竹下雅敏氏からの情報です。
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Covid-19重症化の遺伝的危険因子が見つかる。ネアンデルタール由来で、東アジア人はほとんどが持たない。ーー今日発表のネイチャー論文 https://t.co/B02ojhMUko
— 🐧 (@picocog) September 30, 2020
論文の図3。この因子を持つ人の比率。インドやばい。 pic.twitter.com/3Vf7NRZ0tr
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一番多いのは、バングラデシュ人の63%がこの因子を持っており、イギリスにおいてバングラデシュ系の人の死亡率は一般の倍。(論文より)
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よく読むとこの因子の発見自体は6月発表のNEJM論文https://t.co/OptdrsLGjQ
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で、今回のネイチャー論文ではその因子がネアンデルタール由来であることを突き止め、その因子のある領域についてのもっと以前の調査から図3のように分布がわかったということらしい。
この因子を持っていると入院が必要になる確率が1.6倍になるということのようだ。日本でもたくさん死んでるし、これだけで重症化が決まるわけではないのは言うまでもないので念のため。
— 🐧 (@picocog) September 30, 2020
それと、人類の祖先がネアンデルタールというほどの話ではなくて、人類とネアンデルタールは過去に一部混血化したということで、これはよく知られている。
— 🐧 (@picocog) September 30, 2020
マスク着用の効果が大きいことは当然ですが、ウォシュレットが普及していることも大きいのかも知れません。空気感染がほぼ間違いない以上、トイレが清潔なのは、感染症対策として重要であるように思われます。
肥満の度合いが重症化に大きな影響を与えることが知られているので、日本の食文化が感染予防、重症化抑制につながった可能性があります。緑茶、海藻は新型コロナウイルスの予防に良く、納豆は「ウィルス増殖抑制」効果があるということでした。
しかし、これらの事実は日本での抑止効果を説明出来ますが、東アジアでの抑止力の説明にはなりません。ファクターXは謎のままです。BCG効果だという説がありますが、私は怪しいと思っています。
今回、「Covid-19重症化の遺伝的危険因子」が見つかり、“東アジア人はほとんどが持たない”ことが分かったということです。ファクターXは、これかも知れない。