注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
そこで、聞く耳を持たない大臣にシビレを切らした慶大生が24日、埼玉県知事選の応援に来た柴山氏の演説中、大宮駅前西口で、「若者の声を聞け」などと記したプラカードを掲げ「柴山辞めろ」「入試改革を白紙撤回しろ」と発言した。すると、スーツ姿の警察官に3人がかりで引っ張られ、排除された。ベルトがちぎれたという。
(中略)
警官が学生を強引に排除するだけでも大問題だが、柴山文科相はこの強制排除に対して、〈少なくともわめき散らす声は鮮明にその場にいた誰の耳にも届きましたけどね〉(26日付)とまるで騒音扱い。怒った高校生が、ツイッターで公開されている文科省の電話番号を記し、抗議を呼びかけると、柴山氏は高校生相手に〈業務妨害罪にならないよう気をつけて下さいね〉(26日付)と半ば脅す始末だ。
(以下略)
(以下略)
文科大臣の発言なのだから政府としての見解だ。
— 小西ひろゆき (参議院議員) (@konishihiroyuki) 2019年8月27日
「なぜ、違法な選挙妨害に該当すると考えるのかの具体的な根拠」について追及しないといけない。
正当な理由がなければ、「政治家に対する言論が警察権力によって侵害される国」になり果てているということだ。https://t.co/n0ASMwzW6N
公選法で禁じられているのは、「一般聴衆がその演説内容を聴き取り難くなるほど執拗に自らも弥次発言或は質問等をなし一時演説を中止するの止むなきに至らしめる場合」(昭和29年11月29日の大阪高等裁判所による司法判断)に限られる ... 国会議員なら、もっと法律を勉強すること! pic.twitter.com/RAp7uAocEQ
— Hiroshi Matsuura (@HiroshiMatsuur2) 2019年8月28日
最高裁の判例もすでに出ている ... 知ったかぶりもいい加減にして欲しい。「柴山、辞めろ」程度で逮捕したら、それは公務員の職権濫用で当人が処罰される! pic.twitter.com/IjLF3MCc4J
— Hiroshi Matsuura (@HiroshiMatsuur2) 2019年8月28日
教育行政を司る省庁の大臣が、首相の演説に市民が野次を飛ばす権利は「保障されていない」と発言した。中国や北朝鮮のような政治体制の国なら普通の光景だが、ついに日本もこういう国になってきた。権力側による国民の自由と権利の制限は、少しずつ段階的に進む。メディアが無批判なら救いようがない。 pic.twitter.com/IsWhg8Moco
— 山崎 雅弘 (@mas__yamazaki) 2019年8月27日
『演説にやじの権利「保障されず」』
— きむらとも (@kimuratomo) 2019年8月27日
驚愕の見解、「弾圧行為」そのものだ。こんな見解を容認してしまったら、いつでも為政者の思いのまま、自由自在に、市民の発言やデモ行為が禁止出来ることになってしまうぞ。即刻発言を撤回するとともに、即刻大臣辞任せよ。@shiba_masa https://t.co/bAlzCkqisr
現在、教育現場は新たに始まる予定の大学入試制度に翻弄され、教員、保護者、生徒の大多数が中止や延期を訴え、非難している状況です。埼玉県に選挙の応援演説で来ていた柴山文科相に、こうした意見を直接ぶつけたいと学生さんが街頭で声を上げました。
ところが札幌の事件同様、たちまち警察官に囲まれ強制排除される事態となりました。これについて柴山大臣は「(ヤジを飛ばす)権利は保障されていない」と会見で堂々と発言し、さらに抗議を呼びかけた高校生に対してまで、「業務妨害罪」と脅しました。現職の大臣が国民からの抗議を警察を使って封じるなど、どれだけ野蛮な国かと思いますが、もしや安倍内閣らしい無知?と思ったら、なんとこの大臣、弁護士資格もあるそうな。この弁護士でもある一国の文科相に対して、ネット上では親切な方が大阪高裁や最高裁の判決を示し、学生さんの行動が演説妨害に当たらないことを教育して下さっています。
もし勉強不足で知らなかったのならば大臣失格、知っていて法を無視したのならば人間失格、と昨日の記事がそのまま使える安倍政権って!