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ユダヤ問題のポイント ― 特別編(黄金の流出から)8 ― 全景 ―

オランダ東インド会社との提携 〜黄金利用の道をつけた天海

喜多さん、お前さん、前回の最後に黄金流出を巡る全体的な構図かな?、そのようなものが浮かび上がってきたように言ってなさったが、それは?



そしてその莫大な黄金が徳川側に移された。豊臣の埋蔵金が出てこねぇんだからこれも間違いねぇでやしょう。

そして落合氏は、豊臣から徳川への黄金の移動を差配したのが天海だとしているね。更にこれに真田幸村が協力していたと。

落合氏の説では天海自身が伏見宮家の血流とのことでやしたが、それならば一層のこと朝廷側とは太いパイプが最初からあったことになりやすね。

確認はできないが、天海が伏見宮家の血流ということは可能性としては否定はできないね。
そして朝廷側というか公家の世界では、藤原氏の開祖である鎌足がブラック・ロッジ首領のデーヴァダッタの転生であった点から、ブラック・ロッジとの太いパイプは繋がっていたと見るのが普通だろうね。

天海の立ち位置

公家の世界ではブラック・ロッジとのパイプが繋がったままで、その藤原氏を守護したのが武甕槌命(タケミカヅチノミコト)でもありやしたね。
天海は武甕槌の春日系グループに属していやしたから霊的世界でもブラック・ロッジに、また地上世界でもブラック・ロッジの地上組織の表のイルミナティ組織とは太いパイプが繋がっていたはずじゃありやせんか?

そしておまけに天海はホワイト・ロッジでミトラ、マイトレーヤの弟子であり、また光の銀河連邦関連者だった。つまりマイトレーヤたちの意向を理解した上で裏のイルミナティとも繋がっていたことになるね。

天海は春日系、[裏]南朝勢力に属していたので闇組織と裏のイルミナティに繋がってた上に、八幡系の守護を受けていたホワイト・ロッジ、マイトレーヤの弟子でもあり、ブラック・ロッジ、表のイルミナティにも太いパイプを持っていたわけでやすね。
どことでも繋がっていた天海は、見かけ上はホワイト・ロッジの計画であるハルマゲドン計画を進めるために、ブラック・ロッジに働きかけ、世界革命の資金援助を申し入れた。こうじゃありやせんか?


実際に天海が差配し、オランダに莫大な黄金を運ばせたかどうかは分かりやせんが、天海がブラック・ロッジと提携し、日本の黄金を資金提供することを決定したのは事実かと…。

事実として天海の差配で日本の貿易先がオランダに限定されたと見て取れる。
ふむ、ホワイト・ロッジに属しながらもブラック・ロッジに太いパイプを持つ天海が、ブラック・ロッジを提携先として資金援助することを決定したというのは自然な見解だろうね。
それにね、実物の莫大な黄金がオランダ・アムステルダムに運ばれていなくても資金援助は可能だったかも?、だ。
(続きはこちらから)
金融に熟達していたブラック・ロッジ 〜アムステルダム銀行の約束手形

うーん、しかし確か金匠手形、ゴールドスミスノートが出てきたのは1600年台の半ばじゃありやせんか?

ただね…、そうだね、少しおさらいしようか。実際には手元にありもしない金の預かり証を貸し出したのがゴールドスミスの金匠手形の紙幣だったね。この方法は無からお金が作れるので莫大な利益を生む反面、必然的な危険があったね。

手元に実物の金がないんだから交換できず、詐欺がバレてしまう危険でやすね。

お金ができる仕組み。銀行の詐欺システム

銀行は自分の金庫に金が無くても、提携先の仲間の金庫に金があれば紙幣を作って貸し出すこと出来たわけでやすね。提携先にさえ実物があれば自分は金を保有して無くても資金調達できると…。

日本で黄金を管理していたのは天海も幹部であったろう八咫烏組織だろう。アムステルダムの、つまりブラック・ロッジ所属の銀行家たちは、アムステルダムに実物がなくても提携先の日本の八咫烏組織が莫大な黄金を保有し、自分たちがそれを使えるという契約さえ成立していたら、その日本の黄金を根拠にして資金調達を出来たようにも思えるんだね。


ブラック・ロッジは金融に関して熟達していたようでありやすね。

古代バビロニア、言うまでもなくブラック・ロッジの王国だね。そこでは借金でしかお金が調達できない制度ができていて、それが石版に記録されていたそうだ。
借金でお金が作られる今日の銀行制度は、ブラック・ロッジの手で既に古代バビロニアの頃に確立していたわけだね。

提携し、日本の黄金が使用できるとなれば、確かに彼らならそれを利用して資金調達できそうに思えやすね。
それに実際日蘭貿易の始まった1641年以降はオランダ側に黄金が確実に流入している。

天海が、ブラック・ロッジが主力のオランダ東インド会社と提携を結び、日本の黄金が利用できる道をつけ、実際にオランダ側がそれを利用した図が浮き彫りになったわけだ。
それではお預けになっていた日本からの黄金流出のポイントを整理し直そうか…。
流出黄金が明治新政府誕生に 〜連動する黄金流出、世界革命、明治維新


以上でやしたね。

落合説のように莫大な金塊がオランダに運ばれたかは不明だが、日本の金塊がオランダ側の資金に利用された可能性は相当に高い。


Wikimedia Commons [Public Domain]



これら革命にはコーディネート役のロスチャイルドがいたわけだが、その背後には本格的に日本から流出した黄金が資金として使われたんだろう。多分大室寅之祐の初代が渡欧したのもおそらくはこの頃だろう。



ただ相当に世界革命は進んでいたのも事実だね。一方日本の方も更に倒幕への動きがあったんだね。



駐日大使のハリスなどがその主犯でやしたが、日本ではその影響による大インフレで民の不満が爆発。

参考:幕末の小判流出
Author:As6673 [CC BY-SA]
Wikimedia_Commons [Public Domain]


ようやく今回の記事でその全体像を、無論非常に大雑把で不完全なものではありますが、一応の提示はできそうです。
結論としては日本から意図的に黄金を流出させたその影響は甚大なものでした。それは私自身が当初予想した範囲を超えた質と規模のものでもありました。
日本からの黄金流出、ホワイト・ロッジに属する八咫烏が、その幹部であったであろう天海を通じて、ブラック・ロッジが主体であるはずのオランダ東インド会社と提携することでそれは始まっていった模様です。その背景になったのが日本支配層の構造です。
そしてその黄金流出の影響は、世界には世界革命という世界潮流を生み出し、日本自身に対しては明治維新に繋がっています。
そうと知ってみれば、日本からの黄金の流出を抜きにしては世界史を語らうことが出来ないほどのものでした。
以前に明治維新は世界革命の一環であると指摘していましたが、黄金流出と世界革命、そして明治維新は連動していたのです。もちろんその底流にあったのがハルマゲドン計画ではあります。