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ぴょんぴょんの「『自衛隊の闇組織』を読んだ」 〜〈別班〉という存在
お賽銭マンの名前遍歴
秘密情報部隊〈別班〉の正体
やっぱ、そうか。
おれも、アマ◯ンの書評に目を通してみた。
「自衛隊の闇組織」については、 肯定的なのもあるが、否定的なのもいっぱい。
たとえば、
「妄想のかたまり 匿名ばかりで読む価値なし ネットに転がってる与太話」
「このての本はレビューの低評価通り、買うに値しない。
題名見ただけで内容が見えてしまう。レビュー通りやっぱりね。」
「左向きの人が書いた妄想だらけの本。お金を出して読む価値はないと思う」
(Amazon)
そうか、こりゃ、買っても損するかもしれんぞ。
ついこないだ、買ってすぐにゴミ箱行きになった本もあったからなあ。
で、結局、おれも「買わん!」って思った。
おれも、アマ◯ンの書評に目を通してみた。
「自衛隊の闇組織」については、 肯定的なのもあるが、否定的なのもいっぱい。
たとえば、
「妄想のかたまり 匿名ばかりで読む価値なし ネットに転がってる与太話」
「このての本はレビューの低評価通り、買うに値しない。
題名見ただけで内容が見えてしまう。レビュー通りやっぱりね。」
「左向きの人が書いた妄想だらけの本。お金を出して読む価値はないと思う」
(Amazon)
そうか、こりゃ、買っても損するかもしれんぞ。
ついこないだ、買ってすぐにゴミ箱行きになった本もあったからなあ。
で、結局、おれも「買わん!」って思った。
本の題名どおり、〈別班〉は陸上自衛隊所属の、極秘組織で、秘密も秘密、ヤブの中。
〈別班〉のことを政治家や自衛官に聞いても、みな口をそろえて「過去にも現在にもそんな組織はない」というばかり。人によっちゃ、〈別班〉って口にするだけで、にらまれたり、脅されたり。とにかく、「触れるな」って組織なんだ。
〈別班〉のことを政治家や自衛官に聞いても、みな口をそろえて「過去にも現在にもそんな組織はない」というばかり。人によっちゃ、〈別班〉って口にするだけで、にらまれたり、脅されたり。とにかく、「触れるな」って組織なんだ。
共同通信・防衛省担当の石井暁氏が、なじみの自衛隊幹部の口から〈別班〉という単語を初めて耳にしたのが、2008年だった。
〈別班〉? なんだ、そりゃ?
しかし、誰に聞いても、〈別班〉が何なのか教えてくれない。
どころか、そんなもの、存在しないとまで言われる。
5年半のあいだ、会社の取材費も相当使った。
それで、1行も書けなかったら終わりだ。
「こんな途方もない情報をどう裏付けて、本当に記事として成立させられるのかと。
社内を説得させることも含めて、原稿にできるのかと」、石井氏はあせった。
(BLOGOS)
〈別班〉? なんだ、そりゃ?
しかし、誰に聞いても、〈別班〉が何なのか教えてくれない。
どころか、そんなもの、存在しないとまで言われる。
5年半のあいだ、会社の取材費も相当使った。
それで、1行も書けなかったら終わりだ。
「こんな途方もない情報をどう裏付けて、本当に記事として成立させられるのかと。
社内を説得させることも含めて、原稿にできるのかと」、石井氏はあせった。
(BLOGOS)
しかし、彼の使命感がそれを許さなかった。
石井氏「ジャーナリズムの最大の使命は権力監視です。日本の最大の実力組織は自衛隊であり、防衛省、自衛隊を監視するのは最も大切な仕事だと思っています。」(BLOGOS)
石井氏「ジャーナリズムの最大の使命は権力監視です。日本の最大の実力組織は自衛隊であり、防衛省、自衛隊を監視するのは最も大切な仕事だと思っています。」(BLOGOS)
そうして、5年半、地道な取材を続け、慎重な事実確認と裏付け取材によって、ついにその日が来た。
「特別秘密保護法」成立間近の2013年11月28日、彼の記事は21の新聞社の1面トップを飾った。題して「陸自、独断で海外情報活動/首相、防衛省に知らせず/文民統制を逸脱/自衛官が身分偽装」。
「特別秘密保護法」成立間近の2013年11月28日、彼の記事は21の新聞社の1面トップを飾った。題して「陸自、独断で海外情報活動/首相、防衛省に知らせず/文民統制を逸脱/自衛官が身分偽装」。
(詳報)共同◆陸自、独断で海外情報活動/首相や防衛相に知らせず/文民統制を逸脱/民主国家の根幹脅かす http://t.co/m4MzPd4qGV 「陸上幕僚長経験者、防衛省情報本部長経験者ら複数の関係者が共同通信の取材に証言した。」 pic.twitter.com/O7emmjy9tV
— パグさん♪ (非常事態宣言継続中🌴) (@fvjmac) November 28, 2013
しかも、命がけだった。
懇意だった元将官からは「〈別班〉は恐ろしい組織で、虎の尾を踏むと、お前を消すぐらいのことはする」と脅され、石井氏も「自衛隊の最も恐ろしい部分を見た気がします。本当に恐ろしいです。月並みな表現だが、身の毛がよだつと言うか」と話している。
(BLOGOS)
懇意だった元将官からは「〈別班〉は恐ろしい組織で、虎の尾を踏むと、お前を消すぐらいのことはする」と脅され、石井氏も「自衛隊の最も恐ろしい部分を見た気がします。本当に恐ろしいです。月並みな表現だが、身の毛がよだつと言うか」と話している。
(BLOGOS)
1 陸上自衛隊には「陸上幕僚監部運用支援・情報部別班」(以下、〈別班〉)と呼ばれる組織図にない秘密情報部隊が存在する。
2 数十人いるメンバー全員が陸自小平学校の「心理戦防護課程の修了者」である。
3 冷戦時代からロシア(当時はソ連)、中国、韓国、東欧などに拠点を設け、身分を偽装した自衛官が情報活動を行っている。
4 自衛隊はこの活動を首相や防衛庁長官にも知らせずに独断で行っており、文民統制(シビリアン・コントロール)を大きく逸脱する行為である。
5 〈別班〉の活動資金に関して予算上の処理等が不明確である。
6 〈別班〉は「米軍と密接な関係にある」と指摘する関係者が多い。
しかしだ、そんな苦労までしたのに、世間やテレビが騒いだのは一時的。すぐに火は消され、内閣、防衛省、自衛隊のすべてが「別班なんて存在しない」の一点張りで、あれから少しも進展していない。(ダ・ヴィンチニュース)
あの記事を書いた当時、石井氏がどんなにきわどい立場だったか、わかるか?
記事、発表後の、旧知の陸上自衛官の忠告でもよくわかる。
「隊内の反響が、凄まじいことになっている」
「最低限、尾行や盗聴は覚悟しておけ」
「ホームで電車を待つ時は、最前列で待つな」
(現代ビジネス)
記事、発表後の、旧知の陸上自衛官の忠告でもよくわかる。
「隊内の反響が、凄まじいことになっている」
「最低限、尾行や盗聴は覚悟しておけ」
「ホームで電車を待つ時は、最前列で待つな」
(現代ビジネス)
だが、彼が今まで殺されずに来てるのは、もしかしたら、自衛隊の中に味方がいるのかもしれない。彼を支持するヤツが、存在するのかもしれない。
石井氏「自衛隊幹部って実はかなりリベラルな人が多いし、防衛大の教育も非常にリベラル。『自衛隊は当然必要だが、(別班は)おかしい』という問題意識」をもつヤツもいる。(BLOGOS)
石井氏「自衛隊幹部って実はかなりリベラルな人が多いし、防衛大の教育も非常にリベラル。『自衛隊は当然必要だが、(別班は)おかしい』という問題意識」をもつヤツもいる。(BLOGOS)
〈別班〉がバレても、日本も自衛隊も守ってくれない
実際に、〈別班員〉がロシアで捕まったら、どうなるか?
生き残る方法は、ただ一つ、ロシアに寝返って、二重スパイになるしかない。
外務省で情報活動をしていた、佐藤優(まさる)氏はこう言っている。
「『(外国政府から)摘発される事案がでてきていないということは、取り込まれているのではないか』と。少年探偵団はだから危ないんですよ。」
(エコーニュース)
生き残る方法は、ただ一つ、ロシアに寝返って、二重スパイになるしかない。
外務省で情報活動をしていた、佐藤優(まさる)氏はこう言っている。
「『(外国政府から)摘発される事案がでてきていないということは、取り込まれているのではないか』と。少年探偵団はだから危ないんですよ。」
(エコーニュース)
たしかに、今の時代、海外に出向いて情報を取る組織も、必要かもしれない。
ただ、石井氏は言う。「もし必要であるなら、今のような非公然の組織で総理大臣にも防衛相にも知らせていないなんていう状況を無くすべきです。総理大臣、防衛相の認識の下で、海外でも情報活動が必要であると国民、あるいは国会が認めるのであれば、堂々と活動すべきだと思います」「加えて、危険性に関する議論も忘れてはなりません。拘束されたときに国家としてどう責任取るのか。そうしたことを突き詰めて議論すべきです。」(BLOGOS)
ただ、石井氏は言う。「もし必要であるなら、今のような非公然の組織で総理大臣にも防衛相にも知らせていないなんていう状況を無くすべきです。総理大臣、防衛相の認識の下で、海外でも情報活動が必要であると国民、あるいは国会が認めるのであれば、堂々と活動すべきだと思います」「加えて、危険性に関する議論も忘れてはなりません。拘束されたときに国家としてどう責任取るのか。そうしたことを突き詰めて議論すべきです。」(BLOGOS)
さらに、〈別班〉になるまでの人格改造についても、石井氏は言う。
「可哀そうですよ。自衛官と言えど、一国民です。そういう人を洗脳したり人格を変えていいのかと。家族にも心の中で壁を作っちゃう人にして、どう責任を取るのかと思います。自衛官ならやむを得ないのか。とてもそうは言えない。本人と家族が可哀そうですよ。」
(BLOGOS)
「可哀そうですよ。自衛官と言えど、一国民です。そういう人を洗脳したり人格を変えていいのかと。家族にも心の中で壁を作っちゃう人にして、どう責任を取るのかと思います。自衛官ならやむを得ないのか。とてもそうは言えない。本人と家族が可哀そうですよ。」
(BLOGOS)
今は、「特定秘密保護法」も立ちはだかってるしな。
佐藤優氏もこう言ってる。
「インタビューに答えたこの陸幕長、それから情報本部長は(特別秘密保護法によって)秘密漏えいに問われますからね。10年の懲役に縛られるわけです。ですから、特定秘密保護法の議論をしている時に、共同通信が大きなスクープをやったことは、非常に重要な意味ある。」
(エコーニュース)
佐藤優氏もこう言ってる。
「インタビューに答えたこの陸幕長、それから情報本部長は(特別秘密保護法によって)秘密漏えいに問われますからね。10年の懲役に縛られるわけです。ですから、特定秘密保護法の議論をしている時に、共同通信が大きなスクープをやったことは、非常に重要な意味ある。」
(エコーニュース)
石井氏もこう話している。
「今だったら別班の取材はできなかったと思います。」
「逮捕されるなら『真実を求めたジャーナリスト』としてヒーローになれるからいいんでしょうけど、本当に私たちが怖いのはガサ(家宅捜索)です。会社に置いている取材メモを捜査機関に持っていかれたら終わりなんです。ニュースソースを守れないのです。」(BLOGOS)
「今だったら別班の取材はできなかったと思います。」
「逮捕されるなら『真実を求めたジャーナリスト』としてヒーローになれるからいいんでしょうけど、本当に私たちが怖いのはガサ(家宅捜索)です。会社に置いている取材メモを捜査機関に持っていかれたら終わりなんです。ニュースソースを守れないのです。」(BLOGOS)
共同通信✍石井暁防衛省担当編集委員「大臣は嘗て脱原発の考え方をお持ちでしたが現在は⁉」@konotarogomame防衛大臣「所管外です」
— 田中康夫🐾Lottaの執事🐶 (@loveyassy) September 12, 2019
共同「一政治家として」
太郎「所管外です」
共同「一政治家として」
太郎「結構です」
共同「何で答えられない」
太郎「閣僚ですから」
つえ~😱この記者何なんだ❣ pic.twitter.com/B63tOsZw1j
首相も防衛大臣も知らない陸上自衛隊秘密情報機関「別班」が報道される。実は、その別班らしき人物の妻の兄と私は知り合いです。いくつものビザは偽名で海外、敢えてどこか言いませんが工作活動をしています。草 pic.twitter.com/5BeeqX2EET
— 𓉤箱コネマン𓁷 (@HAKOCONNEMAN) September 12, 2019
タブーであることも、知らなかった。
しかし、真のジャーナリスト魂をもち、命の危険もかえりみず、タブーに切り込んだ記者がいた。
どこの分野にも、絶滅危惧種が生き残っている、と救われた気がした。