精神科医のアンドリュー・カウフマンの詐術に絡めとられて、「SARS-CoV-2は存在しない」ことを真に受ける人たちが多いという現状

竹下雅敏氏からの情報です。
 「新型コロナウイルスは存在するのか、しないのか?」に関して、読者の方からこちらのブログを教えてもらったのですが、これが典型的な攪乱情報なのです。ブログ主に悪意はないと思いますが、ものの見事に精神科医のアンドリュー・カウフマンの詐術に絡めとられています。精神科医だけに人を催眠状態にするのが上手なのかもしれませんが、一人の精神科医が勝手に定義したウイルスの「単離」という言葉に、多くの人が混乱しています。
 いくつもの研究所で、SARS-CoV-2 は「培養細胞を使った方法」で単離されているのですが、アンドリュー・カウフマンは自分が定義した「単離」とは異なるから、SARS-CoV-2は単離されていないというのです。そこからSARS-CoV-2は存在しないに飛躍します。これを真に受ける人たちが多いという現状も、私には驚きです。
 地球が平たいと信じている人に、地球が丸いことを説得するのは無理だと思っています。新型コロナウイルスは存在しない。それはエクソソームだ。COVID-19などない、5Gが病気の原因だ。いや、コロナはただの風邪だ。何でもいいのですが、きちんと自分の頭で考えてください。
 新型コロナウイルスの感染者が見つかり、濃厚接触者をPCR検査で調べると、無症状なのに陽性の人がいます。本人はまったく自覚症状がないのに、肺の CT 検査を行うと肺炎像が認められる人がいます。2020年6月22日の記事では、“PCR検査で陽性だが最後まで無症状の人が37人いた。この37人中21人(56.7%)が肺に異常があった”という事でした。
 肺炎像があるということは、そこに細菌かウイルスが感染、増殖しているということです。細菌ではないことは検査ですぐに分かります。インフルエンザではないことも、昨日の記事のゼレンコ博士の「全員にインフルエンザのテストをしました。みんな陰性でした」という言葉が示すように簡単に分かります。この謎の肺炎の正体は何なのでしょう。
 武漢肺炎の当初では、医師たちはSARSに似た肺炎が流行っていると認識していたのです。さて、SARSでも新型コロナウイルスでもなく単にエクソソームなら、この肺炎はどの様にして起こるのでしょう。5Gだというなら、5Gで肺炎が起こるメカニズムを説明した論文を示してください。
 翡翠氏の記事によれば、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)の患者の気管支肺胞洗浄液を遠心分離機にかけ、その上澄み(上清)を濾過して得られたウイルスを、培養細胞(Vero E6細胞)に感染させます。この時、細菌の混入を防ぐために抗生物質を使います。生体外で培養する細胞には、栄養や成長因子(増殖因子)と呼ばれるタンパク質を豊富に含む「ウシ胎児血清」を加えます。“これがないと、細胞はほとんど増殖することができません”と書かれています。
 ウイルスは細菌とは異なり、自分で増殖することは出来ないのですから、ウイルスの培養には培養細胞を用いるほかはありません。しかし、このようにして培養細胞を用いて増殖させると、“培養液中に存在する遺伝子の99%が「ある1種類のウイルス(=SARS-CoV-2)」に由来する配列”になるとのことです。「単離したウイルスはクローンであり、増殖の間に変異は入るものの、基本的に同じ遺伝子配列を持つ均一のウイルス」なのです。
 こうしたウイルスが電子顕微鏡で撮影されていますが、新型コロナウイルスの存在を認めない人たちは、こうした写真に写っているものを、何だと考えているのでしょう。
 さて、精神科医のアンドリュー・カウフマンは、“もし、研究者がVero細胞やその他の培養法を使っていたら、彼らのプロセスは「単離(Isolation)」ではない”と言って、電子顕微鏡写真も遺伝子配列も全てを否定するのです。ウイルスを培養せずに、どうやったら「単離」ができるのかを、研究者どころか医師ですらないカウフマンに聞いてみたいものです。
 私から見ると、“部外者が、勝手にウイルスの「単離」を定義するなよ”という感じです。記事にあるように、「Vero 細胞や、その培養に必要なウシ胎児血清などを使用せずに単離(Isolation)した SARS-CoV-2 は存在するか?」という問い合わせがあったら、ウイルス研究者や CDC などの公的機関は「存在しない(そういった文書はない)」と答えるしかないのです。
 こうした公的文書の開示請求の「トリック」に関与している人達は、例外なく中国と関係を持っていると思っています。新型コロナウイルスが存在しないことで得をするのは、新型コロナウイルスという「生物兵器」を作り、ばら撒いた中国だからです。彼らの巧みな情報戦に、多くの人が惑わされているという事になります。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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大橋眞教授の「PCR検査が新型コロナ騒動を造り出した」「新型コロナ、無症状の人はウイルスを出さない」「新型コロナは無症状者から感染しない」「新型コロナウイルス、誰も単離できず、誰も新型コロナを見たものはいない」、という学者脳の妄想は全世界を敵に回す。
引用元)
(前略)
徳島大学の大橋眞教授のコロナ論、PCR検査論。「コロナはただの風邪」 「PCR検査は新型コロナでない常在コロナのウイルスを拾ってしまう」 「PCR陽性者は、無症状潜伏期間では、他人に感染させない」 「マスクは症状なければ必要ない」 などは、研究室の頭のなかで武漢論文とドイツ論文を否定的に組み立てた妄想である。

そんなのは、つぎのような臨床の現場で実際の症例を体験してきた臨床医によって簡単に完璧に崩される。

 副島隆彦の学問道場 重たい掲示板
[2620]2度目の投稿です。同じ事を言います。
投稿者:北関東勤務医
投稿日:2020-08-10 22:19:15

最近、大橋眞先生の発言で、コロナはただの風邪、マスクは症状なければ必要ないと信じる方々が多く、学問道場の方々をはじめ、多くの頭の良い人達が信じている様なので、再度述べさせて頂きます。

 新型コロナウイルスのPCR陽性者は、無症状でも肺のCT検査で肺炎像を認め、確実に感染が成立している症例が報告されており、私も自分の病院で経験しています。分かりにくいかもしれませんが、肺炎像があるということはそこにウイルスが感染、増殖している明らかな証拠です。

無症状者全員がそうだとは言いませんが、
無症状者の中に、感染力のある患者が確実にいるという事は、普通の医師なら常識なのです。

 現在のコロナPCR検査が普通の常在コロナウイルスを測定しているから検査をすればするほど陽性が増えると言う大橋先生のご意見を信じている方々に対して、

一応のご説明としては、Covid-19のPCR試薬の説明書をインターネットで検索してご覧になってください。多くのコロナウイルスは勿論、類似症状の他のウイルス、細菌などに対し陽性が出ないことはしっかり確認されています。

この世の全てのウイルスについて確かめた訳ではないですが・・私の知る医師や感染の専門家で、この検査がインチキだと言ってる人はいません。ご参考まで。

 マスクでウイルスは防げないときっぱり言い切る女性をテレビで見ましたが、さすがにそれは間違っており、医療用マスクがコロナ感染予防に有効なのはしっかり証明されており、そうでなければ毎日コロナの検査や、診察、治療をしている医療関係者は恐ろしくてみんな退職してます。
(以下略)
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荒川央(あらかわひろし)氏の欺瞞を暴く #2:ウイルスの単離について
引用元)
(前略)
皆さんは、新型コロナは存在しない教団の世界的な中心人物、『教祖様』とも呼べる人をご存知でしょうか?

 
はい。もう上で2回も出てきてしまいましたが、アンドリュー・カウフマン(Andrew Kaufman)医師ですね。


(画像: https://andrewkaufmanmd.com
(中略)
では、アンドリュー・カウフマンの主張する『単離(Isolation)』の定義とは何でしょうか?
(中略)
以下、彼の主張の『鍵』となる部分を抜き出してみました。

The observation that the unpurified specimen — inoculated onto tissue culture along with toxic antibiotics, bovine fetal tissue, amniotic fluid and other tissues — destroys the kidney tissue onto which it is inoculated is given as evidence of the virus’ existence and pathogenicity. This is scientific fraud.
訳)毒性のある抗生物質、牛の胎児組織、羊水、その他の組織と一緒に組織培養に接種された未精製の検体が、接種された腎臓組織(細胞)を破壊するという観察結果が、ウイルスの存在と病原性の証拠として示されています。これは『科学的詐欺』です。
https://andrewkaufmanmd.com/sovi/

 
細胞を培養する時、その細胞培養液には、細菌の混入(コンタミネーション)を防ぐための抗生物質(ペニシリン、ストレプトマイシンなど)や、細胞が増殖するために必要な栄養などを含む、ウシ胎児血清(FBS, Fetal bovine serumまたは、FCS, Fetal calf serum)を加えます。
 
これは、ほぼ全ての細胞培養法に共通しています。(無菌状態が保たれている実験室で実験を行う場合や、細菌が混入してもその細胞はすぐに廃棄して新しい細胞を準備できる場合は、抗生物質を加えないこともあります。)
 
ウシ胎児血清は、胎児が大きく成長するために必要な細胞の増殖を促進する栄養や、『成長因子(増殖因子)』と呼ばれるタンパク質を豊富に含みます。生体外で培養する細胞には、このウシ胎児血清を通常5~10%の濃度で加える必要があり、これがないと、細胞はほとんど増殖することができません。
(中略)
アンドリュー・カウフマンは、不純物を完全に取り除き、純粋な1個のウイルス粒子(単一粒子)だけを感染者から取り出すことを、本当の意味での『単離(Isolation)』と定義しているのです。(単一の『単』です。)


アンドリュー・カウフマンの文章は以下に続きます。

From now on, when anyone gives you a paper that suggests the SARS-CoV-2 virus has been isolated, please check the methods sections. If the researchers used Vero cells or any other culture method, you know that their process was not isolation. You will hear the following excuses for why actual isolation isn’t done:
1. There were not enough virus particles found in samples from patients to analyze.
2. Viruses are intracellular parasites; they can’t be found outside the cell in this manner.
訳)これからは、「SARS-CoV-2ウイルスが単離(Isolation)された」という論文を渡されたら、その方法(Methods)の欄を確認してください。もし、研究者がVero細胞やその他の培養法を使っていたら、彼らのプロセスは『単離(Isolation)』ではないことが分かります
本当の意味での単離(Isolation)が行われていない理由として、以下のような言い訳をするでしょう。
1. 患者からのサンプルに含まれるウイルス粒子の数が少なく、解析できなかった。
2. ウイルスは細胞内に寄生するものであり、このような方法で細胞外に発見されることはありません。
https://andrewkaufmanmd.com/sovi/
(中略)
アンドリュー・カウフマン信者たちから、「Vero細胞や、その培養に必要なウシ胎児血清などを使用せずに『単離(Isolation)』したSARS-CoV-2は存在するか?」という問い合わせがあったら、ウイルス研究者やCDCなどの公的機関は「存在しない(そういった文書はない)」と答えるしかありません。
 
アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の文書↓


(画像: https://twitter.com/sambadouro/status/1432231854384373761?s=20
 
カナダ保健省の文書↓

 
 
イギリス政府科学局の文書↓


 
ニュージーランド保健省の文書↓


 
多少の表記の違いはありますが、全ての開示請求書(Request)に、「Vero細胞や、その培養に必要なウシ胎児血清などを使用せず、(, where the patient sample was "NOT" first combined with any other source of genetic material (i.e. monkey kidney cells aka Vero cells; fetal bovine serum). )」という条件が書かれています。
 
この公的文書の開示請求の裏には、そういう条件の『トリック』があるのです。
アンドリュー・カウフマンは、本当にずる賢いと思いますね。
(中略)
この「Vero細胞やウシ胎児血清などを使用せずに、」という条件を除けば、「SARS-CoV-2は存在する」という内容の文書が、公的機関から出てくるでしょう。
ぜひ、新型コロナは存在しない信者には、これを試してみて欲しいと思います!
 
それでは、『培養細胞を使った方法』で、SARS-CoV-2は『単離(Isolation)』されているのでしょうか?
 
答えは、「YES!」です。
 
実は、2020年2月に、武漢ウイルス研究所が新しく見つかったコロナウイルス(現在のSARS-CoV-2)を最初に報告した論文でも、既にそれが示されています。

Nature. 2020 Mar;579(7798):270-273. doi: 10.1038/s41586-020-2012-7. Epub 2020 Feb 3.
A pneumonia outbreak associated with a new coronavirus of probable bat origin
訳)コウモリ由来と思われる新しいコロナウイルスに関連して発生した肺炎の事例
https://www.nature.com/articles/s41586-020-2012-7
(復旦大学でない方のNatureの論文です。)
(以下略)

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