イスラエルの情報源からリークされた、ガザにおけるパレスチナ人の民族浄化計画の概要を記した文書についての解説 ~背後で操っているのは中国のディープステート

竹下雅敏氏からの情報です。
 冒頭の動画は必見です。アルジャジーラのハリド・マジュズーブ氏が、イスラエルの情報源からリークされた、ガザにおけるパレスチナ人の民族浄化計画の概要を記した文書について解説しています。
 1分40秒のところで、“イスラエルのシンクタンク、ミズガブ国家安全保障・シオニスト戦略研究所が10月17日に発表したこの報告書を見てほしい。…報告書のタイトルは『ガザ地区全住民のエジプト移住と最終的な再生のための計画』である。…この報告に続いて、イスラエル情報省内からリークされた文書が発表された。…この文書には、ガザの住民をシナイに移住させる計画の概要が記されており…移動には3つの段階がある。ガザ地区の南西に位置するシナイ半島にテント村を建設する。住民を援助するための人道的回廊の設置。そして最後に、シナイ北部に都市を建設する。同時に、ガザ国境の南側のエジプト国内に幅数キロの緩衝地帯を設け、避難した住民が戻れないようにする”と説明しています。
 クレイトン・モリス氏のYouTube チャンネルでは、5分25秒のところでリークされた文書について触れており、230万人のパレスチナ人をガザからエジプトに追い出すイスラエルの計画について、元国連兵器査察官のスコット・リッター氏の見解を尋ねています。
 スコット・リッター氏は6分4秒のところで、“エジプトへの侵攻は、私は非現実的だと考えている。これは戦争行為だと思う。エジプトはそれを戦争行為とみなすだろう。ハマスには戦車はない。エジプトには近代的な戦車が何百台もあり、シナイでは2個師団が戦闘態勢に入っている。もしイスラエルが本当に自殺を図りたいのであれば、これは本当にいい方法だ。エジプトが600両の戦車をガザに送り込めば、イスラエルは何の反応もできない。イスラエルがそれに対応するために、例えば北方司令部から部隊を移動させなければならなくなった場合、ヒズボラはハイファにそのまま自由に乗り込むことができる。シリアはゴラン高原を奪還するだろう。先ほど言ったように、イスラエルは国民国家として自殺行為に走る寸前だ”と言っています。
 10月30日の記事で櫻井ジャーナルの『米国の世界戦略を実現、さらにガザ沖に天然ガスを奪うこともガザで虐殺する理由』を紹介しました。
 「9月8日、ニューデリーでG20サミットが開かれている。その席上、インドのナレンドラ・モディ首相はIMEC(インド・中東・欧州経済回廊)プロジェクトを発表した。…IMECはインド、UAE(アラブ首長国連邦)、サウジアラビア、イスラエルを結び、さらにギリシャからEUへ伸びるルートだ。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相によると、アメリカがイスラエルにこの計画を持ちかけたという。…ガザ沖に天然ガス田が存在することは以前から知られていた。その利権をイスラエルやアメリカは奪おうとしている。」という話でした。
 私は今回の戦争を背後で操っているのは中国のディープステートだと考えており、「中国は、バイドゥやアリババなど大手オンライン地図からイスラエルという国名を削除」していることから、中国のディープステート、シリア、タリバン、イエメンのフーシ派は、イスラエルを地図から消そうとしていると見ています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)




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戦争の目的は「イスラエルによるガザの民族浄化計画」であることがイスラエル情報省からの流出書類で判明
転載元)
(前略)
最近、この戦争の目的が、「イスラエルによるガザの民族浄化計画」であることが、流出した「イスラエル情報省発行の文書」で判明しました。

戦争の最終的な目的はともかく、当面の目標は、「ガザからすべてのパレスチナ人を排除すること」を想定した文書です。

流出した文書

mekomit.co.il

いくつかの項目がありますが、最も重要視されているのは、ガザのパレスチナ人を、すべてエジプトのシナイ半島に移送し、そこに新都市を建設するというものです。

イスラエルとシナイ半島の位置は以下のようになっています。


Google Map

イスラエル情報省の当局者は、流出したこの文書が本物であることを認めていますが、「漏洩するとは想定していなかった」と述べています。

まずは、このことについて報じていたメディアの記事をご紹介します。

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イスラエルによるガザの民族浄化計画の文書が流出
Leaked: Israeli plan to ethnically cleanse Gaza
Cradle 2023/10/29
(中略)
イスラエルの文化誌メコビットは 10月28日、ガザの 230万人の住民をエジプトのシナイ半島へ完全移転することを勧告するイスラエル情報省発行の漏洩文書を公表した。
(中略)
この文書は、イスラエルが戦争中にガザ住民をシナイへ避難させ、追放された住民を収容するためにシナイ北部にテント都市や新都市を設立し、その後、エジプト国内に数キロメートルにわたる閉鎖警備区域を創設することを推奨している。

追放されたパレスチナ人たちはイスラエル国境近くの地域に戻ることは許されない。


Itay Epshtain
(中略)
10月7日以来、イスラエル当局はパレスチナ人に対し、差し迫った地上侵攻に先立ってガザ南部に移動するよう繰り返し警告を発してきた。

イスラエルはガザ地区を完全包囲し、食料、水、燃料、電気を遮断した。この包囲は、8,000人以上のパレスチナ人(大多数は女性と子供)を殺害したイスラエル軍の激しい爆撃と相まって、ガザを居住不能にする恐れがある。

イスラエル情報省の当局者は、この 10ページの文書が本物であることを認めたが、「メディアに届くことは想定されていなかった」とメコビット誌は指摘した。
(中略)
移転計画はいくつかの段階に分かれており、第1段階ではガザ住民をガザ南部へ強制的に移動させる一方、イスラエル軍の空爆はガザ北部の目標に集中する。

第2段階では、イスラエル軍のガザへの地上進入が始まり、北から南までガザ地区全体が占領され、「ハマスの戦闘員による地下壕の掃討」が行われることになる。

ガザ地区が占領されると同時に、ガザ住民たちはエジプト領土に移動し、永久に帰還することができなくなる。
(中略)
さらに計画では、政府はイスラエルへの敵意を助長したり評判を傷つけたりしない方法で西側諸国への移転プログラムを推進する広報キャンペーンを開始する必要があるとしている。

ガザからの住民の追放は、「国際的な支援を受けるために必要な人道的措置として提示されなければならない」とある。このような国外追放は、それが「(ガザの住民が北部へ移動した場合の)民間人の死傷者が、ガザに留まった場合に予想される死傷者の数に比べて少ない」ことにつながるのであれば、正当化される可能性があると文書は述べている。
(中略)
最後に文書は、ガザに人々が残れば、予想されるイスラエル軍によるガザ占領中に「多くのアラブ人たちが死亡」し、これは住民の強制送還以上にイスラエルの国際的イメージを損なうことになると主張している。

これらすべての理由から、イスラエル情報省の勧告は、ガザにいるすべてのパレスチナ人のシナイへの永久移送を促進することだと考えられる。
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(以下略)

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