疲弊している医療従事者たちの現場の声 ~「#我々は医療廃棄物では無い」とするTwitterデモ

竹下雅敏氏からの情報です。
 「#我々は医療廃棄物では無い」とするTwitterデモ(12日15時~22時)があり、注目しています。現場の医療従事者がキチンと声を上げないと、無能を絵に描いたような政府の対応は何も変わりません。
 現場が疲弊している様子は、冒頭の「日本看護管理学会より国民の皆さまへ」と題する声明やツイートの内容から分かります。新型コロナウイルス感染症の対応で大変な事のひとつは、“通常なら、看護師以外の人が担う仕事も、コロナウイルス患者の病室に入る仕事の多くは看護師が対応している”こと。引用元の声明では、「ただ看護に専念させて欲しい」とあり、“医療現場を守るのはナースだけではありません。チーム医療を構成する多くの職種の人々との協働体制を、取り戻す必要があると考えます”と現状を訴えています。
 分かり易く表現すれば、“トイレ掃除は看護師の仕事ではない”のです。コロナ以前の日常の業務でも忙しいところへ、コロナによって防護服着用の上に、本来ならする必要の無い雑務が増え、その上にボーナスは減らされるという仕打ちなのです。
 おたんこナースさんのツイートには、「手作りのビニールガウン着せられて。これで介助してうつるなってか」という一文があります。ちゃんとした防護服が支給されている所は、まだマシなのかもしれません。
 医療従事者の心を折るのは、「Go To」で遊んで感染した人たちの治療までしなければならないこと。口には出しにくいが、これはかなりのストレスになります。政府は「Go To」に関して、“感染拡大の主要な要因とのエビデンス(証拠)は存在しない”と主張しているのですが、“英科学者チームがウイルスの遺伝子配列を解析した結果、感染再拡大は旅行が原因と結論付けた”とのことです。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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日本看護管理学会より国民の皆さまへ
ナースはコロナウイルス感染患者の最後の砦です
引用元)
国民の皆さま、ナースが危機を迎えています。コロナウイルス に感染した患者さんの最も近くにいるのはナースです。この長期戦の中、ナースは身も心も 疲弊してきています。
(中略)
国民の皆さまにお願いいたします。
 ● 皆さまには、 ご自分の健康と医療現場を守るため、なお一層の慎重な活動をしていただきたい。
 ● 医療専門職として、感染予防には留意しております。私たちを偏見の目で見ることはやめていただきたい。
 ● また、もしも一旦仕事から離れている私たちの仲間が、看護の仕事に戻ってこようと思うときには、周囲の方にはぜひご理解いただき、この窮状を救う意志のあるナースを温かく送り出していただきたい。
 
ナースは、コロナ ウイルス 感染患者 の最後の砦です。ご協力をお願いいたします。

2020年12月10日
一般社団法人 日本看護管理学会
理事長 別府千恵
(以下略)
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配信元)
 
 
 
 
 


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感染再拡大、旅行が原因 英、遺伝子解析で結論―新型コロナ
引用元)
【ロンドン時事】英スコットランド自治政府のスタージョン首相は9日の記者会見で、今夏以降の新型コロナウイルスの感染再拡大は旅行が原因だったと発表した。英科学者チームがウイルスの遺伝子配列を解析した結果、夏季の旅行によって英国内外からウイルスがスコットランドに持ち込まれたと結論付けた。クリスマス休暇を前に、不要不急の旅行の自粛を住民に改めて呼び掛けた。

感染拡大中の日本では、政府が推進する観光支援策「Go To トラベル」をめぐり、菅義偉首相が「感染拡大の主要な要因とのエビデンス(証拠)は存在しない」と主張している。スコットランドの調査結果は日本の議論にも一石を投じる可能性がある。
(以下略)
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配信元)
 
 
 
 

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