注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
レオンティエフ氏によると、水門扉が設置されている発電所の上部が破壊されるなど、現場では深刻な被害が発生したという。
❗この映像は、砲撃を受けたカホフカ水力発電所のダムから水が流出したと様子をとらえたものとみられている。 pic.twitter.com/VJNS4V19KS
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) June 6, 2023
現時点で判明していること
・水力発電所が位置するノーヴァヤ・カホフカの市長は、「ウクライナ軍からの攻撃でカホフカ水力発電所の上部が破壊された」と発表
・ノーヴァヤ・カホフカでは最大10メートル、周辺のドネプリャヌィでは最大8メートル、コルスンカでも最大5.3メートル、水位が上昇する恐れがある。水位の上昇は約72時間続くとみられる
・へルソン州行政トップは「22000人が住む周辺14地区が浸水する恐れがある」と警告している
・ウクライナ側の統制下にある8地域でも浸水被害が起こっており、へルソン市からの避難列車が現地時間6日正午(日本時間同日午後6時)に出発する
・露原子力企業「ロスアトム」は、「現時点でザポロジエ(ザポリージャ)原発の安全性への影響はなく、職員が状況をコントロールしている」と発表している
・国際原子力機関(IAEA)は状況を注意深く監視しているが、現時点では原子力の安全に対する直接的な脅威は存在しないとしている
・ウクライナ首相は、80地区に浸水の恐れがあり、住民の避難を進めるとしている
🗨️ウクライナによる #カホフカ水力発電所 への破壊行為は、この地域の数万人の住民に極めて深刻な被害をもたらすおそれがある。#ロシア のペスコフ大統領報道官が述べた。#今日のことば_Sputnik pic.twitter.com/iyU6a9uyD3
— Sputnik 日本 (@sputnik_jp) June 6, 2023
また、ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は次のようにコメントしている。
一方、ショイグ露国防相も水力発電所の破壊に言及し、ウクライナ側の攻撃をテロ行為だと強く批判した。
(以下略)
洪水の被害はほとんどがロシア支配地域で、クリミア半島の水源なのに、ロシアが爆破したと印象操作する報道ステーション https://t.co/iyge8NiRt9 pic.twitter.com/OxCZpaslIy
— J Sato (@j_sato) June 7, 2023
Last year:
— Zlatti71 (@djuric_zlatko) June 6, 2023
◾Footage of the strike on the Nova Kahrkovska dam last year when the Ukrainians tested the resistance of the flooding gates with American Himars missiles as stated by the article of the Washington Post.
◾Follow:https://t.co/MydEDBVFxT pic.twitter.com/QrIg59YAkb
◾ワシントンポストの記事にあるように、昨年、ウクライナ側がアメリカのハイマースミサイルで浸水ゲートの耐性をテストした際のノヴァカフスカダムへの攻撃の映像です。
過去1年間、ウクライナ軍はカホフスカヤ水力発電所を定期的に砲撃。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
2022年10月19日、ウクライナ軍はノバヤ・カホフカに向けてHIMARSとMLRSから19発のミサイルを発射し、3発のミサイルが命中。
昨年10月、ロシアはキエフによるダムの破壊を阻止するよう求める書簡を国連安全保障理事会に回覧した。
🇷🇺🇺🇦カホフスカヤ水力発電所を破壊し、渡河が可能となったウクライナ軍の本当の標的は「ザポリージャ原発」。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
これをロシア軍から取り戻すことによって、原発を「核爆弾」として利用し、資源地帯でありロシアが解放を掲げる「ドンバス」を汚染することで、キエフ政権は戦略的勝利が可能となる。
あとはいつものように、ぜーんぶロシアのせいにするだけ。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
売国中のゼレンスキーは、ウクライナのことなど知ったことではないし、その背後にいる西側諸国も「ロシアの崩壊」に繋がる出来事を待ち望んでいる。
カホフスカヤ水力発電所を破壊したテロリストなら、確実に原発を核爆弾に変えてくる。
ロシアが少ない戦力でウクライナ軍の侵攻を防げていたのは、橋の無い長大なドニエプル川の存在があったから。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
ウクライナ軍はポンツーンとボートで上陸を試みるしかなく、ロシア軍はそれを撃破すれば済んだ。
これらが地続きとなった場合、ロシア軍は多くの戦力を防衛に割かなければならなくなる。
ひとつ言えることは、昨年ロシア軍はヘルソンを放棄して撤退したが、それは正しかったということ。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
ウクライナ軍はカホフスカ水力発電所のダム爆破を昨年から検討し砲撃もしていたが、下手をすればロシア軍は退却路を失い全滅していた。
🇷🇺🇺🇦トルコ情報筋の報告によると、カホフスカヤ水力発電所のダムは、ウクライナ軍の無人自爆ボートによって破壊されたとのこと https://t.co/LoLWbPRr4q
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
ダムが決壊してヘルソンが水没しているのに、なぜウクライナはカホフスカヤの北西にある貯水池からの水を止めないのだ? という話。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
戦術・戦略的な利点から考察しても、誰が犯人かなど明らかである。
もしカホフスカヤ水力発電所が爆破されれば、クリミアは10~15年、あるいはもしかしたら永久に水道が供給されないままになるだろう。 — ウクライナ国家安全保障・国防評議会書記ダニロフ。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
……つまりダムを破壊する動機も十分にある、と。 https://t.co/6RV9F2PTFB
朝日新聞の国末氏、小泉悠たん達もそうだが……。
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
専門家たちは、カホフスカヤ水力発電所の決壊を「ロシアの管理不足による事故」として扱い、矮小化しようとしている。
ウクライナが一気に水を放流し、いまだに放流し続けていることを全員が伏せ同じ事を主張しているが、何か指示されてるのかな?😊
🇷🇺🇺🇦ロシア連邦調査委員会の調査員は、カホフスカヤ水力発電所の破壊現場を調査し、すべての被害を記録
— コード・アリス(Code_Alice🇷🇺🇺🇦🇯🇵) (@AIs_of_Dragoon) June 6, 2023
ダムの様子を見れば理解できるが、上部構造体である「通路」が見えなくなるレベルで、ドニエプル川の上流にあるウクライナのダムから放流が行われている。 https://t.co/UuAWcr1Ten
ロシア、ウクライナの双方が相手側による破壊工作だと主張し、非難の応酬が続いていますが、不思議なのはダムが決壊したおよその時刻すらハッキリとしないことです。RTの記事『カホフカダムの破壊: 知っておくべきこと』には、“火曜日の朝、ダムに近いノバヤ・カホフカ市のウラジミール・レオンティエフ市長は、多連装ロケットシステムを使用したとされるウクライナの攻撃により、施設の一部が破壊されたと発表した”と書かれていることから、6日の朝には決壊していたように見えます。
J Sato氏のツイートにある報道ステーションの動画では、“長さ3.2㎞、高さは30mに及びます。流れ出た水の量は1800万トン、東京ドームを15回満杯にできる量です。映像から2カ所が決壊しているのがわかります。…CNNは「爆発は水力発電所の内部で起きている」と報じています。事実であれば、発電所を支配下に置くロシアの犯行という可能性が高まります”と報じており、「巨大ダム決壊 ロシアが爆破か」のテロップを出し続けて、「ロシアが爆破したと印象操作」をしています。
“続きはこちらから”をご覧ください。冒頭の動画は去年のものです。2022年11月6日の記事に、“タス通信によると、米国製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」(HIMARS)から発射されたロケット弾がダムの水門に命中し、破損”という記述があるので、動画はこの時のものかも知れません。
“ロシアが少ない戦力でウクライナ軍の侵攻を防げていたのは、橋の無い長大なドニエプル川の存在があったから。…これらが地続きとなった場合、ロシア軍は多くの戦力を防衛に割かなければならなくなる”のです。
先の報道ステーションでは、“長期的に見ると、さらに大きな危険性もはらんでいます。一つ目は、このダムの水が120キロ北にあるザボリージャ原発の冷却に使われていること。そして二つ目が、ロシアが一方的に併合したクリミア半島の水源でもある点です”と報じていました。
また、カホフカ水力発電所の上流にあるウクライナのダムは、貯めていた水を一気に放流して、被害を拡大させているのはウクライナ側です。ロシアが爆破してダムを決壊させる理由はなく、ウクライナにはダムを破壊する動機が十分にあるわけです。