反統一教会の論客、宮台真司教授が刺され重傷 〜 統一教会を批判するものには「暴力を厭わない体質」の歴史、言論を守りテロには正しい裁きを

 宮台真司教授が刃物で切りつけられ重傷を負うという事件が起こりました。ニュースは駆け巡りましたがメディアの犯人への言及はほとんど無い中、ネット上では言論封殺のテロではないかとの見方が強まっています。宮台氏は反統一教会の論客で「統一教会叩きはテロにつながる」と予告とも受け取れるツイートを受けていたようです。鈴木エイト氏は「逆恨みだとすると、この手の事件は私への殺害仄めかし案件もあり他人事ではない」とツイートされ、世の中のために言論活動する人々がすでに脅迫めいたメッセージを受け取っていることが分かりました。
 さて、薄荷パンさんが、過去にあった「副島襲撃事件」を取り上げたブログを紹介されていました。副島襲撃事件とは、元統一教会信者であり、元世界日報編集局長 兼 元統一教会広報局長であった副島嘉和氏が「文藝春秋」に内部告発の手記を掲載するに至り、その発売直前に何者かに路上で激しく切りつけられた事件でした。一命をとりとめた副島氏は犯人を「勝共連合の空手使い」と訴えていましたが、捜査はうやむやのまま時効を迎え、メディアも静まります。当時、元警察官僚であり国際勝共連合=世界平和教授アカデミー理事の弘津恭輔氏は「勝共連合が少々むちゃをしても、共産党への対抗勢力だから許される」と述べたとあります。
 統一教会を批判していた当時の朝日新聞阪神支局が襲撃された赤報隊事件、また世田谷一家殺人事件など、統一教会には歯向かう者に対して「暴力を厭わない体質」が連綿とあり、しかもそれを統一教会と関係の深い警察・公安が事件を隠蔽する恐るべき歴史がありました。
 幸いなことに今、こうした闇は暴かれつつあります。声を上げる人々を世論で守り、テロを行うもの、それを擁護するものには正しい裁きが必要です。
(まのじ)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)


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統一教会の殺人未遂事件を知ろう
引用元)
(前略)
奇跡的に回復した副島氏は、かつての同僚や部下たちとともに『インフォメーション』という情報誌を立ち上げ、統一教会と国際勝共連合を糾弾する論陣を張り続いた。「犯人は(統一教会が信者に数える韓国空手の)正道術の使い手だったと思う」と警視庁の事情聴取で証言し、捜査の動きを見守った。しかし、捜査は難航した。朝日新聞を含めた大手マスコミが事件の続報をほとんど書かなかったことにも失望したという。
(中略)
副島氏の事件が未解決に終わったのは、警察の捜査姿勢にも問題があったためではないか。当時、警察は宗教組織の内奥へ分け入っての捜査に及び腰だったと思う。
(中略)
元警察官僚で総理府総務副長官もしていた弘津恭輔氏(故人)ら正式の編集顧問と懇談する機会があったが、その際、弘津氏が「国際勝共連合が少々むちゃをしても、共産党への対抗力だから許される」と発言した
(以下略)

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