ベルリンの珍事件とベルリンの壁建設
Auf der FKK-Wiese am Berliner Teufelssee kam es am Mittwoch zu einer kuriosen Jagdszene. Ein nackter Mann verfolgte eine Wildschweinrotte, die ihm das Laptop geklaut hatte. Mehr im @TspCheckpoint https://t.co/u7kPjCJAJP pic.twitter.com/07TQdgLeLn
— Tagesspiegel (@Tagesspiegel) August 7, 2020
最初はベルリンらしい珍事件からです。ベルリンの高級地区と言われるグリューネバルトにある湖で、野ブタがラップトップ(ノートパソコン)をとって逃げるという珍事件がありました。
そのあとを、裸族のおじさんが急いで追いかけています。ベルリンでは、日光浴で裸になる方が多いので、このようなことになりがちです。
野ブタも、何か食べ物がたくさん入っていると思ったのだろうな・・。子供の野ブタが2匹が後ろにいるのが可愛い・・。
そして、ベルリンのミニ知識として、8月ということで、1961年の8月13日にベルリンの壁の建設がはじまりました。
1961年8月13日、「#ベルリンの壁」の建設が始まりました。
— ドイツ総領事館 (@GermanyinWestjp) August 13, 2020
壁建設までに約300万人、61年7月だけでも3万人超が東ドイツを離れました。国民が国を去らないよう建設したのです。
そして1989年11月9日にベルリンの壁は崩壊。
壁があった期間よりも、崩壊後の方が長くなりました。#ドイツ再統一30周年 pic.twitter.com/ibg3HDfVKy
エバーツ総領事はベルリンの壁建設について述べました。
— ドイツ総領事館 (@GermanyinWestjp) August 13, 2020
「59年前の恥ずべき日:ベルリンの壁の建設により、ドイツ社会主義統一党(東ドイツの独裁政権党)は不法国家としての残酷な顔をあらわにしました。
今日:共産主義の犠牲者に思いを寄せ、不正と分断を克服したことに感謝します。」 pic.twitter.com/6wuTIbm0d0
「1961年夏を振り返って」ー #ベルリンの壁 建設の様子や当時の逃避行をまとめた、ドイツ連邦政府の動画です。 https://t.co/IDdporIbgJ
— ドイツ総領事館 (@GermanyinWestjp) August 14, 2020
ラクダの精神、獅子の精神、そして子供のような超人
夏休みの間は、コロナ時代で自粛ムードですので、今まで行ったことのある街を想像していました。当時、まだ携帯も持っていなかった1998年ごろ、南仏の小さな村、エズ村が素敵だったことを思い出しました。南仏のニースとモナコ公国の間にある小さなエズ村は、ニーチェがお気に入りの村だったそうです。エズ村の小径は坂を登りますが、脇にはずっと小さな素敵なお店があり、綺麗なお花が飾られていて、女性が好みそうな場所です。
One of the narrow charming streets in #eze #eza #alpsmaritime #cotedazur #mediterranean #igerscotedazur #france #vacances2020 #summer2020 #summercovid2020 #etecovid pic.twitter.com/foZJNdO0iS
— MyBordeauxTours (@MyBdxTours) August 15, 2020
エズ村からの眼下にはコート・ダジュール(フレンチ・リビエラ海岸)が見えます。
Voilà une partie du panorama que vous pouvez observer depuis l’hôtel @lachevredor situé au village d'#Eze !
— Côte d'Azur France (@VisitCotedazur) August 10, 2020
🎬 @jmlpyt #CotedAzurFrance #ChangezDeDecor #CetEteJeVisiteLaFrance #OnaTousBesoinDuSud #ExploreNiceCotedAzur @Eze_Tourisme @RelaisChateaux @guideMichelinFR pic.twitter.com/t0qz4zqPZz
ニースやモナコに近いからか、たくさんのランボルギーニが駐車してありました。ニーチェはここで『ツァラトゥストラはかく語りき』を執筆したのかな・・。(この音楽は映画で有名になったので多くの方が聞いたことがあるかも・・。)
グーグルマップでこの辺りを検索していたら、なんと、ロスチャイルド邸を発見!このあたりは、やはり富裕層が仕切っていた場所なのですね。カンヌ、ニース、モナコと高級リゾート地ですものね・・。確かに、南仏の雰囲気は素敵ですが、アフガニスタン、パレスチナ、イエメンなど難民が多い国々のことを考えると、この高級感とは何なのか??と思ってしまいます。
ヨットに乗ってF1を観戦したとしても、高級リゾートでバカンスを過ごしたとしても、意味があるのだろうか?? 今の時代、南仏に旅行をするより、映像配信でニーチェを学ぶことの方がおすすめですね。
ニーチェに関する映像配信、3つを観ました。
・家族の絆 〜夫婦(68):ニーチェ(運命愛)
・家族の絆 〜夫婦(69):ニーチェ(超人)
・家族の絆 〜夫婦(70):ニーチェ(力への意志)
哲学者ニーチェといえば、実存主義という言葉だけを高校の倫社の教科書で見て知っていましたが、詳細は知りませんでした。日本の学校というものは、なんとなく言葉を知るけれど、よほど興味があり自分で調べない限り、本当に理解するまでには至らないものです。また、検索しても、本当にわかるように書かれているサイトはないような気がします。最近、講義などのノート内容を公開しているサイトを発見しました。読んでみましたが、やはり、手に取るように理解できるようには書かれていない。しかし、竹下先生の上の3つの講義で学ぶことで、ニーチェが言っていることが手に取るように理解できるようになります。日本の現在の高校生にも必須な講義ですね・・。
ニーチェが19世紀の世界の仕組みに気がついていたこと、だからこそ、『神は死んだ』と言ったこと、悟りの境地にまで達していて、ニーチェは、〇〇意識につながっていたことなど、現在の社会と同じような問題に気がつくことができます。国家は善と悪についてあらゆる言葉を使ってウソをつく、善と悪の言葉の混乱があるとニーチェは述べています。私たちも、今の時代で、ニーチェの語る、ラクダの精神を飛び出して、獅子(ライオン)の精神になり、子供のようなニーチェの言う超人になることができるのか・・私たちはこんなことを求められています。これからの時代、まじめに受験勉強だけをしていたら、超人にはなれない・・と思ってしまいます・・。
最後にびっくりしたのが、ニーチェは、〇〇〇〇〇〇に霊導されていたということで、ニーチェの言っていることは真実だけれど、心はきれいではない・・とおっしゃられていて、確かに、心がきれいだったと言われていたエドガー・ケイシーの顔と比べてみてもそうだな・・と納得しました。
そして、全体的な印象として、ニーチェはプロイセン時代のまさしく、ドイツ人だな・・と思いました。ドイツ人は他人に嫌がられたとしても、よく自分の頭で考えようとしているところが特徴かな・・と思ってしまいます。それに比べて、日本の教育の影響かもしれませんが、日本人の多くの方は、他人に嫌われないように行動することを優先的にしている方が多い印象です。まだまだ、多くの方がニーチェのいう、ラクダの精神だと思います。
世界には、きみ以外には誰も歩むことのできない唯一の道がある。その道はどこに行き着くのか、と問うてはならない。ひたすら進め。
— ニーチェbot (@Nietzsche_bot_) July 26, 2020
事実というものは存在しない。存在するのは解釈だけである。
— ニーチェbot (@Nietzsche_bot_) July 31, 2020
このヨーロッパというところは、どこの中年の奥さんよりも疑いぶかい。"ニーチェ「ツァラトゥストラ」"
— ニーチェ「ツァラトゥストラ」bot (@Zara__bot) August 10, 2020
シャガールやセザンヌ、…南仏の思い出
ニースの近くには、シャガール美術館があります。美術館に入るなり、大きな絵画、青い色彩、ふわふわ人間が飛んでる・・という印象がありました。竹下先生の映像配信のどこかで、シャガールの絵を理解するには、愛についてわかっているなら、僕の絵はすべて理解できるよ・・とシャガールが言っていた・・と講義されていたのを覚えています。
■シャガール美術館内
Musée Chagall - Nice France v/http://t.co/uiNkIGx9P3 #museum #France pic.twitter.com/aGp0FiOGwD
— the Art Box (@artboxfrance) August 16, 2014
■シャガール美術館のサイト
■シャガール美術館の場所
画家ポール・セザンヌが描いた青い山 サント・ヴィクトワール山は、パリからTGVで、アヴィニョンに到着する前から、進行方向の左の車窓に見えてきます。竹下先生が、セザンヌはサント・ヴィクトワール山を神さまだと思って描いていた・・とおっしゃられていたことも記憶にあります。サント・ヴィクトワール山は、電車から、アルプスのようではなく、迫るようにそびえ立っていました。
左:写真のサント・ヴィクトワール山、Throwback to finally seeing Cezanne’s famous Mounte Sainte-Victoire this summer as well as his paintings in Aix-en-Provence. I think he did it better. #sunmer #provence #cezanne #mountain #art #impressionist #painting #france #aixenprovence #photooftheday pic.twitter.com/EfV4vCuWwU
— AW PR (@AWPRCO) August 30, 2019
右:セザンヌが描いたサント・ヴィクトワール山(右上は油絵、右下は水彩画)
セザンヌはサント・ヴィクトワール山だけでも、油絵で40点、水彩画で40点描いているようです。
画家セザンヌの出身地がエクサンプロバンスです。1990年ごろ、日本でも人気になった場所で、プラタナスの並木通りが有名です。
左の画像が、有名なプラタナスの並木通り#CEZANNE was wonderfully inspired by #aixenprovence and these days you can follow his route there. Our expert @paulshawcrossuk of #PROVENCE'S BEST app https://t.co/pzDKyNwwwR has compiled this best things to do feature: https://t.co/1w5UCIGCtp pic.twitter.com/Dr1oViLckb
— Jackie De Burca ♥ (@jackiedeburca) August 17, 2020
小さなホテルでしたが、朝食のクロワッサンがかなり美味しかったのを覚えています。フランスの朝食は、チョコレート(ココアのこと)とクロワッサン。ドイツのクロワッサンは美味しくないですので。
パリからTGVに乗り、アヴィニオンで下車したのですが、アヴィニオンには、世界遺産のローマ時代の水道橋ポンデユカールがあります。
Reposting @sextantproperties:
— Randall A Fischer (@RandallFischerA) March 26, 2018
A bridge that you cannot miss if you visit France!
Une destination parfaite avec l’arrivée des beaux jours ! ✨ #avignon #france #bridge #printemps #spring #architecture #pont #pontdavignon #frenchstyle #patrimoine #sky #beautifuldestinations pic.twitter.com/7EJ5pOuogC
また、こちら近辺には、樹齢1000年以上のオリーブの木がありました。
This is the olive tree near the Pont du Gard (Not my photo, mine is on another computer) said to be the oldest in France at 1000 years or so. There are others with similar claims. pic.twitter.com/tDfA5FZLoN
— Guy Gavriel Kay (@guygavrielkay) May 6, 2018
昔のパリから南仏への旅の思い出でしたが、ペルリンに住んでいると、なんとなく、西方面というより、東南方面に行きがちです。ドイツ人は、節約が大事ですので、物価の安いスペインやギリシャに行く人が多いです。意外にも、スイスやフランスに行く方は少ないのです。日本人の旅行者は、フランスやスイスなどは人気の観光地ですね。現在は、コロナのため、欧州に入国もできない状態が続いていますので、今回は、ニーチェと南仏の旅をお届けしました。
本日の音楽は・・
フランスで人気のある美しい曲のようです。たくさんの方が歌ったり弾いていますね。
「私は無力だ。彼女を死ぬほど愛している💛💛💛」
夏休みの間は、涼しいベルリンでしたが、今週は30度を超える暑さとなりました。ドイツの家は冷房が設置されていないのが普通です。ですので、暑い日には、窓全開にします。また、網戸も自分でつけない限り、大抵はついていません。我が家の近隣を見回しても、網戸など見えません。すると、当然のごとく、蜂がブンブン飛んできます。キャー刺される・・なんて騒がなくても、お花を探して、ないならば帰っていきます。リンゴジュースに寄ってくることが多いです。私のコーヒーカップの中で遊んでいたりもします。
先日、夜になっても暑いので、窓を全開にしていたら、鳥が窓から飛び込んできました。羽が長い鳥でした。びっくりしましたが、何回か旋回して出て行きました・・。
不思議なことに、北の国だからなのか、ベルリンではゴキブリを見ないのです。オーストラリアのケアンズ時代は、深夜になると、ゴキブリ大集合だったので、大きな違いです。ケアンズは熱帯地域なので、グリーンスネーク、蛇の赤ちゃんまでが家に遊びにくる状態でした・・。
第68楽章は、思い出の南仏の旅、ニーチェの愛したエズ村です。