[Bappa Shota氏] 福祉天国からギャング天国に変貌したスウェーデンを訪ねる 〜 人口2割を占める移民と自国民へのインタビューで移民政策を問う

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「かつて世界で最も豊かで幸せな国の一つとして福祉天国とも呼ばれた王国」が、「近年はギャングの天国と呼ばれ、ギャングによる犯罪、銃による死亡率がヨーロッパで最も高い国」に没落してしまったというスウェーデンをBappa Shotaさんが訪れています。スウェーデンの治安の悪化の背景には移民問題が大きく関わっているらしいとのことで、Bappa Shotaさんの念頭には日本の移民問題もあったのかなと思いました。
 スウェーデンは、中世の時代から移民政策をとり、戦後は労働移民を多く受け入れました。「多文化共生政策」で自国民も移民も区別しない強力な福祉システムを提供し、「世界で最も外国人を歓迎する国」「移民が最も好む国の一つ」として移民と自国民がうまく統合する国となったそうです。
 しかし1980年以降、中東の紛争で難民を含む移民を大量に受け入れた結果、人口の20%を移民が占め、スウェーデン社会から孤立したコミュニティーを形成するに至りました。言語が習得できず、文化に適応できず、低い学力、高い若年失業率、高い犯罪率という社会統合問題を引き起こし、反移民の差別も広がりました。貧しく、社会的に孤立化した移民第2世代の少年たちは、高額な報酬とコミュニティへの所属意識を与えるギャングとつながり、ギャング組織は難民や移民の子達にお金を渡して、麻薬密売、銃撃、殺人、爆撃をさせ、スウェーデン社会で最も深刻な青年ギャング問題に発展しているそうです。
 Bappa Shotaさんは、1日目に移民へのインタビュー、2日目に自国民へのインタビューをしています。スウェーデンの自国民から見ると「1970年代の移民はスウェーデン社会にうまく溶け込んだのに対して、近年の移民は社会に統合する気はなく、経済的な理由だけでやってくる。移民の人たちは道端でゴミを捨てたり、景観を損なうようなことをしたり、自分たちの文化、自分たちのルールの中だけで生きている」と感じており、逆に移民側は「統合は試みるが、同化はしたくない」「社会で様々なアイデンティティが尊重されるべき」「移民はすでにスウェーデン社会の一部を担っているので国外追放の政策などできない」などと述べていました。
 けれども移民の歴史が長いせいか人々は冷静で、危険があるけれども「犯罪の原因は社会経済的な要因と同化政策の欠陥が大きく関わっていて、移民のせいとは言えない」「言語が第一、言葉がわかって初めて自由が得られる」「犯罪を犯すのはごく一部の人、時間はかかるが統合する意思さえあれば克服できる」「お互いを受け入れること」「排除や厳しい罰則、投獄というのは正解ではない」「受容、人間関係、助け合い、社会の一員であるという認識を持つこと」「必要なのは希望を持つこと」など前向きなコメントが目立ちました。
 そしてBappa Shotaさんは、多くの人がメディアやSNSで一つの目線しか報道していないと感じていることを指摘されていました。
(まのじ)
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北欧で移民政策大失敗によりギャング天国に没落した国の実態...
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