竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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捕殺強化で、人身事故は無くならない!クマとの棲み分け・共存のために本当に必要な対策を求めて環境大臣宛要望書を提出!!
引用元)
日本熊森協会 23/12/9
(前略)
【要望書の要約】
♦大量出没は極端なエサ不足
戦後の拡大造林後にできた放置人工林の深刻な荒廃や道路、ダム、リゾート施設などの奥山の大規模開発に加え、近年は、急激な地球温暖化の影響と考えられるナラ枯れの大発生、花粉を運ぶ昆虫の激減による山の生産力の減少、それに追い打ちをかけるような大規模風力発電施設の建設等の奥山での再エネ開発などにより、クマの本来の生息地に十分なエサ資源と生息環境がありません。そのため、クマは、過疎と高齢化の進む集落周辺に移動しており、ドーナツ化現象が起きていると考えられます。
本来の生息地の荒廃に、今夏の異常高温が加わり、秋の冬ごもり前に過去にないエサ不足が起き、今回の事態を引き起こしました。
♦乱獲は地域的絶滅を招く
人身事故が過去最多になり、クマを鳥獣保護管理法上の「指定管理鳥獣」にすべきとの動きが出ていますが、クマは、シカ・イノシシと異なり、生息数も少なく、繁殖力が弱い動物で、捕殺の強化は地域的な絶滅を招く恐れもあります。
♦人身事故を減らすためにすべきは捕殺ではない
クマの人身事故の大きな要因は、至近距離でのクマと遭遇してしまう環境が集落や民家の周りにたくさんあることです。これを変えなければ、いくら捕殺を強化しても、人身事故は無くなりません。
また、今年の東北のように奥山にエサが皆無のときに、クマが里にまで出ず、食いつなげる環境整備も必要です。
(以下略)
【要望書の要約】
♦大量出没は極端なエサ不足
戦後の拡大造林後にできた放置人工林の深刻な荒廃や道路、ダム、リゾート施設などの奥山の大規模開発に加え、近年は、急激な地球温暖化の影響と考えられるナラ枯れの大発生、花粉を運ぶ昆虫の激減による山の生産力の減少、それに追い打ちをかけるような大規模風力発電施設の建設等の奥山での再エネ開発などにより、クマの本来の生息地に十分なエサ資源と生息環境がありません。そのため、クマは、過疎と高齢化の進む集落周辺に移動しており、ドーナツ化現象が起きていると考えられます。
本来の生息地の荒廃に、今夏の異常高温が加わり、秋の冬ごもり前に過去にないエサ不足が起き、今回の事態を引き起こしました。
♦乱獲は地域的絶滅を招く
人身事故が過去最多になり、クマを鳥獣保護管理法上の「指定管理鳥獣」にすべきとの動きが出ていますが、クマは、シカ・イノシシと異なり、生息数も少なく、繁殖力が弱い動物で、捕殺の強化は地域的な絶滅を招く恐れもあります。
♦人身事故を減らすためにすべきは捕殺ではない
クマの人身事故の大きな要因は、至近距離でのクマと遭遇してしまう環境が集落や民家の周りにたくさんあることです。これを変えなければ、いくら捕殺を強化しても、人身事故は無くなりません。
また、今年の東北のように奥山にエサが皆無のときに、クマが里にまで出ず、食いつなげる環境整備も必要です。
(以下略)
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【緊急署名】クマを指定管理鳥獣にせず、人とクマが遭遇しない対策をお願いします
引用元)
change.org 23/12/25
(前略)
【要望内容】
1.鳥獣対策専門員を市町村に配置して、クマを寄せ付けない集落づくりを行ってください。
2.奥山水源の森保全のためにも、奥山広葉樹林を再生してクマが奥山に帰れるようにしてください。山の中にいるクマの駆除や、ハチミツ等の強力な誘引物を入れた罠で、クマを山から里におびき出して獲ることはやめてください。
3.クマをはじめ多様な生物の生息地である森林を、大量に伐採する再生可能エネルギー事業に規制をかけてください。
捕殺するだけでは人身事故はなくなりません。どうか署名にご協力ください!
集約締切:2024年1月末日
(以下略)
【要望内容】
1.鳥獣対策専門員を市町村に配置して、クマを寄せ付けない集落づくりを行ってください。
2.奥山水源の森保全のためにも、奥山広葉樹林を再生してクマが奥山に帰れるようにしてください。山の中にいるクマの駆除や、ハチミツ等の強力な誘引物を入れた罠で、クマを山から里におびき出して獲ることはやめてください。
3.クマをはじめ多様な生物の生息地である森林を、大量に伐採する再生可能エネルギー事業に規制をかけてください。
捕殺するだけでは人身事故はなくなりません。どうか署名にご協力ください!
集約締切:2024年1月末日
(以下略)
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『2023年は東北地方の山のブナの実やドングリの大凶作があり、全国的にクマが人里に下りてきましたが、特に秋田県は市街地への出没がとても多く、それに伴い多くのクマが捕獲され無分別に殺処分されてしまいました。
市街地へのクマの大量出没の根本的原因は、本来のクマの生息地である奥山の環境荒廃にある可能性が高い(山にエサが無く仕方なく人里に下りてきた)のですが、秋田県は県議会でもそこにはほとんど触れず、山の調査もせず、とにかく捕獲拡大を進めて、今なんと推定生息数の50%以上のクマを殺してしまいました。
さらに秋田県は去年11月に東北・北海道の知事と共にクマを「指定管理鳥獣」に追加するよう要望していて、いま環境省がそれを検討中です。「指定管理鳥獣」となってしまえば、国の交付金を使っていつでもどこでも被害が無くとも、クマを殺すことが可能になってしまいます。今年の大量捕殺によるクマの個体群や生態系への影響を精査することすらなしに「指定管理鳥獣」に追加することは、もはやクマを絶滅させる道であり、森にとっても人の健やかな暮らしにとっても取り返しのつかない道であると思っています。
今、クマの「指定管理鳥獣」追加はせめて止めようと、有志で緊急の署名を1月末まで集めております。
https://www.change.org/Save-kumamori 』
井阪様からご案内のあった日本熊森協会によると「クマは繁殖力が弱く、生息数もシカやイノシシとは桁違いに少なく、これ以上捕殺を進めると地域的絶滅の恐れがあります。」しかも、多めに見積もった生息推定数の50%以上のクマをすでに捕殺しているにも関わらず、人身事故は無くなっていません。クマを殺して回ることが解決策ではなかったのです。
クマたちが棲める環境の森は"保水力が抜群で、生物の多様性が保たれた最高に豊かな森"なのだそうです。クマたちの生きる環境を守ることは、日本の奥山にわずかに残った大切な「水源の森」を守ることになるそうです。それはそのまま私たち人間の環境を守ることになります。クマも人も安心して暮らすための具体的な対策は明確に提示されています。「正確な生息数を把握する」「クマのエサとなるドングリを増やすための広葉樹林化」「山と人里の間に"クマ止め林"となる柿や栗の木々を植える」「クマが人里に寄りつかないよう草刈りやヤブ払いをする」などなど、これらを行うと山の保水機能も高まり、人里の環境も向上します。
鳥インフルが流行れば鶏を大量虐殺し、豚インフルが流行れば豚を大量虐殺し、クマが出没すれば根絶やしにする。人間にそんなことが許されるはずがない。
シャンティ・フーラの2024年カレンダー、1月の言葉には「人間の心の豊かさは 美しい自然と共にあります。人間は 自然に中に還っていくしかないのです。」とあります。