2050年までに我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指す、「ムーンショット型研究開発制度」~内閣府HPより

 スーパーシティの未来構想もさることながら、内閣府は、さらにその先の「2050年までに人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現する」という、”ムーンショット目標”を打ち立てています。”ムーンショット”とは、「我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)」とのことです。
 「破壊的イノベーションの創出」とか「人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現する」とか「1人で10体以上のアバター」とか、トランスヒューマニスト党の綱領か?と思わずツッコミを入れたくなるような”ムーンショット”ですが、現に内閣府がHPでうたっている目標なのです。
 5Gや6G、IoT、AI、量子コンピューターなどの技術革新は、想像以上にマトリックスな未来像を現実化しようとしているようです。スーパーシティ(2030年の街づくり)、SDGs(世界を(権力者の都合に)良く変えるための17の目標、2030年のゴールを目指す)、ムーンショット(2030年,2050年の社会)とみな繋がっているようにもみえます。
 しかし今のスーパーシティ構想のすすめ方をみる限り、テキトーな住民合意であり、雑な個人情報の扱いであり、そして企業側の利益のみを目的とした心無いものであり、到底受け入れることができない代物です。安心できる社会のためにも、プラウトでいう、立法・司法・行政の三権分立の他に、新しい第四権の分立としての会計監査(サドヴィプラによるオンブズマン)がのぞまれるところです。
 未来構想という観点では、「秘密の宇宙プログラム」が少しづつ開示されるための布石であるとよいのかもしれませんが。もちろん、基地外に刃物とはならないように、人々の意識に応じた範囲ででも。
 ツイートにあるように「FAXや印鑑で手こずる国がすることかと…」とおもっていましたが、イーロン・マスク氏が本当の「光の側」に寝返ったとの先日の時事ブログにひとまずホッとしたところではあります。
(しんしん丸)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

————————————————————————
ムーンショット型研究開発制度
引用元)
(前略)
ムーンショット型研究開発制度について

ムーンショット型研究開発制度は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を、司令塔たる総合科学技術・イノベーション会議(CSTI)の下、関係省庁が一体となって推進する新たな制度です。
(中略)

ムーンショット目標

1.2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現 ムーンショット目標1

2.2050年までに、超早期に疾患の予測・予防をすることができる社会を実現 ムーンショット目標2

3.2050年までに、AIとロボットの共進化により、自ら学習・行動し人と共生するロボットを実現 ムーンショット目標3

4.2050年までに、地球環境再生に向けた持続可能な資源循環を実現 ムーンショット目標4

5.2050年までに、未利用の生物機能等のフル活用により、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業を創出 ムーンショット目標5

6.2050年までに、経済・産業・安全保障を飛躍的に発展させる誤り耐性型汎用量子コンピュータを実現 ムーンショット目標6

PDFですべての目標を見る→目標1-6(総合科学技術・イノベーション会議決定)(PDF形式:505KB) (以下略)
————————————————————————
ムーンショット目標1 2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現
引用元)
(前略)
誰もが多様な社会活動に参画できるサイバネティック・アバター 基盤

2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
2030年までに、1つのタスクに対して、1人で10体以上のアバターを、アバター1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。
(中略)

サイバネティック・アバター生活

2050年までに、望む人は誰でも身体的能力、認知能力及び知覚能力をトップレベルまで拡張できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を普及させる。
2030年までに、望む人は誰でも特定のタスクに対して、身体的能力、認知能力及び知覚能力を強化できる技術を開発し、社会通念を踏まえた新しい生活様式を提案する。
(以下略)
————————————————————————
配信元)











Comments are closed.