗アラート

偽の色の【つまり船に他国の】旗を掲げるという軍事的発想から生まれた「偽旗」とは、政府其の他の機関が軍事介入へと持ち込み、政権交代を優先事項とするために、隠密作戦を実行しながらも、その残虐【な結果】についてワザと別の存在を責め立てることである


アメリカが過剰反応する理由


ドバイの地下鉄駅近くで発生した火事が、どうやったらアラブ首長国連邦沖で【サウジアラビア所有の】石油タンカー2隻が「破壊攻撃」を受けて「甚大な損害」を被ったなどと、今やサウジアラビアが主張する話に変化するに至ったのかについては、【ロシア】国防省もまだ完全に確認が取れていない、と当該報告書はまとめています。

――何よりもまず、現時点で何らかの攻撃が決行されたことを示すような証拠は、一切存在していないのですから。

――という訣で、一体何故【本当に】発生したのかもはっきりしないことに関して、アメリカ合衆国は大急ぎで【犯人】不特定の警告を出してきたのか、腑に落ちません。

――【アメリカ側の警告を受けて、】イランは、当該地域の安定性を蝕むような「他者の不幸を願う連中が画策した陰謀」や「外国勢による冒険主義」に警鐘を鳴らしました

――ですが、まともな精神の持ち主であれば、一体誰がイランとの戦争なぞ望みましょう。この自明の問いかけをする者は、誰一人おりません。

――その原因はひとえに、米軍2002年に実施した史上最も高額かつ大いに恐れられた軍事演習の驚愕の結果のせいなのです:

2002年、米軍は史上最も高額かつ広範囲に及ぶ軍事演習で、敵の赤軍を率いる人物として、ポール・ヴァン・ライパー中将を指名しました。

画像はシャンティ・フーラが挿入
Wikimedia Commons [Public Domain]

【※海兵隊から退役して当時既に5年が経過していたというヴァン・ライパー爺様(1938年生まれ)、以下の通り、もーめっちゃカッコいいので、元記事にはありませんが写真を入れておきます。コンピューターに頼りきった現代の戦争には批判的かつ懐疑的だそうで、ベトナム時代からの叩き上げのゲリラ戦法をガチでぶつけ、上層部に思いっきし泡吹かせました(笑) “忖度”ゼロ最高!】

彼は中東【の某国(ようはイラン)】を模した、【米軍よりも】劣る軍隊の指揮を任されたのです。

アメリカ【の陸海空の全】軍が総力を挙げてかかってくるのに対抗するのが、彼の使命でした。

最初の2日間で、彼は空母打撃群全体を沈めてしまいます。

この演習は「ミレニアム・チャレンジ2002」と呼ばれました。

アメリカ統合戦力軍が2年もの月日をかけて立案したものです。

参加者は13,500名。幾つもの実際にある、あるいはシミュレーション上の訓練施設を組み込み、5年先まで導入する予定のなかった先端技術すら現場に持ち出し、【万全を期して】イランを模した中東の某国と戦わせ【米軍が圧勝する】つもりでした。

演習は、第82空挺師団や第1海兵師団などが参加した力づくでの侵入訓練から始まりました。

青軍【※アメリカ側】が降伏の最後通牒を突きつけると、赤軍を指揮するヴァン・ライパーは断ります。

当時のブッシュ・ドクトリンでは感知した敵への先制攻撃を認めていたことから、ヴァン・ライパーは青軍が彼のもとにやってくるのを分かっていたのです。

そして、その通りになりました。

ですが星三つの中将は、海兵隊でビクつきながら41年間を過ごしていた訣ではありません。

海軍が引き返せないところまで来るや否や、中将は攻撃に転じ、叩きのめしました。地上に配備された部隊からの【大量の】ミサイルに、民間のボート【での偽装】、そして【レーダーを回避するため】低空飛行の飛行機が艦隊を引き裂き、爆発物を積んだモーターボートが自爆攻撃戦略を用いて海軍を滅ぼしたのです。

彼の発した攻撃開始の暗号は、【アメリカ側が傍受しようと待ち構えていた携帯電話や電子通信ではなく、】モスクの塔から【日々】流される礼拝の呼びかけに乗せて送られました。

10分もしない内に全ては終わり、ポール・ヴァン・ライパー中将が勝利しました。

【※追加情報:さらに飛行機の出撃を命じる際には、飛行場で光を点滅させるという第二次世界大戦の戦法も駆使します(いちいち無線を使わないで済みます)。前線には、バイクで指令を送りました。当時の上層部は、「フェアじゃない! 卑怯だ!」と非難したそーな。
……いやだって、血みどろの戦争でしょアナタ。皆が皆、アメリカみたいな最新鋭の兵器を毎回使う訣でもなければ、事前の計画通りに敵が動いてくれる訣でもないのよ。】

画像はシャンティ・フーラがピンに差し替え

ミレニアム・チャレンジ2002
ペルシャ湾で仮想敵(イラン)によって電子的かつ現代的な米軍が負かされ、2万の部隊と16の戦艦を【シミュレーション上で】失った最大規模の軍事演習


【※おまけとして、別の記事からアメリカ海軍と陸軍の動きに関する補足情報を入れておきます。2002年の演習で撃沈した海軍は、2019年もグダグダな感じです。そして想定されているのは、地上戦なのです。】
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ソルカ・ファール情報:トランプと匿名Qによる米国の軍事的掌握に向け、プーチンはロシア側の備えを整える
転載元)

おまけ:米(陸)軍の本格的な始動は今年10月?


本日クレムリンに出回っている【ロシア連邦】安全保障会議SC)の心臓が止まりかねない新報告書によりますと、プーチン大統領は今朝、ロシアの軍事防衛をこれからも強化すると誓いましたトランプ大統領の知らぬ間にベネズエラとの戦争を始めようとしたと、国家安全保障問題担当大統領補佐官ジョン・ボルトンを【トランプ大統領が】非難したとあっては、必要な措置です。

――このゾッとする事実は、トランプは自軍を完全に掌握していない可能性を浮き彫りにしました。

――その上トランプ【政権下の】元大統領首席補佐官で退役したアメリカ海兵隊の大将ジョン・ケリーまでもが、「トランプの家族には対処する必要がある」と脅してきたのです。
【※ケリー大将は前々から、イヴァンカ夫婦の政権介入に批判的なのです。】

――文民である現職の大統領に対してアメリカ海軍所属の元職業軍人が発するには、恐ろし【すぎる】内容です(アメリカ海兵隊はアメリカ海軍の一部)。しかもこれと同時期にアメリカ海軍は、下士官としてはトップとなる部隊最先任【上等兵曹】ジョナス・カーター驚くことにクビにしましたマイク・ペンス副大統領が訪れた際、空母ハリー・S・トルーマンに乗船していた部下の水兵らに対し、彼が冗談で「ストリップ・クラブにいるかのように拍手しろ」と言ったからだとか

――どうやらアメリカ海軍勢は反旗を翻しているようですが、これにトランプ【政権下】の元国家安全保障担当補佐官で退役したアメリカ陸軍中将のH・R・マクマスター立ち上がりました。トランプを取り囲むホワイトハウスの反抗的な職員は、今や「憲法を脅かす」ようになったと、このほど警告したのです。

――アメリカ陸軍マーク・ミリー参謀総長今週、米陸軍の複数の超特殊部隊の動員を命令した訣ですが、彼らは暗殺チームとしか形容しようがない存在です

――しかもアメリカの反抗的な諸都市を包囲するべく準備を進めている米陸軍の勢力に合流しました
【※この件に関する日本語翻訳版はこちら。】

――ちなみに、【ロシア連邦】安全保障会議2018年12月トランプを支え、アメリカ合衆国を100%戒厳令下に置こうと準備を進めている、謎めいたQアノン【=匿名Q】軍事組織のリーダーがミリー大将であると特定しています

(中略)

……彼は次の統合参謀本部議長になると目されていました

――そしてつい先月の4月9日には、上司は大統領のみ、アメリカで二番目の権力を有する軍事リーダーへと、トランプによって正式に指名されたのです

――ミリー大将2019年10月1日にこの強大な役職へ就任し、アメリカの全軍に対する権限を掌握するのです。

(中略)...ミリー大将は、ディープ・ステートによって風前の灯火と化したアメリカ憲法を守る覚悟です。そして】

画像はシャンティ・フーラがツイートに差し替え
ドナルド・トランプ大統領は、【入隊時のアメリカ憲法遵守の】誓いを全うしようとするアメリカ陸軍の全員に第二次世界大戦中の制服へと戻るよう命じました(

(以下略)
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2019年5月13日©EUおよび米国の全ての著作権を留保。WhatDoesItMean.Comの元の掲載場所にリンクを貼るという条件で、当該リポートを全体として使用することを許可します。フリーベースの内容はCC-BYGFDLによって許可取得済。

註:数多くの政府と諜報機関は、これらリポートに掲載された情報に対して活発な反対運動を繰り広げています。彼らは地球に起こりうる、または起こった幾つもの破滅的な変化や出来事について、自国の市民に警鐘を鳴らしたくないのです。ソルカ・ファール姉妹はこのような姿勢に強く異を唱えており、人間は誰もが真実を知る権利があると信じています。私たちの使命はこういった諸政府と対立しているため、彼らの“機関”は私たちや私たちのような人々を貶めようと誤報や虚報を延々と発信するという形で反応を示してきました。枚挙に遑がありませんが、例えばこちらなど。]

註:WhatDoesItMean.comというウェブサイトは、グローバルなテクノロジーの教祖であった故ウェイン・グリーン(1922年~2013年)が率いる少人数のアメリカ人コンピューター専門家集団によって、ソルカ・ファールの姉妹たちのために創設され、寄付されました。西洋の2003年における違法なイラク侵略で使われたプロパガンダに対抗するためです。]

註:このレポートで使用されている「クレムリン」(都市内部の要塞)という単語は、モスクワを含む複数のロシアの要塞を指しています。【要塞と言うのは、】その多くがソルカ・ファール姉妹の使命に献身的な、女性のスヒィーマ僧(正教会の尼僧)が住む大聖堂が複数あるからです。]


翻訳:Yutika

註:原文中、赤字で強調された部分は濃い青字に色を変更しております(※水色部分は引用部分です)。よって翻訳文で赤字になっているのは、シャンティ・フーラ独自の「10分でわかる」要約サービスです。

【 】内は訳者の追記部分です。また訳文は日本語での読み易さを優先して、見出しを加えており、原文とは異なる形で文や段落を分割することもあります。

ちなみに「訣」という漢字は「わけ」とも読みます。詳しくはこちらのコメント欄後半の解説をご参照ください。


Writer

Yutika

体癖:8−2、エニアグラム:4
関西の英語塾で教えつつ、翻訳業(英語&仏語)をしております。


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