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ドイツにやってくるジョージア人
日本のツイッターでこちらを拝見しました。
「業務中は乗客の目があって水が飲みにくい。」
— TrinityNYC (@TrinityNYC) August 2, 2019
異常な監視社会。なぜ水を飲むことすら周囲の目が気になるのか。誰が見張っているのか。運転士が水を飲むと腹が立つ異常な人がいっぱいいる社会。水飲んでいいかどうかがニュースになる国。異常。面妖。ホラー。 https://t.co/i4KpXoDKFj
暑いのに、人の目を気にして水が飲めないなんて・・
でもわかります。日本はこんな雰囲気がひしひしとあります。
私も実際に、昔、息子の幼稚園の入園式で会場が暑かったので
水筒の水を飲んだら、周りに白い目で見られたことがあります。
先日、ベルリンで夕方に大雨が降ったのですが、その時の様子です。
Schwimmbad #Berlin: Für einige Minuten am Nachmittag war Land unter. #Gewitter #Unwetter pic.twitter.com/aHVkiVaCQb
— rbb|24 (@rbb24) August 2, 2019
なんと、まるでプールに来たかのようにはしゃいでいます。
良いか悪いかは別として、ドイツのベルリンの生活では、
人の目をあまり気にしなくてラフでカジュアルなところが過ごしやすいところです。
ドイツのベルリンの語学学校などは、先生もコーヒーなどを教室に持ってくるし、
パンも持って来て食べています。そのあたりは、とても自由な雰囲気です。
私もそろそろボキャブラリーを増やさなくては・・との危機感から
ドイツ語中級レベルの語学学校に通学し始めました。
クラスには、これからドイツの大学の入学をめざす若い生徒がたくさんいます。
スペイン、南米、ジョージア(グルジア)からの生徒がいます。
スペインとジョージア(グルジア)から生徒たちがドイツに来る理由は、
母国の失業率が高いからなのです。
(スペインの失業率は17.1%、黒海東側の小さな国ジョージアの失業率は11.5%、ドイツの失業率は3.8%)ヨーロッパの失業率:https://t.co/V5O3fkXrcc pic.twitter.com/s8wzQKJCzV
— 中澤康人 (@yasuhito_nkzw) 2019年7月28日
日本の失業率は2.4%です。
https://ecodb.net/ranking/imf_lur.html
2015年ごろにはシリアからの難民の方たちが
ドイツ語の語学学校に通学していましたが、もうシリアの方たちは、
ドイツ語をマスターされて、仕事をされているのです。
難民の方たちも、生活の援助は3年までと聞いていましたので、
もう自立していなければいけない時期になります。
ワインの発祥の地ジョージア(グルジア)
さて、ジョージアという国をご存知でしょうか・・。
ジョージアは、2014年にグルジアからジョージアに名前が変更された国です。
コーカサス山脈の南麓、黒海の東岸にあたる。北側にロシア、南側にトルコ、アルメニア、アゼルバイジャンと隣接する。
古来数多くの民族が行き交う交通の要衝であり、幾度もの他民族支配にさらされる地にありながら、キリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきた。また、温暖な気候を利用したワイン生産の盛んな国としても知られる。
古来数多くの民族が行き交う交通の要衝であり、幾度もの他民族支配にさらされる地にありながら、キリスト教信仰をはじめとする伝統文化を守り通してきた。また、温暖な気候を利用したワイン生産の盛んな国としても知られる。
ジョージアはスターリンの出身地でもあり、小麦やライ麦の種の発祥地でもあり、
ワインの発祥の地でもあるそうです。そして、温泉もあるようです。
温泉は硫黄温泉だそうです。街は硫黄で臭いそうですが、これも長寿国の秘訣ですね!
え!種の発祥地だったら、F1ではない、古来種がジョージアにたくさんあるのかも・・
ワインの発祥地というのも、驚きで、そういえば、ベルリンのロシア系スーパーには、
ぶどうの形をしたワインボトルに入れられた素敵なジョージアワインが売られていたのを記憶しています。
赤ワイン、フヴァンチカラ (Khvanchkara) は「甘口ワインの真珠」として著名なワインで、楊貴妃やクレオパトラ、歴代ロシア皇帝や、ソビエト連邦共産党の幹部たち、チャーチル首相にも愛された。
2006年以来、ロシア連邦はジョージアとモルドバへの経済制裁の一環としてグルジアワインを輸入を禁止した。
2006年以来、ロシア連邦はジョージアとモルドバへの経済制裁の一環としてグルジアワインを輸入を禁止した。
カスピ海ヨーグルトのせいか、長寿の国でもあるらしい。
ジョージアの国の東側と西側、イランとトルコの影響も多大で
それはお料理からもわかるようです。
ジョージアの首都はトリビシですが、アゼルバイジャンのバクーまで
パイプラインが続いているようで、もちろんアメリカにとっても、
ロシアにとっても、興味津々の場所でもありますね。
また、以前にぴょんぴょん先生の記事で、ジョージアに関わる記事がありました。
さてさて、実際にジョージアからの学生に聞いてみました。
観光学の学士をジョージアの大学で取得して、仕事の可能性を広げるために、
ドイツの大学院に進む計画で、今は語学学校で学んでいるそうです。
ジョージアはもともと、ヨーロッパ寄りの国で、2008年にグルジア、ロシア戦争があり、ロシアからの経済制裁である、ロシアからの観光客、ワイン輸入の拒否なども受けたようです。
しかし、現在は、首都のトリビシも安全で、素敵な国だそうです。
問題発言をする政治家がいて、ロシアとの仲が悪いとか・・
有名なお料理は、チーズ入りのパン『ハチャプリ』(これはロシアの影響ですね・・)と餃子のような『ヒンカリ』(これは中東、アジアの特徴ですね!)だそうです。
国民投票でぶどうの木を守るために油田開発は拒否されたと下記の記事で読みました。
https://www.jiji.com/jc/v4?id=201709georgia0001
https://courrier.jp/columns/103997/?ate_cookie=1565093347
合唱の原点であるポリフォニー
私が特に素敵だなと思ったのは、ジョージアのポリフォニー(多重音声)の合唱です。
グレゴリオ聖歌のようでもあります。ポリフォニーは合唱の原点でもあるのです。
ポリフォニーは2001年ユネスコで、「人類の口承による無形文化遺産」に登録されました。
http://gntb.jp/sightseeing/cultural_heritage/
ジョージアの伝統音楽ポリフォニー
ジョージアの多声音楽(ポリフォニー)は荘厳な男声合唱がすごい!
— 期間限定ジョージアおばさん🇬🇪 (@georgia_tokyo) October 16, 2018
先日開催されたトビリシ祭りではダンスや歌のパフォーマンスステージがあり、これは珍しい少年合唱団のものです😊
声もいいけど前列右から4番目に長髪の美少年が!#トビリシ #ポリフォニー #ジョージア #グルジア #Gおばさん pic.twitter.com/dAD7JGb4jl
ジョージアが長寿国なのは、カスピ海ヨーグルトと同時に
ポリフォニーがあるからじゃないのかな・・とも思いました。
グレゴリオ聖歌はDNAを修復するソルフェジオ周波数528ヘルツ
と言われますが、こちらはどうなのでしょうか・・。
ちょっと私ごとですが、中高時代は部活が聖歌隊でした。
ソプラノの発声では、頭の頭上から声を出すといわれていたのですが、
これが、サハスラーラのことだったんだ・・と気づいたのは、東洋医学セミナーで
チャクラを学んでからです。
顧問の先生が最後には、“歌の心を大切に”と、書いてくれました。
好きな歌をうたうことは、身体の内臓も良くなり、血流も良くなり、
ストレスも解消されて、良いことばかりなのでジョージアの方たちのように
どこでも歌をうたえる環境はすばらしいことです。
「うた・歌う」の語源は、折口信夫によれば「うった(訴)ふ」であり、歌うという行為には相手に伝えるべき内容(歌詞)の存在を前提としていることもまた確かである。徳江元正は、「うた」の語源として、言霊(言葉そのものがもつ霊力)によって相手の魂に対し激しく強い揺さぶりを与えるという意味の「打つ」からきたものとする見解を唱えている。
ジョージアのようなちょっと日本人にはあまり馴染みのない国の方に
出会えることは、とても嬉しいことです。
もしかしたら、日本でもジョージアが気になっている方も増えているかもしれません。
多くの観光客が来ているし、物価も安いので、ぜひジョージアに行ってみてねと言われました。
コーカサス3国といわれる、アゼルバイジャン、ジョージア、アルメニア・・
欧州に飽きた方がこちらに興味を持つとも言われています。
世界にはだいたい196の国がありますが、小さな国出身の方と
出会ったことがありますでしょうか・・。
私にとって興味深い出会いは、オーストラリア時代にパプアニューギニア(PNG)
の方と出会い、パプアニューギニアとケアンズは似ていると言われたりしたことです。
あとは、モルドバ出身の方との出会い、昔は、旧ユーゴスラビア、現在のセルビアの
方と出会ったこともあります。
日本では、北海道のアイヌ村に行き、アイヌの手つくり木工製品を拝見して素敵だなと思いました。
そして、アイヌは、文字がなく、口承であると、直接聞きました。
息子は、アルメニア、チェチェン、カメルーン、マリなどの国出身の友人がいます。
私は大きな国より、小さな国、どちらかというと忘れられそうな小さな国に興味がそそられます。
世界を見渡すと196の国があり、アジア、中近東で39か国、オセアニア15か国、
欧州41か国、ロシア、NIS諸国12か国、アフリカ54か国、北アメリカ23か国、
南アメリカ12か国があります。
世界地図でイメージができるかと思いますが、そこに人口を考えるととても面白いのです。
アジアの人口は中国13億人、インド12億人を筆頭に、バングラデッシュも1億人、
日本は1億2千万人、意外にもフィリピンも多く9千万人、ベトナムも多く8千万人ということで、アジアの人口が非常に多いことがわかります。
ブルネイ王国が40万人で、一番アジアの中で人口が少ない国になります。
オセアニアのオーストラリアは、あんなに国土が広いのに、たった人口は2千万人なのです。
北アメリカ23か国はアメリカの人口3億人、メキシコが1億人ですが、意外にもカナダの人口は少なく3500万人です。南アメリカは、ブラジルが2億人の人口です。
ドイツは欧州の中では一番多く、8千万人の人口になります。スペインやフランスも少し少ないくらいで、同じようなものです。アフリカは、ナイジェリアの人口が1億6千万人、エジプトが8千万人です。
「今がわかる、時代がわかる世界地図」(成美堂出版)より数字などを参考にしました
日本も実は極東の国土が小さな国です。
欧州から見たら、ナマステと言われたこともあるので、
アジアもインド止まりで、その先の東側はわからない
という方も実は多いのです。
ヨーロッパでは、公表されていない原子力事故があったようです。
— 森井啓二 (@keijimoriiVet) 2019年8月1日
放射性ルテニウムの測定の結果。https://t.co/1uf5buz282
原子力事故についても、福島の事故を知らない方も
非常に多いのです。
もし、ザビエルさんなどが日本に来なかったのなら、
日本の独特な文化や特徴を骨抜きにされないで、
もっと小さな質の良い、美しい国であったのかな・・と
思い馳せたりしてみたくなります。
日本ももう一度、ホツマツタヱからやり直しがいいかな・・。
今回の最後の動画は、ジョージアの宴会での様子のポリフォニーです。
普通にみんなで歌うのですね・・。歌は祈りのようで美しいと思いました。
歌を普通に祈りのようにうたう国で生まれて育ちたかった・・・
トルーマンさんの政策を押し付けられたり、
つまらない3S政策に日本でまみれて育ってきたことを
後悔したくなりますし、ジョージアの国がうらやましく感じました。
ドイツのベルリンでは、夏休みも終わり、8月5日から新学期がはじまりました。ベルリンでは、夏休みは、6月20日から8月4日まででした。
ドイツでは州によって、夏休みの期間が違うのです。
例えば、昔西ドイツの首都だった都市ボン(ノルドライン・ヴェストファーレン州)では、日本と同じぐらいで、7月15日から8月27日までが夏休みなのです。
たぶん、ドイツ人は旅行が好きなので、そして、ほとんどの方が
スペインのマヨルカ島やカナリア島に行くので、混雑を避けるため??
または、ドイツの列車、高速道路の渋滞を回避するためだと想像しています。
日本も地域ごとで夏休みの期間を変えるだけで、混雑を回避できるかもしれません。
第42楽章は、歌が祈りである国、ジョージアです。