「桜を見る会」追求本部25回、26回連続ヒアリング 〜 これまでずっと内閣府が「廃棄して不明」と答弁していた資料が、なぜか今頃出てきて騒然となる

 21日の「桜を見る会」追求本部はハードでした。13時から25回目のヒアリングが行われましたが、そこで内閣府総務課から新たな事実がサーバから出てきたことが明らかにされ、同日17時半から26回目のさらなる緊急ヒアリングが行われました。
 まずその前に、内閣府が「桜を見る会」招待者名簿の扱いが違法だったことを理由に歴代人事課長6人を厳重注意処分に処しています。今回のヒアリングでは、その件も取り上げられましたが、なぜか直前にこれまでずっとヒアリングで公文書管理のガイドラインを答弁をしていた富永公文書管理課長が異例の交代となりました。適正な答弁をされると困ることがあるのでしょうか。「いつ廃棄されたのか、処分の根拠は何なのか、記憶の聞き取りではない物的証拠が必要だが、ちゃんと公文書管理法に則った調査したのか」と田村智子議員は人事課の官僚が犠牲にされた可能性も含め問い質しました。
また、相変わらず石垣のりこ議員の求めている電子データは頑として出さないという対応です。議員の請求を根拠もなく拒否して良いのか?
25回目の最後に黒岩宇洋議員が「そもそも毎年の招待者の数字はなぜ分かるのか。全て1年未満で廃棄しているのに?」と質問したところ酒田課長から「名簿はないが、数字の根拠となる記録がある」との回答があり、続く26回目にその資料を提出することになりました。
 そして26回目。
 最初に、総務課から出てきたのは「2011年から2013年の支出額、参加者数の推移」でした。それに加えて25回目で請求された「2014年から2019年の桜を見る会の招待者数の内訳」も出てきました。
議員たちは呆気にとられたようでした。管理簿に載っている文書にこれまでずっと気づかずに今頃ひょっこり見つかったようです。5月に宮本議員が最初に資料請求して以来、また11月に田村議員が質問して以来ずっと「廃棄した」の一点張りだったのです。宮本議員の5月9日の質問「なぜ参加者が増えているのか、どの省庁が増えているのか何度も何度も問い質し資料を請求した」時点で、総理枠が増えていることは一目瞭然でした。廃棄して不明としてきたことは「虚偽答弁に当たる」「あまりにも不誠実だ」と騒然となりました。かつて菅官房長官が衆院内閣委員会で答弁した「総理の招待者1000人」は、この資料を知らずにテキトーな聞き取りで答弁したようです。(議員たち、え〜〜!と驚きの声)(21:35〜)
 次回、この資料の出せるものは全て出すよう要求しました。出るかな?
(まのじ)
————————————————————————
配信元)










————————————————————————
「桜を見る会」野党追及本部が26回目のヒアリング(2020年1月21日)
配信元)

Comments are closed.