2020.11.6
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【新型コロナは"空気感染"です】
『西村秀一先生が学会で講演』https://t.co/BvXkdVjSal
「COVID-19の感染様式として接触感染および飛沫感染が重視されている。西村秀一氏は、SARS-CoV-2は空気媒介感染によって伝播されると、厚生労働省のアドバイザリー・ボードが使用している『マイクロ飛沫感染』という造語は非科学的であると完全に否定した。」
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「感染様式には大まかに次のものがある」
「鼻腔粘膜への手指を介したSARS-CoV-2の接触感染について、西村氏は『通常、手指が触れる範囲は鼻前庭に限られるが、そこは組織学的には粘膜ではなく鼻毛も存在するような皮膚でウイルスの侵入は難しい。さらに奥に挿入してもようやく粘膜に届く程度で、感染効率は極めて悪いはずである』と説明した」
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「しかし、SARS-CoV-2の感染経路として接触感染がことさら強調されている。シミュレーションモデルとしてSARS-CoV-2に見立てた大量の蛍光塗料を手に塗布し、接触によって塗料があちらこちらに拡散していく実験映像がしばしば用いられる。」
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「これについて、西村氏は『手指に付着した活性を持つウイルスが、あのような極端な多量であることは考えられず、非現実的である』と述べ、蛍光塗料を用いた実験は素人によるミスリードだと断言した。」
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★WHOは換気不十分下での空気感染の可能性に言及
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「ヒトのくしゃみを高速度で連続撮影すると、極めて短い時間における飛沫の動きが見える。それらは3つに大別して考えることができる。」
「①重力で短時間に放物線運動で落下する大きな飛沫②長い時間をかけてゆっくり沈降するより小さな飛沫③粒子径が小さく最初から空気中に浮いてエアロゾルとなっているより微細な飛沫―。」
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「①の大きな飛沫を吸い込むには、極めて短時間かつ掃除機並みの吸引力または逆立ちの姿勢を取る必要があり、例外を除き感染にはほとんど寄与しない。」
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「一方、③はもとより②であっても空気の流れに乗れば落下せず、これらの浮遊している飛沫を吸い込む経路での感染が空気感染で、ウイルスを含む粒子に注目すれば、エアロゾル感染である。」
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「SARS-CoV-2に関して空気・エアロゾル感染の可能性が考えられた例として、次のような事実が知られている。」
「窓を閉め切った室内で高齢者ら30人が会議を行いSARS-CoV-2に感染し沖縄初のクラスターとして報じられた例、中国・湖南省の長距離バスで発生したクラスターをめぐる研究において、COVID-19患者から4.5m離れた座席にいた乗客が感染していた例。」
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「さらに中国・広州市のレストランでの感染例を調べると、空調の流れに沿ったテーブル席の客だったという報告(Emerg Infect Dis 2020; 26: 1628-1631)など枚挙に暇がない。」
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「そのため世界各地の研究者らは、空気感染対策を講じない限りSARS-CoV-2感染拡大に歯止めがかからないとしてWHOに対策の見直しを求めた。その結果、WHOはSARS-CoV-2が換気不十分な環境下でのairborne transmission(空気感染)である可能性に言及するに至った。」
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★エアロゾルは空気中に含まれる全ての粒子を指す用語
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「しかし、日本の専門家らはSARS-CoV-2が空気感染すると認めることをかたくなに拒んでおり、西村氏は『前述のような実例を説明するために、3密の概念を提唱した』と指摘した。」
「さらに、あくまで空気感染することを否定しようとする厚労省のアドバイザリー・ボードは、言葉を"マイクロ飛沫感染"に替えてCOVID-19の流行がマイクロ飛沫感染だということに終始した。」
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「それによると、マイクロ飛沫感染とは『微細な飛沫である5μm未満の粒子径が、換気の悪い密室等において空気中を漂い、少し離れた距離や長い時間において感染が起こる経路』であるという。」
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「またマイクロ飛沫感染は、長い距離でも感染が起こりうる結核菌や麻疹ウイルスで認められる空気感染とは異なるとわざわざ付記している。」
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「これに対し、西村氏は用語の誤りを指摘した。空気中に存在する全ての粒子を指す用語がエアロゾルで、飛沫、飛沫核のいずれもエアロゾルである(図)。あえて言えばマイクロ飛沫もエアロゾルであり、この新たな造語が科学用語の中に入り込む余地はないと西村氏は言う。」 pic.twitter.com/syDhGuz82u
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「エアロゾルを吸い込んで感染することをエアロゾル感染、空気の流れに乗って浮遊するエアロゾルを吸い込んで感染することこそが空気感染である。」
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「つまりエアロゾルに粒子径の定義はなく、大きさが問題ではないのだ。5μm未満または以上であっても空気の流れに乗って漂っていれば、その空気を吸って感染するリスクが生じる。」
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「西村氏は『アドバイザリー・ボードでは空気感染の定義を明確に示しておらず、ここでいうより"小さな飛沫"についてもなんら説明していない』と批判。」
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「さらに、マイクロ飛沫という概念について、"より小さな飛沫"が"5μm未満の飛沫"になっただけのものでしかなく、結局マイクロ飛沫感染はエアロゾル感染あるいは空気感染だといっているようなものだとし、マイクロ飛沫感染という用語を全面的に否定した。」
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「西村氏は『SARS-CoV-2の感染経路に空気感染またはエアロゾル感染が関連する意義は大きく、それが主な感染経路であることを素直に認め、それに基づいた対策を真摯に立てていくべき』と訴えた。」
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「さらに "空気感染"や"エアロゾル感染"という確立された科学用語があることを挙げ『学術において用語は極めて重要である。空気感染を否定した過ちを弁解するためだけに造った用語を安易に用いるべきでない』と注意を促した。」
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ツイートをご覧になると西村秀一氏は、「エアロゾルを吸い込んで感染することをエアロゾル感染、空気の流れに乗って浮遊するエアロゾルを吸い込んで感染することこそが空気感染である」とし、新型コロナは"空気感染"だと学会で講演したとのことです。
“続きはこちらから”の最初のツイートで西村秀一氏は、「日本の専門家らはSARS-CoV-2が空気感染すると認めることをかたくなに拒んでおり…あくまで空気感染することを否定しようとする厚労省のアドバイザリー・ボードは、言葉を"マイクロ飛沫感染"に替えてCOVID-19の流行がマイクロ飛沫感染だということに終始した」と言っています。
しかし、そのマイクロ飛沫感染とやらは、「微細な飛沫である5μm未満の粒子径が、換気の悪い密室等において空気中を漂い、少し離れた距離や長い時間において感染が起こる経路」だというのだから、これは「空気感染」そのものです。
そのうえで、“学術において用語は極めて重要である。空気感染を否定した過ちを弁解するためだけに造った用語(マイクロ飛沫感染)を安易に用いるべきでない”と指摘しています。
政治家は言うに及ばず、“厚労省の役人や日本の専門家ら”を昨年の4月の段階で、“アホなオッサンの集まり”と評してきたわけですが、今やこれは事実として認められたものと考えています。