画像の出典: pixabay 「ヨーガ・スートラ」の二つの三昧体系と対応する界層 〜「尋」「伺」「楽」「我想」、「有種子」「無種子」とは 2020/12/01 10:30 PM アーユルヴェーダ, アーユルヴェーダの解説('20/5〜), 哲学・宗教 / *社会, 社会, 竹下氏による執筆記事, 霊的世界 ツイート Facebook 印刷 画像以外転載OK( 条件はこちら ) 竹下雅敏氏からの情報です。 アーユルヴェーダの解説シリーズの24回目です。22回目は「仏教の禅定階梯」を説明しました。今回は、ヨーガ・スートラの二つの三昧体系を解説します。 「解説ヨーガ・スートラ 佐保田鶴治著 平河出版」によると、その二つの三昧体系は次のようです。 A(1.17-19) Ⅰ 有想三昧 1.有尋三昧 2.有伺三昧 3.有楽三昧 4.有我想三昧 Ⅱ 無想三昧 B(1.42-51) Ⅰ 有種子三昧 1.有尋定 2.無尋定 3.有伺定 4.無伺定 Ⅱ 無種子三昧 「尋」は心の粗大なはたらき、「伺」は微細なはたらきと定義されるのですが、図をご覧になると、その違いがはっきりと分かるでしょう。「伺」はメンタル界の三昧(定)で、「尋」はアストラル界以下の三昧(定)になります。「楽」は意思(マナス)、「我想」は我執(アハンカーラ)に対する三昧です。 「無種子」はジーヴァ(個我)との合一の三昧で、それ以外が「有種子」でサンスカーラ(行)を含む三昧なのです。 このように「ヨーガ・スートラ」の三昧体系は非常に明快なもので、無種子三昧を実現することで、「人」から「神」への昇格を果たすのです。 次回は、寄り道ではなく本来のアーユルヴェーダの解説に戻ります。 (竹下雅敏) ———————————————————————— 【三昧の階梯A】 PDF出力 【三昧の階梯B】 PDF出力 前回へ 「アーユルヴェーダの解説」 の一覧 次回へ
「解説ヨーガ・スートラ 佐保田鶴治著 平河出版」によると、その二つの三昧体系は次のようです。
1.有尋三昧
2.有伺三昧
3.有楽三昧
4.有我想三昧
1.有尋定
2.無尋定
3.有伺定
4.無伺定
「無種子」はジーヴァ(個我)との合一の三昧で、それ以外が「有種子」でサンスカーラ(行)を含む三昧なのです。
このように「ヨーガ・スートラ」の三昧体系は非常に明快なもので、無種子三昧を実現することで、「人」から「神」への昇格を果たすのです。
次回は、寄り道ではなく本来のアーユルヴェーダの解説に戻ります。