中国が米国に対して仕掛けている麻薬戦争 ~中国にとって“外貨をもたらし得る「金の卵」とも言えるオピオイド”を、根絶する気がない習近平氏

竹下雅敏氏からの情報です。
 トランプ大統領がメキシコとの国境に壁を作ろうとしているのは、人身売買と麻薬が、カバールの主要な資金源になっているからです。現在アメリカでは、「合成オピオイド中毒」が問題になっています。
 最後の記事によると、「オピオイドの多くが、中国南部の工場で生産されている」らしく、トランプ大統領は、2018年末に行われた米中首脳会談で、習近平氏に対策を求めましたが、中国にとって“外貨をもたらし得る「金の卵」とも言えるオピオイド”を、習近平氏は根絶する気はないようです。
 トランプ大統領は“激怒し…「習主席はこれは終わると言った――終わっていない」とツイート”。トランプ大統領は、中国が米国に対して麻薬戦争を仕掛けているという認識で、このことが、中国との経済戦争をエスカレートさせる「関税の引き上げ」の主な理由だということです。
 今のことをざっくり捉えると、トランプ大統領は、中国がカバール側に属しているとまでは言わないにしても、カバールと手を組んでいると見ているのだと思います。手を切るつもりのない中国に対し、激しい経済戦争を仕掛け、“我々は中国はいらない。はっきり言うが中国がいない方がはるかにましだ”とツイートしています。
 欧米にとって中国の解体は悲願ですが、トランプ大統領にすれば、現状では中国解体もやむなしと見ているのではないでしょうか。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
 
 
 
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米国に対する中国の麻薬戦争
引用元)
<引用元:ニューヨーク・ポスト 2019.8.26
ベッツィー・マッコーイ氏による寄稿
トランプ大統領は、23日に突然中国との経済戦争をエスカレートさせたことで各方面から非難を浴びた。(中略)… 中国製品に対する関税を引き上げ、習主席を「敵」とみなし、中国で製造する米国企業に撤退するよう忠告した。
(中略)
中国はここ数年、巷に毒を氾濫させて米国人に対して麻薬戦争を仕掛けてきた。
過去3年だけでも、中国の工場で製造されたフェンタニルおよび同様の合成オピオイドは約79,000人の米国人の命を奪った。それはベトナム、アフガニスタン、そしてイラクで殺された米国人戦闘員の合計を越えている。
(中略)
トランプは23日に、中国がフェンタニルの氾濫を阻止しないことが関税引き上げのおもな理由だと説明した。(中略)… 中国製フェンタニル供給品の中には実際、メキシコに出荷されてから南部国境経由で米国に密輸されるものもある。国境で小包の中からフェンタニルを探すのは、「干し草の中で1本の針を見つける」ようなものだと、議会報告書は結論付けた。

トランプは、麻薬を国境で食い止めることが、中国に発送をやめさせることより成功しにくいものだと分かっている。
(以下略)


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中国が仕掛ける第二の「アヘン戦争」 薬物大国に先進国の資格はあるか
引用元)
(前略)
現在、世界中で「合成オピオイド中毒」が問題となっている。合成オピオイドとは、モルヒネやフェンタニルなどに代表される鎮静剤の一種だが、鎮痛効果が高い一方で依存性も高い。
(中略)
世界中に中毒者を生みだしているオピオイド。その原産国の"最大手"が中国だ。
 (中略)
カナダ政府も、国内に流入しているオピオイドの多くが、中国南部の工場で生産されていることを掴んでいる。
 (中略)
トランプ氏は、11月末から行われたG20後の米中首脳会談で習近平国家主席に対策を求めた。習氏はこれに応じ、フェンタニルの密売を最も重大な犯罪の1つとして位置付けると約束。密売を許している法の抜け穴を防ぐことに合意した。
 
しかし、2015年にも中国政府は薬品製造の規制対象を強化したものの、薬物の構造を少し変えただけで規制を潜り抜けることができるため、ほとんど効果はなかった。今回も、習氏による形だけのパフォーマンスになるのではないかと危惧されている。習氏にとっては、自国に外貨をもたらし得る「金の卵」とも言えるオピオイドだ。わざわざ根絶させることは期待しづらい。
(以下略)

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