「桜を見る会」に対する野党の追及に、証拠を全く示さないで即席記者会見で弁明するあべぴょん

竹下雅敏氏からの情報です。
 NHKの午後7時のニュースで、沢尻エリカが逮捕されたと言っていました。「桜を見る会」あるいは「日米貿易協定」から人々の関心を逸らせるためでしょうか。「桜を見る会」に対する野党の追及に安倍政権が危機感を持っているのは、記事からよくわかります。
 官邸幹部は、この問題への対応で、“ホテルにパーティー費用やメニューなどを問い合わせ、弁護士にも相談”。万全の準備を整えた上で、あべぴょんは「即席記者会見」に臨んだとのことです。
 その記者会見の内容が、ひどい。大体、ホテルニューオータニでの前夜祭が1人5,000円でできたと言うのなら、“見積書、請求書、領収書、振込履歴等何かが残るので…それを開示すればいいだけ”です。証拠を全く示さないで、ツイートの動画にある弁明をあべぴょんは行ったわけですが、これで、返って訳がわからなくなりました。
 あべぴょんは、前夜祭の費用について、“安倍事務所職員が1人5000円を集金してホテル名義の領収書を手交。集金した現金をその場でホテル側に渡すという形で、参加者からホテル側への支払いがなされた”と説明しました。
 安倍事務所が領収書を出すのならわかりますが、なぜ、ホテル側が領収書を出すのか。あべぴょんの説明が嘘でなければ、「安倍事務所のスタッフがホテルから領収書“帳”と領収印を預かった」ことになり、菅野完氏によれば、ホテルニューオータニほどの一流ホテルではこれはありえないということです。
 郷原信郎氏は、あべぴょんの説明が事実だったとして、このようなことが起こり得るとすれば、“領収書の額面の金額に見合う支払が、安倍事務所職員からホテル側に前もって行われたはず”だと言っています。その際に、「想定参加者数」を大幅に水増しした可能性も指摘しています。
 いずれにしても、説明に無理がありすぎます。証拠となる領収書等を出せば済む話です。ひょっとしたら、見積書、領収証を、今、改ざんしている最中ですかね。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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安倍首相、逃げ切り躍起 桜を見る会、異例の20分超説明
引用元)
 安倍晋三首相は15日、「桜を見る会」をめぐる問題について昼と夜の計2回、記者団に説明する異例の対応を見せた。

 2回目は20分以上を費やしたほどで、自ら疑惑を払拭(ふっしょく)する姿勢を示し、厳しく迫る野党の追及を振り切ろうと躍起だ。
(中略)
記者団の問い掛けに答えず立ち去ることの多い首相の丁寧な対応には危機感がにじむ。

 関係者によると、菅義偉官房長官ら官邸幹部は桜を見る会の中止を決めた13日以降も、この問題への対応を協議してきた。特に重視したのは、首相の後援会が桜を見る会の前夜に地元支持者を招いて催した夕食会だ。(中略)… 官邸幹部は夕食会の会場になったホテルにパーティー費用やメニューなどを問い合わせ、弁護士にも相談。首相はこうした事前準備を踏まえ、万全の態勢で「即席記者会見」に臨んだ。
(以下略)
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配信元)
 
 
 
 
 


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“桜を見る会前夜祭”安倍首相の「ホテル名義の領収書」説明への疑問
引用元)
(前略)
最大の問題は、安倍事務所職員が参加者から集金して「ホテル名義の領収書」を渡したとされている点だ。

少なくとも、ニューオータニほどのホテルが、実際に金銭を受領していないのに「ホテル名義の領収書」を渡すことはあり得ない。「ホテル名義の領収書」が渡されたのであれば、その領収書の額面の金額に見合う支払が、安倍事務所職員からホテル側に前もって行われたはずだ。
(中略)
前夜祭は、「自由参加」の立食の会であり、予め参加の申込みが行われているわけではないはずだ。そうなると(中略)… 安倍事務所側で、「参加者数」を決めて、一人当たりの領収書の金額に「参加者数」を乗じた金額をホテル側に支払って、その人数分の「ホテル名義の領収書」を受領し、参加費の支払と引き換えに参加者に渡したということしか考えられない。
(中略)
ホテルへの支払いが一人当たり5000円では到底足りず、その差額を安倍事務所側で補填しようと考え、「想定参加者数」を大幅に水増しし、実際に参加した人からの支払いとの差額を安倍事務所ないし安倍後援会側が負担したという可能性もある
(以下略)

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