注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
欧州連合(EU)のジョセップ・ボレル外務・安全保障政策上級代表は、ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領の就任式は民主的正当性を欠いており、ベラルーシの危機を深めるとの声明を表した。
ボレル氏の声明では「EUはベラルーシでの8月9日の大統領選挙は自由でも公正でもなかったことを再確認する。EUは改ざんされた結果を認めない。これに基づき、所謂2020年9月23日の就任式およびルカシェンコ氏が主張する新しい(大統領の)権限は、なんらかの民主的正当性を欠いている」と述べられている。
法律によると、大統領の就任式は選挙日から2ヶ月以内に行われなければならない。
23日、ベラルーシ国営ベルタ通信は、ルカシェンコ氏が大統領に就任し、ベラルーシ中央選挙管理委員会の委員長がルカシェンコ氏に証明書を渡したと報じた。
ルカシェンコ氏の就任式は首都ミンスクで事前告知なしで行われた。法律によると国営テレビは就任式を中継しなければならないが、就任式ではなくドラマを放送した。
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は先月、ベラルーシ電信局BelTA.を通じて、世界銀行とIMFが「コビド救済援助」という形で9億4000万ドルの賄賂を彼に提供したと述べました。9億4000万ドルと引き換えに 世界銀行とIMFは ベラルーシ大統領に次のことを要求しました。
- 国民に「極度の監禁」を課した。
- マスクをさせる
- 厳しく取り締まる
- 警察国家
- 経済をつぶす
ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領はこの申し出を拒否し、そのような申し出を受け入れることはできず、IMFや世界銀行のニーズよりも国民を優先すると述べた。
(中略)
ベラルーシに当てはまるのであれば、世界の他の地域にも当てはまります。IMFと世界銀行は、1ドル1セントですべての国のインフラを買い取るつもりで、すべての主要な経済をクラッシュさせようとしています。
欧米のマスコミから叩かれまくっているベラルーシの大統領ルカシェンコ氏が、通信社BelTAに話した内容。
— wake up, stand up (@bmdurg) September 17, 2020
「世界銀行とIMFは、COVID Relief Aidと称する940ミリオンUSドルと引き換えに
厳重なロックダウン政策
マスク着用の強制
限界な門限と外出禁止令
警察国家の構築
経済破壊
を要求してきた」 pic.twitter.com/kimFSDXP39
「IMFと世界銀行は、各国のインフラを資産をビジネスを、二束三文で買い叩くために、すべての主要経済を破壊したいと考えているのだ」
— wake up, stand up (@bmdurg) September 21, 2020
IMFと世界銀行の裏にいるのは、もちろん特定の属性とアジェンダを共有して緩やかに連帯する、あの集団。ホロコ神話を宣伝し続けることで利益を得ているあの集団。 pic.twitter.com/cF1cAgMg7a
ロシアのプーチン大統領は、9月14日にルカシェンコ大統領とソチで会談、ルカシェンコ大統領への支持を示すとともに、ベラルーシに15億ドル相当の融資を行うことで合意しました。この時、プーチン大統領は「ベラルーシ国民は外部からの刺激や圧力を受けることなく、対話を通じて冷静にこの状況を整理し、共通の解決策を見いだすことが望ましい」と語っています。
何が起こっているのかですが、“厳しいロックダウンを条件に、世界銀行とIMFが「コビド救済援助」という形で、ルカシェンコ大統領に9億4000万ドルの賄賂を持ち掛け、ルカシェンコ大統領はこの申し出を拒否した”というのです。記事では、「IMFと世界銀行は…経済をクラッシュさせようとしています」と言っています。
フランス財務上級監査官のフランソワ・アスリノ氏の動画をご覧ください。動画の、-13分27秒~-12分25秒の所で、問題のルカシェンコ大統領の証言が出て来ます。
この動画の要点を、翻訳しているブログがありましたので、ぜひご覧ください。