ぴょんぴょんの「X、Y、Zの悲劇」 ~木原誠二氏の妻X子さんの元夫を殺した犯人は?

 ミステリー大好き。
 BSでやっている「名探偵ポアロ」「ミス・マープル」「シャーロック・ホームズ」も、欠かさず見ています。何回も見ているのに、見るたびにおもしろい。
 ところで今、巷を騒がせている「木原誠二官房副長官の妻の元夫の不審死」は、アガサ・クリスティー顔負けの難事件に見えます。犯人は誰なのか??
 本事件の切り札とも言える、元刑事佐藤誠氏のライブ記者会見までの情報を元に、事件の全容をまとめてみました。
(ぴょんぴょん)
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ぴょんぴょんの「X、Y、Zの悲劇」 ~木原誠二氏の妻X子さんの元夫を殺した犯人は?

事件の経緯


このところ、何かと、木原誠二(きはらせいじ)官房副長官の名を耳にするね。

木原誠二官房副長官
Author:Marianne Weiss[CC BY]

ああ、騒がれとるな。

でも、文春は、木原氏をターゲットにするの好きだね。ついこないだまで、木原氏の第二夫人と子どもたちの七五三詣でや、ディズニーランド行きを追っかけてたよ。

そして今は、木原の第一夫人「X子」が槍玉に上げられている。

元モデル、元歌手、元銀座のホステスさんだっけ? そのX子さんの元夫、安田種雄(やすだたねお)さんが殺された事件。誰が犯人なの? 事件の経緯を教えて。

う〜ん、なかなか複雑だから、うまく説明できるかな?まずは、時事ブログで紹介されていた、亡くなった種雄の親父の記者会見を見てみよう。


お父さん、かわいそう。

だが、これだけじゃわからんので、記者会見の書き起こしを読んでみろ。

読んだけど、知れば知るほど疑問が湧いてくる。

だよなあ、それならこの動画はどうだ? おれが見た中で一番わかりやすかった。


独走特ダネ解説!2018年当時の警察の見立て情報! 木原官房副長官の妻だけでなく複数犯の可能性。凶器は「長ドス」か?元朝日新聞・記者佐藤章さんと一月万冊


うわあ、52分かあ! 全部見るのはちょっと・・。

しゃあねえなあ~ いろんな資料をごちゃまぜにして、おれがまとめるとすっか。

頼んだよ、名探偵!

お〜し! 行ってみるぞ!2001年、モデルだった安田種雄は、同業のX子(現在の木原氏の妻)と結婚した。2人の子どもができたが、夫婦仲は悪化して、X子は子どもを連れて逃避行していた。

もしかして、DV?

それは、どこにも書いてないのでわからん。離婚話も出ていた2006年、4月9日に種雄は、X子と子どもたちを迎えに行くために、親父からハイエースを借りた。

X子さんと子どもたちはどこにいたの?

種雄の友だちで、X子の不倫相手だったY氏の家。

うわあ! それは、修羅場だ!


ところで、ハイエースを貸した親父はモヤモヤしていた。種雄の携帯に電話したが出ない、返事もない。その夜の3時頃、気になって、とうとう種雄の家に行ってみることにした。

そんな真夜中に行っても、きっと寝てるよ。

虫の知らせってヤツだな。夜中だからピンポンを鳴らしたかは知らんが、なんと玄関のカギが開いていたのよ。


今どきは田舎でも、夜は玄関のカギを閉めて寝るよ。

ましてや、種雄の家は文京区だから、ありえねえ。中に入ると真っ暗で、2階に上がって居間に踏み込んだとき、親父の足になにかが触れた。電気をつけると、「息子は血まみれで、目を見開いたまま倒れていました。血は天井まで飛び散っており、右太ももの20〜30センチ先には、細いナイフがきちんと置かれていました。」(IWJ)

ぎょええ〜〜!!

喉元に穴が開いて、肺まで傷が達していたと言うから、天井まで飛び散るほどの出血は頸動脈からの出血だろう。

だとしたら、即死だね。さぞかし、凶器のナイフは血まみれだったろう。

そこがおかしいんだ。親父の記憶によるとナイフには血がついていなかった。

? 誰かが、拭き取った?!

これだけで、自殺の線は消えるだろ? だが警察の出した結論は、自殺だった。

誰が警察に通報したの? お父さん?

110番しようと思った親父は、住所がわからないので、外に出て電柱の住所表示を探した。だが、親父が家に戻ろうとした時、ガニ股で、風呂敷包みを抱えたヤツとすれ違った。アッと思って追いかけたが、一瞬で消えてしまった。

それ、犯人だよ!! 防犯カメラに写ってないの?

写ってなかったが、親父が家に戻ると、玄関の靴が少なくなった気がしたと言う。

はっ! そっか、犯人の靴が消えてたからだね。そう言えば、X子さんはどうしてたの? 子どもたちも家に連れ戻されたんだよね。みんな、家にいたはずだよね。

その通り! X子の供述によると、種雄が死んでいた部屋のとなりで、子どもたちと寝ていたと。

えええええ?! となりの部屋で殺人があったのに、気づかないで寝てたって? よっぽどの肝っ玉母さんか、ウソついてるよね!

それでも警察は、ろくな捜査もせずに「自殺」と結論づけた。

なんで?! 修羅場から、せっかく妻子を奪還したのに、その晩に自殺する?

警察が自殺としたのは、ある理由があったんだ。親父は会見で触れなかったが、種雄の遺体から致死量の覚醒剤が検出されていた。


種雄さん、覚醒剤やってたの? 自分で致死量を注射したの? 誰かからされたの?

そこは、まったく明らかにされていない。

こんなに不確かなことが多いのに、なぜ「自殺」で一件落着になったんだろ?

SNS界隈では、X子の父親が警察官だったので事件をもみ消した、という噂もある。

X子さんのお父さんは、警察官だった!?


それから12年後、再び捜査が始まった


だが、それから12年後の2018年1月、覚醒剤絡みの自殺とされた「種雄不審死事件」は、再び日の目を浴びる。未解決事件を見直していた刑事が、種雄を刺したナイフの写真を見て、「誰かが血糊を拭き取ったのでは?」と疑念を抱いたのがきっかけだ。


となると、自殺じゃなくて、他殺になる。

そこから急展開で、再捜査が始まった。

それは良かった。だけど12年も経ったら、証拠とか無くなってるんじゃない?

それでも捜査班はがんばった。その中の1人、佐藤誠警部補(当時)は、警視庁捜査一課殺人一係の「レジェンド」と呼ばれたベテラン刑事で、X子の取り調べを担当していた。週刊文春8月3日号で、彼は事件の「切り札」として華々しくデビューした。

おお! この刑事さんなら、なにか知ってるかも知れないよ。

たしかに、佐藤氏のおかげでバラバラだった話がつながり、新たな線も見えてきた。そこで、肝心なのは木原と事件の関わりだ。週刊文春8月3日号 の「木原夫妻と事件に関する年表」から、主なポイントを書き出してみよう。

2005年     木原氏、衆院選で初当選
2006年 4月10日 X子の夫、安田種雄が遺体で発見される
2014年10月   X子と木原氏、結婚
2018年 4月   警視庁が「種雄不審死事件」の再捜査を開始
    10月 9日 木原氏宅でX子に任意同行が求められる。X子の実家などの家宅捜索
    10月 9日 木原氏、「自民党情報調査局長」就任
    10月下旬 担当刑事、上司から事情聴取の終了を告げられる
2021年10月   岸田政権誕生、木原氏は内閣官房副長官に

X子さんは、2014年に木原氏と再婚した。と言うことは、2018年に再捜査が始まったときはすでに、木原氏の奥さんだったのか。

捜査班は、X子の不倫相手だったY氏を、キーパーソンとして詳しく取り調べた。その頃Y氏は、覚醒剤取締法違反で宮崎刑務所にいたが、捜査班は30回も足を運んだそうだ。

警察の本気モードを感じる。


だが、Y氏の供述にはビックリした。「事件当日の夜中、X子から『種雄くんが刺せと言ったので、刺しちゃった』と電話があった。家に行ったら、種雄が血まみれで倒れていた」。(週刊文春8月3日号)

ええっ?! X子さんが種雄さんを刺した?!

X子から連絡を受けたY氏が、種雄の家に到着したのは深夜12時前後。種雄の死亡推定時刻は9時とされているから、Y氏が現場に到着したのは種雄が殺された後。これは裏付けが取れている。

Y氏は犯人じゃないのか。

もひとつ、Y氏の供述で重要なのは「X子の背中には血が飛び散っていた」。

・・と言うことは、種雄さんが刺された時、X子さんは後ろを向いていた?
じゃあ、X子さんが「刺しちゃった」と言ったのはウソだね。もしかして、現場にはもう1人いたんじゃ?

お! いい線言ってるぞ。Y氏もX子が犯人ではないと確信したはずだ。だが、Y氏はX子を庇うために、血のついた服を着替えさせ、朝までに隠蔽工作をしようとした。ところが突然、玄関から大きな物音がした。

種雄さんのお父さんが、到着したんだね! だから、玄関の鍵が開いていたんだね!

Y氏はカーテンに身を隠し、X子は寝たふりをした。そして、父親が外に出たのを見計らって、犯行の物的証拠を回収すると、Y氏は自身の靴を手に持ち、階段脇の小窓から脱出した。

となると、お父さんがすれ違った「不審な人物」はY氏だったんだ。「玄関の靴が減っていた」という、お父さんの記憶も正しかったんだ。

こんな風に、あらたな事実が少しづつわかってきて、これからと言う時に、再捜査は1年足らずで縮小され、捜査班も解散させられてしまった。

なんで? 真犯人もまだ見つかってないのに?

文春は、木原が妨害したと思っている。さっきの年表に2018年10月9日、「木原氏宅でX子に任意同行が求められる。X子の実家などの家宅捜索」とあるが、任意同行は木原に拒否され、木原夫妻の住む家は家宅捜索が行われなかった。

木原氏が拒否した?

同じ2018年の10月9日、木原は「自民党情報調査局長」に就任している。

「自民党情報調査局長」?

全国の警察に、監督権限があるらしい。(春の兆し)そして、X子の担当刑事、佐藤氏が上司から事情聴取の終了を告げられたのは、それからまもなくのことだった。

木原氏が権力で、捜査を止めさせたのか?

当時、木原の上司だった二階俊博幹事長は、家宅捜索のことを知り、木原に「X子と別れろ」と勧めたと言う。

二階俊博幹事長

二階氏は、木原氏の困難な状況を知っていたのか。

記録されている木原のセリフも、それを物語っている。佐藤氏が遅れて行った時、「時間ぐらい守れよ! お前なんて、いつでもクビ飛ばせるぞ!」と言い、取り調べを終えたX子に、「大丈夫だよ。俺が何とかするから」「俺が手を回しておいたから心配すんな。刑事の話には乗るなよ。これは絶対言っちゃ駄目だぞ。それは罠なんだから」「国会が始まれば捜査なんて終わる。刑事の問いかけには黙っておけ」。(週刊文春8月3日号)

えっと、X子さんに言った言葉まで、記録されているの?

取り調べを終えたX子と、迎えに来た木原が乗ったタクシーのドライブレコーダーを回収したそうだ。


プライバシーの侵害じゃない?

X子は容疑者だからな。

これらのセリフを聞くと、いかにも木原氏が、議員特権を振りかざしているようだけど、奥さんに優しい人だね。二階氏に「別れろ」と言われても別れなかったし。

ああ、自分の子ども2人以外に、X子の連れ子2人、第二夫人とその子の面倒も見てるとしたら、大したパパだよ。


真犯人はだれ?


ところで、一番肝心なこと聞いていい? 真犯人はだれなの?

実は、X子担当の佐藤氏が、非常に興味深い発言をしている。犯人は、X子と関係の深い「第三者」じゃないかと。

え?! 登場人物はこれで全部じゃないの?

おめえ、自分で言ってたろ?「もしかして、現場にはもう1人いたんじゃ?」って。

そうだった。X子さんは背中を向けていたから、殺していない。Y氏は後から来たから、殺していない。そして、自殺でないことは明らか、となると・・?

X子、Y氏、と来てZ氏のご登場だ。

Z氏!!

佐藤氏「Z氏について今ここで詳しく話すことはできないけど、俺はホシだと思っている。彼は、X子が絶対に庇わなければいけない存在。Z氏は突発的に殺害した末、自殺偽装計画を立てたわけだ。でも、Yの痕跡も残しておき、もし自殺の線が崩れて事件化したときの“保険”までかけたというのが俺の見立てだ。」(週刊文春8月3日号)

Z氏って、どういう人物なの?

文春のヒントによると、Z氏は白髪頭で、「その所作は老いてなお矍鑠としている」、定年退職後の人物らしい。そして、事件当初、大塚署からも呼ばれている。

ということは、関係者だね。

また、Z氏は「(種雄の)家に行ったことは確かだ」と言い、種雄宅のことは「そりゃ、しょっちゅう見てるもん」と言う。しつこい記者に対しては、「昔はボクサーだった」とすごんで見せる。

種雄さんちに行ったことがあって、しょっちゅう見ていた老人? ボクサー?

そして、「X子が絶対に庇わなければいけない存在」と言えば?

X子さんの父親? たしか、警察官だったよね、でも、ボクシングは?

X子の父親は、ボクシングもやっていたらしい。

ヒョえええ!!!

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でも、お父さんが犯人だとしたら、一警察官の犯罪を警察全体でもみ消したってこと?

さらに、岸田首相の右腕と呼ばれる木原の「義理の父」が犯人だとしたら、なおさらのこと。

でも、遺族は、再捜査を期待して待っているよ。

だが、警察はすでにゲームオーバーだと言う。7月13日警視庁捜査1課幹部は、「所要の捜査をした結果、事件性は認められなかった。死因は自殺と考えて矛盾はなかった」と説明。警察庁の露木康浩長官は「警視庁において捜査等の結果、証拠上、事件性が認められない旨を明らかにしている」と述べた。(朝日新聞)

「死因は自殺と考えて矛盾はなかった」??? どこから、そんな結論が出てくるの? ぼくたちみたいな素人にも、自殺じゃないことは明白なのに?

ああ、だが、佐藤氏の言うように、おそらく再捜査はない。

いったい、正義はどこにあるの?
文春以外のマスコミは、まったく報道してくれないし。

それもおかしいが、文春の独走もおかしくねえか? なんでこんなに必死に木原を追いかける? 木原を叩くためか? 自民党の派閥争いか? わからん。

あ! 見て見て!! 2023/07/28時事ブログで、竹下先生が答えを出してくださってる!「この木原スキャンダルの仕掛け人は菅義偉前首相である可能性が高く、それだと文春が強気なのも頷けます。」

菅義偉前首相

・・やっぱ、そういうことなんだ。


Writer

ぴょんぴょんDr.

白木 るい子(ぴょんぴょん先生)

1955年、大阪生まれ。うお座。
幼少期から学生時代を東京で過ごす。1979年東京女子医大卒業。
1985年、大分県別府市に移住。
1988年、別府市で、はくちょう会クリニックを開業。
以後26年半、主に漢方診療に携わった。
2014年11月末、クリニック閉院。
現在、豊後高田市で、田舎暮らしをエンジョイしている。
体癖7-3。エニアグラム4番(芸術家)

東洋医学セミナー受講者の声

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