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イタリアには精神病棟はない!
看護師として長年従事されている方が、イタリアには精神病棟はない!と発言されているのを聞き、今まで知りませんでしたので、急遽調べて見ました。
参考までに 日本は世界一精神病院の数。イタリアでは1976より精神病院新設をを禁止する法律ができた。その後患者による殺人事件などがあったが、現在に至る。精神科医フランコバサーリを検索されたし。感動すること間違いなし。壮絶な人生だ。故中村医師もすごいと思う。
— Casey (@csy1ftm31) December 14, 2019
兎に角、日本の精神医療界をまともにするには、精神病院協会を弱体化させないといけませんが、加えて医師会の政治力を弱めないとなあ。まあ、政治献金はしがない公認心理師ではむりだろうけどね。イタリアの様にバザーリア改革を進めないと。日本の根性なし精神科医はそんなことようせんか。
— 山田太郎 (@zippopo19560711) September 9, 2018
フランコ・バザリア あるいは フランコ・バザーリア(Franco Basaglia)は、イタリアの精神科医、神経科学者、大学教授。
世界ではじめてイタリア国内のすべての精神病院(マニコミオ)を廃絶することに成功。地域で治す精神医療の創出に尽力し、全世界に強い影響を与えた。その生涯は映画にもなり、イタリア全土に知られている。精神病院廃絶を実現した法律第180法が彼の名にちなんでバザリア法と呼ばれた。
バザリア法
180号法、1978年イタリア精神保健法(イタリア語: Legge Basaglia)、通称バザリア法(バザーリア法)とは、1978年5月13日に公布されたイタリアの精神医療・福祉に関する法律である。通称名はイタリアで精神科病院(イタリアではマニコミオと呼ぶ)の廃絶を最初に唱えた精神科医フランコ・バザーリアにちなむ。
「バザーリア講演録 自由こそ治療だ!――イタリア精神保健ことはじめ」フランコ・バザーリア著, 大熊一夫・大内紀彦・鈴木鉄忠翻訳
23年間看護師として従事されている安部滿氏とZoomにてお話をする機会がありました。安部氏によると、イタリアは、1978年法律によって精神科閉鎖され1999年度にイタリア全土の精神科病棟は、なくなりました。その後何も起きなかったということなのです。しかしながら、日本では、SSRI(抗うつ剤)の発売とともに、爆発的にうつ病の患者が増えたそうです。日本はイタリアの精神科撤廃の現状を視察に行っているようですが、あっ、そう・・で帰国だったそうです。
日本の介護の現状
介護施設では、66%人手不足
介護士さんの給料は、業界平均月給20万円以下
2025年の問題 あと5年後
2025年問題とは、団塊の世代全員が75歳以上、つまり後期高齢者となって医療・介護・福祉などに必要となる社会保障費が増大することが心配されている問題のこと。2018年厚生労働省が調査しました。2025年には、高齢者が3500万人に達する(その内認知症320万人)に推計される。それに対して看護師27万人、介護職員33万人7千人不足の中で対応しなければならない。
介護施設では、66%人手不足
介護士さんの給料は、業界平均月給20万円以下
2025年の問題 あと5年後
2025年問題とは、団塊の世代全員が75歳以上、つまり後期高齢者となって医療・介護・福祉などに必要となる社会保障費が増大することが心配されている問題のこと。2018年厚生労働省が調査しました。2025年には、高齢者が3500万人に達する(その内認知症320万人)に推計される。それに対して看護師27万人、介護職員33万人7千人不足の中で対応しなければならない。
介護業界自体が、北欧スウェーデンの社会福祉制度の充実に憧れを持っていることや、現在は、在宅医療こそが幸せであると、国も推奨する傾向があるとのことでした。在宅医療を推進することで、乱立する病院を潰していくという狙いもあるとのことでした。
あと、素敵なことを聞きましたよ・・キャンプファイアーでのパチパチという火花の音は、1/fのゆらぎがあり、癒しの効果があるそうです!
ところで、ドイツの精神病棟はどうなっているのかな?ちょっと調べてみました。
ドイツ精神医学・心理療法・心理体学・神経学学会(DGPPN)のサイトから重要なポイントを抜粋すると、
・ドイツでは、心血管疾患、悪性新生物、筋骨格系疾患に続いて、精神疾患が健康的な生命を失う4つの最も重要な原因の1つである。
・ドイツでは、成人人口の約27.8%が毎年精神疾患にかかっています。これは約1780万人になります。
・入院治療については、2017年のドイツでは合計成人患者の治療には、407の専門クリニックまたは総合病院の専門部門にある56,223の精神病院用ベッドが利用できます。
・毎年80万件以上の入院治療が行われています。精神病院での患者の入院日数は平均23.8日です。
・408の精神科と心理療法施設で合計15,410の昼と夜の治療が利用可能。毎年約15万件の半入院治療症例が記録されている。
・精神科クリニックおよび専門部署で最も一般的な治療は、向精神物質によって引き起こされる障害(35%)であり、続いて気分障害(24%)。
看護師の安部氏が精神科の罪についてのエッセイを書かれていて、重要な指摘をされています(掲載許可をいただいております)ので、こちらに記載したいと思います。
『国内の精神病者を1/2 数を減らすことができる。それ以上の数を減らすことができる。方法は、1つ。それは精神科医の人数を減らすことだ。
精神科医療の世界では、意外にも知られていないが非常識な日本とレッテルを貼られている。現在世界には精神科ベット数160万床のベット数がある。その中で日本のベット数は、35万床もある。入院日数においても先進国の入院日数は、平均1か月以内に対し日本は、平均入院日数9カ月も入院させている。異常なことだ。
精神病院大国と世界中から揶揄されてもまったく反論の言葉がでない。なぜ現代において先進国である日本がこれまでも海外と大きな違いの差があるのか?
情けない話だが多くの原因は、経営的に利益を求める精神科医が増えたからだ。精神病院の場合は、ベット数増やせば増やすほど利益が出やすい構造になっている。入院施設をもたないクリニックでも十分な利益ができるので精神科のクリニックを開院があとに絶たない。山の手線を走る車窓から見ればいかに精神科クリニックの数の多さがわかる。
皆さん憶えているだろうか?「鬱は、心の風邪」このキャッチコピー
それまでの精神科受診に対する偏見や誤解を解くため精神科の受診を敷居低くして誰でもが困ったら精神科への受診をするために出来た言葉。だがそれは、表向きの話。実は1999年頃新しい抗うつ薬が発売された。その薬を使用してもらいたい製薬会社と精神科医の計画だった。目論見通り全国的に精神病についてTVなど報道特集など組まれ気軽に精神科に受診ができるようになった。
だが私は、気軽さの危うさを警鐘する。なぜならば診断が未確定でも本人の主訴に合わせた薬物療法が初診から処方されるのだ。薬が必要でないケースもある。生活の改善や対話などで治癒する場合もある。体調がすぐれないからといってご自身で精神科を選択は、してはいけない。まずはどんな状態でも内科に受診しましょう。』
精神科医療の世界では、意外にも知られていないが非常識な日本とレッテルを貼られている。現在世界には精神科ベット数160万床のベット数がある。その中で日本のベット数は、35万床もある。入院日数においても先進国の入院日数は、平均1か月以内に対し日本は、平均入院日数9カ月も入院させている。異常なことだ。
精神病院大国と世界中から揶揄されてもまったく反論の言葉がでない。なぜ現代において先進国である日本がこれまでも海外と大きな違いの差があるのか?
情けない話だが多くの原因は、経営的に利益を求める精神科医が増えたからだ。精神病院の場合は、ベット数増やせば増やすほど利益が出やすい構造になっている。入院施設をもたないクリニックでも十分な利益ができるので精神科のクリニックを開院があとに絶たない。山の手線を走る車窓から見ればいかに精神科クリニックの数の多さがわかる。
皆さん憶えているだろうか?「鬱は、心の風邪」このキャッチコピー
それまでの精神科受診に対する偏見や誤解を解くため精神科の受診を敷居低くして誰でもが困ったら精神科への受診をするために出来た言葉。だがそれは、表向きの話。実は1999年頃新しい抗うつ薬が発売された。その薬を使用してもらいたい製薬会社と精神科医の計画だった。目論見通り全国的に精神病についてTVなど報道特集など組まれ気軽に精神科に受診ができるようになった。
だが私は、気軽さの危うさを警鐘する。なぜならば診断が未確定でも本人の主訴に合わせた薬物療法が初診から処方されるのだ。薬が必要でないケースもある。生活の改善や対話などで治癒する場合もある。体調がすぐれないからといってご自身で精神科を選択は、してはいけない。まずはどんな状態でも内科に受診しましょう。』
ぜひ、日本とドイツのベット数と平均入院日数を比較してみてください。日本は多すぎますね・・。結局、お金儲け目当てで、野心がありすぎということですね・・。
ドイツで野心がありすぎな歴史的人物といえば・・そう、息子も明日歴史の試験が、1932年から1939年ごろまでのナチス時代ですので、『あ・・もうやだ・・』と言っていますよ・・ドイツの歴史の試験は、自分なりの解釈を論述するのです。そうです!ヒードラーさんです。(「ヒトラー」「ヒードラー」「ヒュードラ」「ヒドラルチェク」などの姓は東方植民したボヘミアドイツ人、およびチェコ人・スロバキア人などに見られるとも言われる。ウィキペディア)ウィキペディアを見る限り、この方も相当、精神不安症であったようで、面白いことは、ドイツの進学校ギムナジウムに不合格だったり、数学で落第をしたりしたようです。また、50歳ごろの健康状態について書いてある内容が興味深く・・
『1933年頃になると消化器官の不調に悩まされ、50歳に近づいた1936年頃には胃けいれん、不眠、とめどない放屁に加え、足の湿疹にも悩まされるようになる。』
とめどない放屁・・!!
(息子が言っていますよ・・ママが余計な情報を言うから、それを書いてしまいそうだ・・)
ソーセージもお好きだったと書かれているので、これは消化にとってはまずいですね・・現在でも過敏性腸症候群になるドイツ人が多いと言われていますので、この時代からもうすでに多かったのかな・・精神不安症の問題も、腸にも多大な影響を及ぼしますので、これは大変です!
その後、私は、精神保健の歴史を調べたり、古代エジプト医学のエーベルス・パピルスにすでに精神障害の記述(Book of Heartsと呼ばれる章には、うつ病や認知症のような精神障害についての記述が詳細に書かれている。これらの記述は、エジプト人が精神と肉体の疾患を同じように捉えていたことを示唆している。)があることも知りました。
また、ドイツの王家には、多くの精神病患者がいたという指摘をされているブログもありました。観光で有名な場所である、ドイツのノイシュヴァインシュタイン城も、精神の病があるルートヴィヒ2世のただの無駄遣いだったのですね・・。
ルートヴィヒ2世はこの城の他にも、リンダーホーフ城、ヘレンキームゼー城の建設を始め、さらにはノイシュヴァンシュタインよりも高い岩山の上にさらに壮大なファルケンシュタイン城を建設する計画をたてており、その上オリエント風の宮殿も建設したいと考えていた。これらの建設費用はプロイセン王国によるドイツ統一を支持した見返りとしてビスマルクから送られた資金などを中心に、ほぼ王室費から支出され、バイエルン政府の国庫とは別会計ではあったものの、王室公債などを乱発して借金を積み重ねた。プロイセンに対し普墺戦争の損害賠償を未だ抱えていたバイエルン政府はこれに危機感を募らせ、最終的に首相ルッツらは、ルートヴィヒ2世を形ばかりの精神病鑑定にかけ、統治不能としてベルク城に軟禁した。その翌日、王は主治医とシュタルンベルク湖畔を散歩中に謎の死を遂げた。王がノイシュヴァンシュタイン城に居住した期間は、わずかに172日間であった。
この城は軍事拠点としての「要塞」としてではなく、また政治や外交の拠点としての「宮殿」として建設されたものでもなく、後述のようにルートヴィヒ2世のロマンティック趣味のためだけに建設されたもので、ドイツの城館に本来は必ずあるべき小聖堂や墓地がこの城にはなく、玉座を後回しにしてもヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が建設されるなど、実際の住居としての居住性はほとんど考慮されておらず、施設としての実用性は無視された設計になっており、居住にも政務にも(もちろん軍事施設としても)不向きな城である。
この城は軍事拠点としての「要塞」としてではなく、また政治や外交の拠点としての「宮殿」として建設されたものでもなく、後述のようにルートヴィヒ2世のロマンティック趣味のためだけに建設されたもので、ドイツの城館に本来は必ずあるべき小聖堂や墓地がこの城にはなく、玉座を後回しにしてもヴィーナスの洞窟と名付けられた人工の洞窟が建設されるなど、実際の住居としての居住性はほとんど考慮されておらず、施設としての実用性は無視された設計になっており、居住にも政務にも(もちろん軍事施設としても)不向きな城である。
竹下先生も時事ブログや講義などで、世の中の価値観を逆転させる・・というニュアンスの内容を発言されています。私もいつも世の中のピラミッド構造を疎ましく思っていて、直接人の命や教育に従事する方のお給料こそ、最高レベルの報酬にするべきであり、ボタン一つで金融を動かしている方、事務的サインをしているだけの方の報酬は高い必要はないと考えています。
医療従事者といっても、医師、看護師、准看護師、介護福祉士、介護職員とピラミッド方式になっていると思いますが、これもよくなくて、その人の適正や性格、人格によって分けるべきであり、すべて同じレベル、お給料も同じレベルにするならば、現在、中学受験での御三家、東大理科三類をめざして躍起になっている野心のある教育熱心な親御さんたちは、受験でやきもきする必要性がなくなるわけですよね・・。果たして、医師と介護職員のお給料が同じだとしたら、東大理科三類を目指している学生は、どちらの職業を選ぶのだろうか?医師なのか?介護職員なのか?とても興味深いです!!
本日の音楽は・・
純正律の曲から選んでみました。
フォーレのラシーヌ讃歌です。
9月17日ごろは最後の夏日でもあり、ベルリンのシュプリー川のそばで、ミントのハーブ入りのレモネードを飲みながら、次の第71楽章はどんな記事を書こうかな・・と思い巡らしていると、なんと、あちらの方から、スーツ姿の5人組ぐらいが、歩いてくるではありませんか・・こんな夏日にスーツ姿は暑いだろうに・・と思っていると、あれ?どこかで見たお顔・・コロナ時代、メディアでよく見るお顔・・なんと、シュパーンドイツ連邦健康大臣ではないですか・・。カフェの周りの人たちも、ザワザワ見ていました。そうです!決めました! 第71楽章は、医療関連の記事を書こうと・・。
第71楽章は、日本とドイツの精神病棟を比較してみたら・・です。