ぴょんぴょんの「高慢と偏見」 〜医者が真実を悟る道

 今回は、新型コロナで疲弊する医療現場について、医療関係者の視点から書いてほしいというリクエストをいただきました。
 私も現役の時は、患者さんの話をよく聞くように、自分なりに努力したつもりでした。
 それでも、患者さんの上位に立つことを義務づけられる医者は、放っておくと、どうしても高慢になって、患者さんの話をバカにしたり、スルーしたりしがちです。
 現在、大変な状況にも関わらず、正しい解決策がなかなか医療現場に伝わらないのは、そこいらが関係しているかもしれません。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「高慢と偏見」 〜医者が真実を悟る道


新型コロナで疲弊する過酷な医療現場



・・ぼくも、泣きそう。

新型コロナの騒ぎが始まって、かれこれ半年。
コロナ対応の病院も、限界に近い状況だな。

第一線に立つ医療者は、日々、こんな思いで過ごしているんだね。

精神的にも肉体的にも、いっぱいいっぱいなんじゃないか?
熱中症患者が運ばれるような真夏日も、マスクして防護服を着なければいけない。
一旦マスクして防護服を着たら、水も飲めないし、トイレも行けない。


つねに、感染にも気をつけなければならないし。
そんな毎日が、半年も続いてるなんて、どうにかなりそうだよ。

なのになぜか、病院は減益で、スタッフはボーナスカット?

おかしい!


スタッフが怒るのもムリはないが、病院の経営も大変らしい。
6月の調査によれば、全国の3分の2の病院が赤字。
特に、新型コロナ感染者を受け入れた都内の病院では、9割が赤字で、閉院を検討しているところもあるそうだ。(幻冬舎

コロナを受け入れて、赤字? 閉院?!

コロナ患者は、人手も手間もかかる上に、コロナ患者を扱うことで、一般患者の足が遠のき、収入が減る。
NHKの「首都圏情報 ネタドリ!『密着“第2波”と闘う病院 出口なき長期戦の課題』」を見ると、東京のコロナ前線が、どういう状況なのかがよくわかる。

東京なら、病院もたくさんあるし、お医者さんだって余るほどいるでしょ?

ところが、フタを開けてみると、手を上げたのはごくわずか。
わずかな勇者たちが、必死で砦を守ってる状況だ。

医者だって、感染のリスクは避けたいのはわかるけど。

「ネタドリ!」に出た、第一線のスーパー救急医は、初っぱなの武漢帰国者からコロナに関わってきた。ダイヤモンド・プリンセスにも乗り込んだし、週5日勤務の他、現在も都のPCR検査センター、軽症者の宿泊ホテルで仕事している。

Author:アルプスダケ[CC BY-SA]
ダイヤモンド・プリンセス号

1人で、そんなにかけもちして、キビシイ過酷な現場に向き合ってるの?

そういうキビシイ現場だからこその、現代医学だからな。

そうか、現代医学はそういう時のためにあるんだね。

つまり、危機的状況を打破するためにある。
だがそれは同時に、一刻を争う、ピリピリしたキビシイ世界。
能力以上の、集中力を求められるキビシイ世界でもある。

お医者さん、ご苦労さま。

医者だけじゃない。医者を補佐する、看護師も大変だ。
バイタルチェック、注射・採血、導尿・浣腸、食事などの介助、夜勤の巡回、患者の体位変換・移動、死体の後処理、医療機器の管理、新米の指導・・・それ以外に出席させられる多々の委員会。たとえば、看護記録委員会、継続看護委員会、看護方式委員会、看護倫理委員会、業務環境改善委員会。(大垣市民病院、看護部


やることいっぱいあるのに、なんなの、この委員会の多さは?

知り合いの看護師に聞いたら、議事録提出が大変だと。
「ネタドリ!」に出た第一線病院でも、一番負担がかかっているのが、看護師。
感染病棟では、看護師が患者のパジャマを消毒したり、トイレの掃除をしている。

看護師さんが?

感染病棟に入れるのは、医師と看護師だけで、外部業者は入れないから。

そんな雑用させないで、プロフェッショナルな仕事に専念させるべきだよ。

たしかに、清潔観念さえ叩き込めば、シロウトに任せられる仕事だと思うが。


新型コロナの特効薬に気づかない本質的な原因


ところで、第一線では、どんな治療がされているのか知りたい。

軽症、中等症患者に、隔離とアビガン。

あれ? それだけ?
ヒドロキシクロロキンは? イベルメクチンは? MMSは?

・・・。

それじゃ、てんてこまいのはずだよ、切り札がないもん。

医者も、途方にくれていた。
「今、自分たちが、マラソンのコースのどこにいるのかわからない。ましてゴールは見えない。」(首都圏情報 ネタドリ!


半年たった今も、まだその状態?
ヒドロキシクロロキン、イベルメクチンが効くのはとっくにわかってるし、ゴールはすでに見えてるのに? 

そこの病院には、そういう情報が伝わっていないようだ。

なんでなんで?
看護師さんか、患者さん、周りにいる人がお医者さんに教えてあげればいいのに。

ばぁ〜か!! 医者は「殿(トノ)」だってことを忘れてるぞ。
つねに部下から「殿、ご決断を!」と迫られて、決断するのが医者の仕事だ。
足軽が「殿」に「ヒドロキシクロロキンを使ってください」なんて、気安く言えっかよ?


でも、織田信長は、木下藤吉郎の言うことに一目置いたよ。

そりゃ、大物だからよ。

そんなもんかなあ。
病院は、民主主義じゃないの?

ピラミッドだからな。

うわ! イルミナティみたい。
トップは、医大の教授、財前五郎?

おめえ、「白い巨塔」の見すぎ。
トップは、何を隠そうカバールだ。

Wikipedia[Public Domain]

ええっ?? いきなり、そこくる?

医者はみんな、カバールにお仕えするよう、洗脳されてんだよ。
カバールの下に製薬会社がいて、製薬会社の下に厚生労働省がいて、その下に医師会がいて、その下に医者がいる。

そして、医者の下に、看護師、薬剤師、理学療法士、検査技師、介護士、ヘルパー、事務長、受付け・・・

そして患者。

患者さん、一番下なの?

患者は、医学的知識ゼロの「アホ」ってことになってるから。

だから、病院の先生は、患者さんの話を聞いてくれないんだね。

全部がそうとは言えねえし、ヤツらの事情もある。
午前中に100人も来られた日には、1人あたりの時間はほぼない。
中にはしつこい患者もいるし、わけのわからん話を、延々とくり返すのもいるし。
大事な話をするかと思えば、新興宗教の勧誘だったり。
そんなヤツらにいちいちかまっていたら、日が暮れちまう。


だから、聞く耳、持たなくなったの?

ああ、自衛のためとも言えるし、惰性とも言える。

それでも患者さんは、勇気を出してお医者さんに言うべきだよ。
新型コロナには、こういう有効な薬があるんですって。

・・・自分が命を預ける医者の、キゲンを悪くするようなこと、言えるか?

キゲン、悪くするの?

「殿」だからな、「バカ殿」とは言わんが。


言ってるじゃん!

いいか? 仮に、空気読まない患者が、
「先生、知らないんですか?
新型コロナには、ヒドロキシクロロキン、イベルメクチン、MMSが効くんですよ。」
と、口走ってしまったとする。
「それはスゴイ、もっと教えてくれ」って言う医者は・・・何人いるだろうか?


1人でもいてくれたら、話す意味はあるよ。

悪いことは言わん、言えば、たいがい後悔するだけだ。
その証拠に、医者の顔を見てみればいい。
「おめえに言われたかねえ」って、顔してるはずだ。

シュン・・。

ヘタすりゃ、医者同士でもこんなありさまだ。


HPVワクチンに反対すると、カルト?

ズレまくってるだろ?
新薬、新しい検査、新しい病気、新しい法律・・とにかく新しいムダを仕入れるのに忙しくて、何が真実か見えなくなっている。

それで、新型コロナの特効薬にも、気づかない?

と思うが、もっと本質的な原因が見えてくる。
「高慢と偏見」だ。


「高慢と偏見(Pride and Prejudice)」、ジェーン・オースティン原作のラブ・ストーリー。
プライドの高い男性と、偏見の強い女性が、互いに惹かれながらもすれ違う話。

医者も「高慢と偏見」がジャマして、なかなかハッピーエンドになれない。
ヒドロキシクロロキン、イベルメクチン、そんな昔の薬で、新型コロナが簡単に治るはずねえ、とにかく、エビデンスを出せ!と。

プッ!
エビデンスと言えば、時事ブログで紹介された、名画 “エビデンス”。


それ、出すと思った!

医者のプライドの高さは、わかるよ。
患者やパラメディカルに、自分以上の医学的知識などあるわけない、という偏見を持ってるのもわかる。
でも、お医者さんはそんな「アホ」じゃないよ。

いや、「アホ」だ、竹下先生のお墨つきももらってる。
「私は基本的に、医者はアホだと思っていますので病院に過剰な期待を持っていません。
 ・・まともな医者なら、イベルメクチン、ヒドロキシクロロキンに言及するはずです。
 私は、医者が『MMS』や『二酸化塩素』に言及することも、これらを治療に用いることもないと思っています。」(時事ブログ

アチャー! ホントのこと、言われちゃったねえ。

なんせ、このアホさ加減は、今に始まった話じゃねえ。
今まで、ずうっとこうだった。
だから、今さら変われと言われても、捨てられねえんだよ、「高慢と偏見」を。

だけど、そのせいで、自分もクタクタにくたびれて、スタッフたちも道連れにして。

迷走する医者の笛に踊らされて、パラメディカル、患者もろとも、海へドボン!

「ハメルンの笛吹き」だ。

Wikimedia_Commons[Public Domain]
最古のハーメルン笛吹き男の水彩画

医者はそうやって、いかに多くの真情報をスルーしてきたか。
未だに、子宮頸がんワクチンを、積極的に勧める医者を見てもわかる。

若い女の子たちが障害を負って、苦しんでいるのに。

タミフル飲んで、子どもが何人飛び降りようとも、未だに処方する医者を見てもわかる。

Wikipedia[Public Domain]

毎年、ニュースに出るのにねえ。

新型コロナで収入が減ったクリニックが、インフルエンザ・ワクチンの予約が次々入って、喜んでるのを見てもわかる。


患者さんが自立して、病院も医者も淘汰される時代


今年のインフルエンザ・ワクチンは、特に危険なのに。
ノーベル医学賞受賞者の、リュック・モンタニエ博士も言っている。
新型コロナ感染者がインフルエンザ・ワクチンを接種したら、死に至る可能性が大きい。時事ブログ

インフルエンザ・ワクチンと言えば、さっきのNHKの「ネタドリ!」。
いい番組作ったなと思った矢先、最後のオチに、ガックシ!!

オチ?

これからの季節、インフルエンザがはやるから、ますます大変になりますね、だから、「今年は特にワクチン接種を!」と医者が訴えれば、「絶対します!ワクチン!」と答えるゲストをアップで映して、はい終わり。

もお〜〜〜 なにそれ? 空いた口が塞がらないよお。

こうゆう、ズレた連中とは、議論もできねえわ。
話してわかり合える範囲を超えている。

地盤がズレすぎて、急峻な崖しか見えない。

インフルエンザ・ワクチンに何が入れられてるのか、聞いても信じない。
HPVワクチンで、若い子たちが後遺症に苦しんでいるのを、見ても信じない。


Wikipedia[Public Domain]

目は開いているけど、見ていない、耳も開いているけど、聞いていない。

そんなヤツらに、てめえらは、▶学会 ▶製薬会社 ▶厚生省 ▶政治家 ▶カバール に操られてんぞ、なんて話しても、笑われるだけだろう。

すべての人が知っていることを、医者だけが知らない時代になりそうだ。

たしかに、患者の方が目覚めが、早いかもしれない。
病気になっても、新型コロナで、受診を控えなければならないから、ネットで調べながら、なんとか自分で模索する。たとえ間違いはあるかもしれないが、それはそれで、自立の一歩だ。

「あれ? 何もしなくても良くなる」って発見したりね。

今は、そういうチャンスの時だよ。

それに、聞く耳を持っているお医者さんも、いっぱいいるはずだし。

今、患者は受診を控えているが、話をよく聞き、適切なアドバイスや治療を施す医者なら、患者は必ず戻ってくる。

患者さんが自立して、病院も医者も淘汰される時代になるかもね。

すべての分野が、新しい時代へシフトし始めた。
医者も、「高慢と偏見」を脱ぎ捨て、船に乗り遅れることのないよう、祈る。


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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