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まみむのメモ(45)〈食べられる野草図鑑・春(4)〉
~ 目次 ~
ドクダミ(毒矯み・蕺)
時期 | 3月ごろから新芽が出て、花期は5〜7月。秋、冬は地上部は枯れて地下茎だけになる。 |
場所・環境 | 湿った半日陰地を好み群生する。東南アジア原産で日本では北海道(渡島)〜沖縄の山野の木陰に多く、庭の陰や溝などにも群生。 |
花 | 花びらに見える白い4枚の苞(蕾を包む特殊化した葉)の上に1つの花序(花の集まり)がつく。萼や花弁はなく、雄しべは3〜8本で両性の小花が密集している。雄しべの先端につく葯は黄色、花糸は細長く基部で雌しべの子房に合着している。雌しべの花柱は3または4個、白色で反曲する。 |
葉 | 心形で先端が尖り、長さ3〜10cmの光沢のない暗緑色で、1〜3.5cmの葉柄が赤紫色の茎から伸びて、まばらな互生に葉をつける。葉裏はしばしば紫色を帯び、花が咲く頃から、葉の表にも部分的に紫色の変色が見られる場合がある。 |
実 | ドクダミは有性生殖を行わず、胚珠(通常、胚珠内の卵細胞が花粉の精細胞と結合し種子になる)が無性的に種子になる(無融合種子形成)と考えられている。 花序全体に宿存性の花柱がついて2〜3mmのさく果(果皮を持つ果実)を裂開し、約0.5mmの卵形の褐色の種子を散落する。 |
根 | 細長い白い地下茎が盛んに分岐し、節から不定根(水や無機養分を吸収)が輪生に生える。地下茎の分断化による栄養繁殖を頻繁に行い、ちぎれた地下茎からでも繁殖し、繁殖力旺盛で群生する。 |
見分けるポイント | 特有の臭気がある。花びらのように見える白い苞が十字につくが、各花の基部にある線形の小苞が巨大化し八重咲になるヤエドクダミがある。 同じドクダミ科のハンゲショウ属のハンゲショウが一見ドクダミと似ているが、ハンゲショウの花には4枚の白い花びらに見える苞がなく、花期には葉が白く変色した部分と垂れ下がる花序があり次第に直立していく。 |
間違えやすい毒草 | なし |
生え方 | 多年草 |
学名 | Houttuynia cordat |
科名・属名 | ドクダミ科・ドクダミ属 (単型属で類縁が存在しない) |
採取方法 | 開花期に全草(必要部分)を採取。根は冬でも採取でき、デンプンが多く、救荒植物としてもいただける。 |
あく抜き | 臭気は精油で乾燥すると消える。匂いが気になる場合は茹でて水にさらす。加熱で匂いが減少する。 |
調理法 | 生の葉や花を天ぷら、根をきんぴらや煮物、スープに。全草乾燥させてお茶に。生の葉でジェノベーゼ風ソース。生葉絞り汁に蜂蜜などを加えて発酵ジュースに(密閉しないでふきんを挟んで蓋)。乾燥させた葉や花をミキサーなどで粉末にして野菜の補いに。ベトナム料理ではハーブとしてサラダやさまざまな料理に添えて生食される。中国では地下茎などを食材として広く利用。 |
他の利用方法 | 薬用に生葉、絞り汁、発酵液、乾燥葉、蒸し焼き、アルコール漬けなどの用法がある。化粧水、虫刺され薬、虫除け。浴湯料。 |
効能 | 生葉のにおいの精油成分デカノイルアセトアルデヒドに強い抗菌作用、殺菌作用があり、クロロフィル(葉緑素)に肉芽組織再生の促進作用がある。 絞り汁を塗ったり、葉をもんで貼ると、おできの化膿止め、ニキビ、水虫、たむし、いんきん、痔、虫刺され、湿疹、その他の皮膚病、打ち身、切り傷、蓄膿症、臭鼻症、耳だれ、中耳炎などに有効。どろどろにすりつぶして貼るとあせも、おできなどに効果が長時間持続する。1日に2〜3回交換。 蓄膿症、臭鼻症には生葉を(塩で)もんで鼻に詰め、(又は数枚をもんで棒状に丸めて鼻の穴に差し、30分くらいしたら鼻汁を出し、片方ずつ葉を取り替えて、1日に3回、2〜3週間続ける。)煎じて服用しながら行うほうが良い。 痔疾に生の根の絞り汁を飲むと良い。 絞り汁に5〜6分の1の量の蜂蜜などを入れて、布をかぶせて蓋をして通気できるようにして、約2〜3ヶ月間冷暗所に保存して発酵させる(イーストなどの酵母菌を加えると発酵が容易になる)発酵液(酒)は強壮剤となり、生葉、乾燥葉がもつすべての薬効が得られる。とくに老人の体力低下、意欲減退に有効。 化粧水に生の葉や花をアルコール(35度以上)に漬けて抽出し、天然水で10倍以上に薄める方法と、絞り汁に同量の日本酒を混ぜる、又は10%ずつのグリセリンと生レモン汁を混ぜて化粧水にする方法がある。 ドクダミ酒(ドクダミチンキ)は洗って水気がなくなるまで干してアルコール(35度以上)につける。就寝前に盃1杯の飲用が効果的で、解毒作用、健胃整腸作用、糖尿病予防、高血圧予防に。外用に虫刺されなどに。 膿の吸い出し、おでき、ふきでもの、痔、陰部のかゆみなどに、蒸し焼きにしてやわらかい軟膏状になった葉をすり込んだり、ガーゼなどにのせて貼る。蒸し焼きは数枚の生葉をフキの葉に包んで直火で焼く。又はアルミホイルに包んで、フライパンで焼く。 全草や地上部を天日干し、又は陰干し(1日天日干し後、風通しの良い陰干しが良い)して、お茶(熱湯を注いで3分くらい蒸らす)に。軽く焙煎すると臭みが消え、飲みやすさが増す。 乾燥葉の主な有効成分はクエルチトリンやカリウム塩で、利尿、緩下作用、血圧調整作用、毛細血管強化、眼精疲労の解消などに有効。 10〜20gの乾燥葉を土瓶や土鍋などで(金属は化学反応を起こす)、水300〜800mlが半量になるまでとろ火で煮詰めて漉して、1日2〜3回に分けて飲む。ひどい便秘改善、宿便までとれる。血液を浄化して循環を良くし、全身の血行促進効果。お茶と同じ効果も。緩下、利尿、駆虫剤となり、解毒、抗菌、抗カビ性があるので、各種化膿症、蓄膿症、腫物、胎毒、ピリン疹、月経疹、腎炎、膀胱炎、尿道炎、夜尿症、子宮や膣部の炎症、冷え性、高血圧、動脈硬化症、狭心症、肋膜炎、神経痛、風邪、頭痛、のぼせ、胃酸過多症、胃下垂、胃アトニー、痔疾、痔瘻、皮膚病に効果がある。脳病一切にも良い。原因不明の病気に服用すると良い。胎毒のある乳児には、母親が服用して授乳すると良い。 生葉又は乾燥葉を浴湯料に。アトピー、湿疹、あせも、痔などの皮膚トラブルの消炎性浴料に。抗菌、殺菌作用により、患部の清潔を保ち、クロロフィルの働きにより、肌荒れの解消も期待できる。 適当にハサミで切って、ネットや布袋に入れてお風呂に入れ、入浴中にもむ。あるいは、布袋に入れて煎じ液を作り袋ごと入れる。 |
その他 | カリウムが多く、また、解毒パワーがすごいので、飲みすぎに注意し少しずつ試しながら、適量を知る。 フキの葉に包んで直火で焼いた葉をおできに貼ると、一晩で芯を吸い出して治っていました。 ドクダミは十薬(ジュウヤク)と呼ばれ、センブリ、ゲンノショウコとともに日本の三大民間薬として古くから利用されてきた。 |
参照サイト・文献 |
ウィキペディア 松江の花図鑑 イー薬草・ドットコム 里山日記 【野草の知恵】お肌のトラブルに万能なドクダミのお花で化粧水作り! 大地の薬箱 食べる薬草事典 村上光太郎著 / 農山魚村文化協会 |
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ユキノシタ(雪の下)
時期 | 冬の雪の下でも枯れずに生えていて、春になると大きく勢いが増し、5〜7月頃花が咲いて、花期が終わる7月頃花を咲かせた株の役目を終えた葉が枯れるが、全体が枯れることはなく、新しい小さな株も育つ、常緑。 |
場所・環境 | 日本と中国原産で、半日陰の湿った山野の岩場に群生。庭の半日陰でも良く育つ。 |
花 | 15〜40cmの花茎を出し、円錐花序を形成して多数の白い花をつける。5枚の花弁の下側2枚が大きく下がり、白い雪の舌のように見えることから名前がついたという説もある。 花弁の上側3枚は4mm前後の卵型で数個の紅斑があり、下側の花弁は1〜2cm。雄ずいは10個、葯(雄しべの花粉を作る)は初めは紅色で後に白。雌しべは1本で花柱が2本あり基部は黄色い花盤に囲まれている。雄しべは雌しべより先に熟して花粉を放出してしまう雌雄異熟で、自花受粉をさける。花序には腺毛がある。 |
葉 | 根生(葉が根の極からでる)し、ロゼット状に4〜10cmの葉柄を出す。葉は質厚で腎心形、長さ3〜6cm幅3〜9cm、全体に粗毛が生えている。表面は暗緑色で主脈に沿って灰白色の班が入り紅紫色を帯びる。 裏面は全体に紅紫色、次第に白っぽくなる。葉縁は粗く、浅い切れ込みが入る。葉の形から虎耳草と呼ばれる。 |
実 | 長さ4mmほどの卵型の蒴果(雌しべの子房を実らせた果実)、先端は2個のくちばし状。種子は0.5mmの焦げ茶色又は黒色の不定形な楕円形で、表面に微細な凸起がある。種子繁殖のみならず、親株の根元から地上茎である紅紫色の走出枝(runner/ランナー)を四方に出して、先端に芽を作り、栄養繁殖する。 |
根 | 浅いひげ根。 |
見分けるポイント | 花期が少し早く、花に紅班が入らない、葉の全体が緑のハルユキノシタや花弁の下2枚が長くならずに星型の花が咲くホシザキユキノシタなどの変種がある。山間の渓流に咲くダイモンジソウの花の形が似ているが、葉に模様がなく、葉縁の切れ込みがやや深く、葉が立ち上がって根生。 |
間違えやすい毒草 | なし |
生え方 | 多年草 |
学名 | stolonifera ほふく枝(stolon)で増えることからきている。ドイツ名のユーデンバールト(ユダヤ人のひげの意)、英名のマザー・オブ・サウザンス(子宝草)は、同様に糸状に伸びる走出枝に由来する。 |
科名・属名 | ユキノシタ科・ユキノシタ属 |
採取方法 | 主に5〜7月頃のよく成長した葉をいただく。冬の雪が積もった時にも必要な時に葉をいただける。 |
あく抜き | あく抜きはしない。 |
調理法 | 天ぷらは葉の裏面だけ衣をつけると見た目が良い。葉の中の空気が熱せられて膨らんで油が弾け飛ぶことがあるので、つまようじなどで軽く穴を開けておくと弾けない。塩茹でをして水に取り、お浸し、和え物(酢味噌、ゴマ、辛子など)に。炒め物、汁の実にも。(茹で過ぎ、煮過ぎるととろける)。天日干しした乾燥葉や生の葉をお茶に。アルコール漬けにして薬酒に。 |
他の利用方法 | 民間薬として古くから利用されてきた。メラニン合成を抑制するアルブチンが美白効果をもたらすので、アルコール漬け(約3ヶ月〜1年)して10倍の天然水で割り、化粧水に。 |
効能 | 実話として赤ちゃんの中耳炎にユキノシタの生葉の絞り汁を耳に入れたら、痛みが治まり、何日かして、塊が出て治ったそう。他にも子供さんの発熱に生葉汁を飲ませて治された方がいた。生葉汁で、消炎、排膿剤として、切り傷、火傷、しもやけ、虫刺され、ウルシかぶれ、にきび、腫物、その他諸瘡、耳だれ、中耳炎、外耳炎、扁桃腺、咽頭炎。百日咳、てんかん、小児の引きつけに効果。(塩で揉むとさらに効果的)。葉を火であぶって貼ってもよい。黒焼粉末にして服用すれば鎮咳に。ゴマ油で練って貼るとしもやけ、痔に有効。 1日5〜20gを煎じて服用すれば、健胃、解毒、解熱、鎮咳剤として風邪、百日咳、小児の咳、にきびに効果。心臓病、腎臓病(ショウガを入れるとさらに効果的)、腎臓結石にも有効。(乾燥葉を煎じても良い)。 |
その他 | カンボジアからの報告で、生もしくは乾燥した葉をお茶にする、乾燥したものを粉にして水に混ぜて飲む、もしくは傷などの局部に塗って使用した結果、腸の感染症、肝炎、眼病、膿腫、炎症、皮膚感染、マラリア、発熱などを抑制できたとの報告がある。 |
参照サイト・文献 |
ウィキペディア 松江の花図鑑 たべるご 大地の薬箱 食べる薬草事典 村上光太郎著 / 農山魚村文化協会 |
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アメリカセンダングサ
ヒメジョオン
麦にドローンで散布(家の中から撮影)
今畑ではヒメジョオンの花盛りです。それにしても今年はミツバチやキイロスズメバチなど蜂たちをあまり見かけません。遅くまで寒かったからでしょうか?山林伐採、ケムトレイルなど環境破壊?それともドローンを使った農薬散布のせいでしょうか?とてもスピーディに手軽に散布されます。
そして今年はじめて気がつきました。ドローン農薬散布・・・もし農薬のような毒物や生物兵器ウィルスか何かが入ったドローンが住宅地の上を飛んで散布したら・・・これって即兵器?操縦者はそのまま兵士に?各地でドローン教室が開催されているようです。現にウクライナに日本から送られたドローンと防護服がありました。
戦争を望む勢力に支配されることなく、市民のささやかな幸せが護られる社会は、私たち市民一人一人にかかっているのだと痛感します。今年も「れいわ新選組」のボランティアに、できる範囲ですが参加しています。寄付、チラシ配布、ポスター、公選ハガキ、電話かけ。
ただし、れいわ新選組が影響力のある分、ワクチン反対を訴えることで救われる命があったのではないか。大西つねきさんの人柄を言葉の使い方だけで決めつけてしまって、お互いのエネルギーを削いでしまった事の反省が必要なのではないか。くしぶちまりさんのご主人の仕事が性犯罪に関わるのではないかという疑いに対する説明。私も含め、こういった徹底した正義の自浄も忘れてはいけないのだと、竹下先生が紹介された「高橋易資(やすし)」さんの政権放送をみて思いました。