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ぴょんぴょんの「『民主化』『非暴力』の甘いワナ」 〜セルビアからベラルーシまで
ベラルーシへの西側の介入
人口140万のミンスクで10万人の人が自由を求めて通りに出ているのか。
— James F. (@gamayauber01) September 13, 2020
ベラルーシ、すごいなあ。https://t.co/nQdwuNDbL6

グルジアで過激な反政府運動を支援したジョージ・ソロス

Author:外務省[CC BY]

2004年4月29日の「田中 宇の国際ニュース解説」が、大変わかりやすいので参考にするぜ。
2003年、今は「ジョージア」と呼ばれるグルジアで、「バラ革命」という名の無血クーデターがあった。

Author:Zaraza[CC BY-SA]

Wikimedia_Commons[Public Domain]
エドゥアルド・シェワルナゼ
Author:Harald Dettenborn [CC BY]
ジョージ・ソロス
Wikimedia_Commons[Public Domain]
オープンソサエティ財団のロゴ
ところが、ソロスの財団は、反〈シュワルナゼ〉・市民団体を支援しだした。
そして、当時、法務大臣だった〈シュワルナゼ〉の弟子、サーカシビリも抱き込んだ。
サーカシビリは、〈シュワルナゼ〉の辞任後、大統領になっているってことは?

「旧ソ連の皆さま、ヨーロッパのように民主化してリッチになりませんか」と誘いながら、結果、その国の資源や国営企業を売り飛ばし、旧ソ連並みの独裁国に仕立て上げるという。
ちなみに、本部は、アメリカにある。

Wikimedia_Commons[Public Domain]
ミロシェビッチ大統領
ソロスの財団、日本でもけっこう、カネばらまいてっから、ヤラれんじゃねえよ。
反政府運動に参加した人は、「民主化運動は良いことなのだから、過去の成功例に学び、外国の人々から知恵をつけてもらうのは悪いことではない」と思ってる。(田中 宇の国際ニュース解説)

「私を追放したクーデターのやり方は、2000年にミロシェビッチ大統領が追放されたクーデターのやり方にとても似ている。誰かがこれを仕掛けたのだ。」(田中 宇の国際ニュース解説)

「ソロスは、すでにセルビアとグルジアで成功した不正選挙を逆手に取った政権交代を、ウクライナでも実施しようとしている。」
(田中 宇の国際ニュース解説)
不幸にも2013年にウクライナで実現される、9年も前の話だ。
ベラルーシに迫る危機

8月9日、ベラルーシ大統領選挙。
結果、80.1%得票の現職ルカシェンコが当選。
しかし、出口調査を行っていた反対派は結果を受け入れず、大規模な抗議活動を起こした。(21世紀の日本と国際社会)

Author:外務省[CC BY]

人口は約950万人。NATO同盟諸国とロシアにはさまれている。
ルカシェンコは、1994年からずっと大統領をやってきた。
今だに、経済のほとんどが国有で、ソ連時代のままだが、格差はあまりなく、社会保障とサービスも充実している。ベラルーシの一人当たりGDPは、ロシアより約30%低いが、お隣りウクライナの2倍。1995年以来、ロシアとは連合国家の形成で合意している。(マスコミに載らない海外記事)

Meanwhile in Sochi:
— Sergey Bobkov (@sbobkov) September 14, 2020
Talks between #Putin and Belorussian president #Lukashenko lasted 4hr 20 mins.
Results are not released to the public, but it is reported that #Russia will provide $1.5B in immediate aid package.
Lukashenko called Putin his big brother. pic.twitter.com/VIUd4SK6E3

9月14日、彼らはソチで会談を開いた。
「ソチでの、プーチンとルカシェンコの会談は4時間20分に及んだ。その結果は公表されないが、応急措置として、ロシア側は15億ドル(1560億円)の援助をすることが報じられた。ルカシェンコは、プーチンを『おれのビッグブラザー』と呼んだ」。

「8月20日、国内線の機内で突然うめき声を上げ、意識不明となった。」
(JIJI.COM)
出発前にホテルの部屋で飲んだ水の中に、旧ソ連の軍用神経剤「ノビチョク」系の薬物が入っていたらしい。(JIJI.COM)

2018年、スクリパリ、イギリス、ソールズベリーで「ノビチョク」で襲撃されたが、一命を取り留めた。(JIJI.COM)

ホントに「ノビチョク」なのか、多くが疑問視するところだな。
「マスコミに載らない記事」に、おもしろいことが書いてある。
ドイツ政府は、ナワリヌイの体液中に神経毒「ノビチョク」を発見したと発表した。(BBC NEWS)
しかし、ナワリヌイが最初に入院したロシアの病院の医療関係者は、あらゆる毒の検査をしたのに、1ミリも毒は検出されなかったと断言した。
(Sputnik)

だが、ロシアの病院には、ナワリヌイの検体が保管されているからな。
何度でも検査できるワケよ。
「MI6二重スパイのセルゲイ・スクリパリ暗殺未遂とされていることと同様、ロシアの反対派アレクセイ・ナワリヌイに関する最近の事件は、モスクワに対する欧米制裁と敵意を煽動するための偽旗挑発なのは疑いようはない。」(マスコミに載らない記事)
支持率1〜2%の超小物のファシストを暗殺するのに、こんな足の付き易い方法を使ってしかも失敗し、ロシア国内で医師達に確実に殺させるチャンスも逃してむざむざ出国を許したのだとしたら、プーチンは余程の阿呆だ。「自分は無能だ」と世界に触れて回っているに等しい。>https://t.co/XHKqoQTUHY
— 川流桃桜@AgainstEmpire (@kawamomotwitt) September 5, 2020
「やあ、ニック。うまく行っているか?」
「はい、分かった。ではまた。バイ」
以上、ドイツとポーランドの間でやり取りされた電話内容。プーチンに、ベラルーシに介入させないように、ナヴァルニー事件を起こした! 当人たちが言っている!
「すべて計画どおりだ。 ナヴァルニーに関する資料の準備ができ、ドイツ首相府に転送される。彼女の声明を待っている」(中略)
「服毒は、明確に断言されているか?」「マイク! もうそれは重要ではない。これは戦争だ。戦争では、あらゆる手段が正当化される」
「その通り。プーチンがベラルーシ情勢に手を突っ込むことを思いとどまらせることが必要だ。最も効果的な方法は、ロシア内の問題で彼を溺死させることだ。(中略)」
「残りは電話ではなく、会議で」「はい、分かった。ではまた。バイ」
以上、ドイツとポーランドの間でやり取りされた電話内容。プーチンに、ベラルーシに介入させないように、ナヴァルニー事件を起こした! 当人たちが言っている!
ベラルーシ政府職員と軍は大統領に忠実だ。私たちが働いている間は。残りは電話ではなく、会議で」
— mko (@trappedsoldier) September 5, 2020
「はい、分かった。ではまた。バイ」
以上、ドイツとポーランドの間でやり取りされた電話内容。プーチンに、ベラルーシに介入させないように、ナヴァルニー事件を起こした! 当人たちが言っている!

Author:アラン・ウィルソン[CC BY-SA]
事故機の9M-MRDプーチンお前これも燃料だったのか…?#やりすぎ都市伝説 pic.twitter.com/g9czebsjRl
— ブロブラック (@burablock) September 18, 2020

「私の理想は、片手に緑と赤の旗(注:現在のベラルーシの国旗)、片手に赤と白の旗(注:以前のベラルーシの国旗)を持つことだ。」
(21世紀の日本と国際社会)
断片だけ見ているとだまされるが、流れを見ればよくわかる。
使われるのはいつも同じ、ボロボロの使い古しのシナリオだってことが。