「脱ドル化」が進んでいるその流れ ~「先週1週間のまとめ」「何が起きるのか?」「その後どうなるのか?」「今回の金融崩壊の特徴」

竹下雅敏氏からの情報です。
 「脱ドル化」が進んでいるのですが、この流れを分り易く説明している動画がありました。
 3分30秒で「先週1週間のまとめ」として、“1)ブラジルと中国が米ドルでの取引を停止。2)中国とフランスがLNG取引を人民元で行うことを決定。3)アセアン諸国がドル、ユーロ、円、ポンドでの取引停止を検討中と発表(決定濃厚)。4)インドが、マレーシアとの貿易決済にドルを離れてルピーと使用すると発表。5)BRICSが、金とコモディティに裏付けられた基軸通貨をリリースすると発表”したと言っています。
 「何が起きるのか?」は、4分45秒で、“BRICS内の年間貿易額ドル換算1620億ドルの規模だが、この額の米ドルが還流、だぶつく。ドルへの信用が低下し、ドル資金が銀行から大量流出し、貨幣価値が暴落する。すなわち、ハイパーインフレ。年金が消える”と言っています。
 10分43秒では、“利上げによって、金融商品がすべて崩壊します。株式、債券、不動産、そして米ドルが崩壊します。クラッシュは、1千兆ドルのデリバティブ市場で起こるといわれます。1千兆ドルは、1兆ドルの1000倍に相当します。これは紙幣の価値が1兆ドルの1000倍に薄まることを言います”と言っています。
 「その後どうなるのか?」ですが、11分33秒で、“アメリカでは、高インフレとなって生活破壊、CBDC(中央銀行デジタル通貨)が救世主のように現れる。怖いのは、日本も巻き添えを喰らうことです。…つまり西側通貨の崩壊なのです。で、各国もCBDCに切り替える。一旦は、国民を飢餓状態にし、そこで救済の振りをしてベーシックインカムを与えてくる。このベーシックインカムを管理するのが、マイナンバーです”と言っています。
 「今回の金融崩壊の特徴」は13分26秒で、“各国は独自のデジタル通貨を開始。ロシアもデジタルルーブルを開始。BIS(国際決済銀行)が交換レートを設定し、プロジェクト全体を監督する。やがてBISは、単一の超国家通貨に切り替えるべきだと言い出す”と予想しています。すなわち、“「両建て」でですね。つまり西側の崩壊、そしてBRICSの方もですね、攻撃してますけれども、ロシア・中国はじめ、インドはじめCBDCを用意しているということでですね、まあ両方にCBDCをもたらすために計画してるんではないかと。結果、起きることはBISの独裁(13分32秒)”だと説明しています。
 “続きはこちらから”の記事によれは、「ロシア銀行のデジタルルーブルの法的枠組みは、今後4週間のうちに批准される」ということです。
 「他のCBDCとは異なり、デジタルルーブルが現金を置き換えることはないと主張」している人も居るようですが、全体の流れを見るとロシアも「単一の超国家通貨」を支持しているように見えます。
 ただ、ロシアの言動やキンバリー・ゴーグエンさんの情報等を考慮すると、上記のような中央銀行デジタル通貨(CBDC)の計画は失敗する運命にあると思っています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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『ドル&円 崩壊 緊急特番』   2023.04.06   16:00速報
配信元)
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配信元)


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「しかしデジタルルーブルは違う」
お母さんに「CBDCには近づくな」と言われませんでしたか?
(前略)
もしすべてが計画通りに進めば、ロシア銀行のデジタルルーブル(「ロシアのデジタルルーブル」とは書いていません)の法的枠組みは、今後4週間のうちに批准されるだろう。
 
13のロシアの銀行を対象としたパイロットプログラムが完了した後、追跡可能でプログラム可能、そして非常に中央集権的なデジタル通貨がリリースされるでしょう。
(中略)
デジタルルーブルについて、(ロシア大統領令によって創設された)家族価値観監視機関は、次のように述べています。
 
 ・「中央銀行デジタル通貨は、IMFとG7のグローバリストプロジェクトです。」
(中略)
・「デジタルルーブルの支援により、ロシア中央銀行は、前例のない規模で支払いやユーザーに関する機密データを蓄積することができます。このデータは市民のプライベートな取引をスパイするために使用され、個人や組織に関する機密情報を入手してそれらを制御することができます。このデータが漏洩するリスクがあります。彼らの気に入らない人々のデジタルマネーをボタン一つでブロックできる能力。」
 
・「時間の経過とともに、デジタルルーブルは流通する現金を完全に取って代わることができ、その結果、市民の権利や自由を奪うことになる!」
(中略)
一部の著名な知識人、例えば恐ろしいほどにロシアに精通している専門家のトーマス・ローパー氏などは、他のCBDCとは異なり、デジタルルーブルが現金を置き換えることはないと主張しています。
 
デジタルルーブルは違います。それは非常に友好的で良性な形式の自発的通貨であり、制裁を回避し、ロシアの「経済的主権」を確保するために作られたものです。
 
はい、もちろんだ。
(以下略)

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