メキシコ便り(65):このパンデミックの最中、大企業が多額の滞納金を支払う!大統領の動機は、いつも国民のため!/「世界を変えるのは政治でなくて”思い”なのです。」竹下雅敏 ぴ・よ・こ・と3

 メキシコは、6月1日から州ごとに4色の信号機で解除の度合いを示していますが、今のところ32州全部赤色なので今までの外出自粛と同じ状態。生活必需品関係のお店以外は未だクローズ、経済に大きな影響を与える自動車工場、建設、鉱山業などは厳しいガイダンスのもと再開。メキシコシティは感染ピークを越えたのですが、国が広いためピークがまだのところもあり警戒モード。(ちなみに厚生副大臣によると50%の感染はメキシコシティで起こっていると。)ロペス・オブラドール大統領は、今年8万人、2030年までに94万5千人の雇用創出予定のマヤ・トレン(マヤ列車)の起工式への参加を第一目的とし、6月1日からメキシコ東南部の視察ツアーを2ヶ月ぶりに再開。感染予防のために飛行機ではなく車で移動。コロナ感染ピークを越えるや否や、経済の立て直しに全力投球の大統領!毎日16時間働いて動き回っても、毎朝、清々しいお顔で大統領プレス・コンファレンスに登場してくるのがとっても不思議✨
 外出自粛が始まり早2ヶ月。この間、popoちゃん家の生活はより良くなりました。😊毎朝5時に(たまに4時半)愛犬らに起こされ、みんなで近くの緑豊かな公園でタマコさまをお迎えするのが日課に♪ そして、その後、庭でお姑さま、旦那さま、popoちゃんで1時間ほど運動。夕方には旦那さまとpopoちゃんの二人で、また別の運動とその後チャクラヨガ。(はい、5種家族です😆運動大好きなので動いてないとダメなのら♪)自然と触れ合う時間、家族と触れ合う時間、大切なものを優先できるようになりました。みんな、この新しいライフスタイルが気に入ったようで、今後もこのまま続きそう。。。そして、この期間、旦那さまが大手メディアの洗脳から完全に目覚めました!👏👏👏popoちゃんが負げずにシャンティ・フーラの記事をシェアし続けたからか?!チャクラヨガの効果か?!(ヒソヒソ。。。旦那さま、脊髄のチャクラはやってないよ。😁)それとも世界的覚醒エネルギーの後押しか?!相乗効果か?!。。。何はともあれ完全に目覚めた旦那さまに乾杯🌟よかったぁ〜。😌
 さて今回は、ロペス・オブラドール政権の「汚職撲滅」のすばらしい実績の一例を!このコロナパンデミックの最中、世界経済が停滞している最中、大統領は大企業の救済など一切行わず、それどころか大企業に税金の滞納金を払うように命じたとき、「なんで今?!」と思ったpopoちゃんでしたが、またまた大統領の意図が後でわかり、なぁ〜るほど!と納得。大統領の動機はいつも国民のため♪ 政治政策云々よりも、大統領の清らかな「思い」がきっとメキシコを変えている!
(popoちゃん)
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メキシコ便り(65):このパンデミックの最中、大企業が多額の滞納金を支払う!大統領の動機は、いつも国民のため!/「世界を変えるのは政治でなくて”思い”なのです。」竹下雅敏 ぴ・よ・こ・と3

「メキシコの経済は復活している」ロペス・オブラドール大統領


5月30日(土)ロペス・オブラドール大統領は、自身のユーチューブ動画でメキシコの経済は復活していると報告前回のメキシコ便りでも少し経済復活の兆候を触れましたが、こちらはさらに新しいものです。


メキシコの経済復活の兆候を報告するロペス・オブラドール大統領
週末、パレンケにあるセカンドハウスより

その内容は以下に要訳。
① メキシコペソ
2月までメキシコペソはドルに対して世界でもっとも価値を上げた通貨だったが、3月のコロナ・パンデミックで1ドル=25ペソまで下落。現在、1ドル=22ペソまで回復。オブラドール政権がスタートしたときから8.9%減。

(下落の原因は、投資家たちがパンデミックでメキシコの経済崩壊を懸念し、より安全なアメリカドル、日本円に移動したからだと5月28日の大統領プレスコンファレンス40分あたりで大統領は言っていました。が、現在、医経済崩壊せず見通しが良いためか、投資家たちはメキシコに戻ってきていると。。。)

② 石油
パンデミックで値段は一時マイナスまで落ちたが、この1ヶ月で1バレル=28.91ドルまで回復。歴史的なスピード回復

③ 税金
このパンデミックにもかかわらず、1月〜5月税収は去年の同時期に比べて2.8%アップ。
なぜか?大企業が滞納していた税金を払ったから。。。以下、支払った企業。

Walmart 8,079,000,000ペソ(約403億円)
FEMSA* 8,790,000,000ペソ(約440億円)
*メキシコ最大のコンビニOXXO(オクソ)、世界第2位コカコーラのボトラー、メキシコ第2位のビール醸造業者など所有。
IBM     669,000,000ペソ(約33億円)
ちなみにあと10社ほど払っていない大企業があります。


メキシコ国税局長「オブラドール政権後、国税局は一切の賄賂禁止に!」


なぜこの経済停滞時に、大企業が滞納金を支払ったのか?!
こちらのナチョさん動画で紹介されていたSAT(国税局)長のインタビューを聞いて納得!

ラケル・ブエンロストロ国税局長


ブエンロストロ国税局長インタビューのまとめ


✅長年、大企業は政府の特別扱いに慣れてしまっていた。
✅オブラドール政権後、国税局は一切の賄賂禁止に!賄賂で免税していた扉をすべて閉じた。
✅ウォールマートはここ6ヶ月、 担当の者(今まで賄賂で大企業に免税サービスを提供してきた会社)が国税局と話し合い(正確には喧嘩)をしてきたが、滞納金を支払うことに同意しなかった。
✅最終的にウォールマートの幹部が直接国税局と40分の話し合いで支払うことに同意し、翌日、即、支払った。
大企業は滞納していることが世間に知れ渡るとイメージダウンで株価下落する。
株価下落での損失を考えると滞納金を払ったほうがましなので支払いに同意する。
✅大企業の滞納金回収後、今度は州知事らを徹底的に叩く予定。

大統領はブエンロストロさんを国税局長に任命後、朝のプレス・コンファレンスで国民にこのように紹介しました。「彼女は経験豊富で働き者で、なによりも正直な人です。」borozo xmiswebsさんのツイート動画より)


支払われた滞納金は、医療専門家3万人の海外研修派遣費用に!


過去36年間のネオリベラリズム時代、約330棟の病院を建設し空っぽの状態で残し、医療関係者にほとんど投資をしてこなかったため、メキシコの医療事情はとても悪かったと言う大統領。

そんな医療状況下、メキシコの新政権は世界で最初にコロナ対策準備を始めた国とWHOから褒められ、たしかにその成果か医療崩壊は占有率40%と余裕で免れました。

ここ3ヶ月で約5万人の医療関係者(医者、看護師、専門家)を新たに雇い、私立病院との連携*をし、足りない医療機器、医療防具を各国から取り寄せたり、メキシコは最大の努力をしたという誠意は感じられました。
*私立病院との連携とは、具体的にコロナ感染者以外の患者を私立病院に送り、しかもそれは無料診療でやってもらうこと。それでも多くの私立病院が手伝いたいと申し出てきたらしい。

そしてオブラドール政権は、支払われた大企業の多額の滞納金を3万人の医療専門家の海外研修派遣費用に充てることに。世界パンデミックの最中、大統領が大企業に滞納金を払うように強く命じた動機は、コロナで亡くなった方々、現場でがんばってくれている医療関係者らのためだった!のです。メキシコの医療向上、今後一人でも多くの命が救えるために、そんな強い思いが隠れていたのかとわかったpopoちゃんでした!

上のツイート意訳:
3万人の医療専門家を海外研修派遣に:アムロ(ロペス・オブラドール大統領)

大統領の動機は、いつもシンプル♪

すべては国民のために!

¡Viva Mexico!
(メキシコ万歳!)

世界を変えるのは政治でなくて”思い”なのです。

思いが清らかでポジティブで、本当にクリアだと、
その思いが伝搬して、閃光のように宇宙にひろがっていく、
そして世界を清めていく。
竹下雅敏
ぴ・よ・こ・と3」P19

(popoちゃん)

Writer

popoちゃん

メキシコ人夫とメキシコ在住中♪
新アムロ政権の勢いある改革ぶりを中心に
「今のメキシコ」をお届けいたします!

体癖5・9、ピッタ・カファ、エニアグラム7


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