全国比例の奥田ふみよ候補が怒りの投稿 〜 普通の国民が立候補できないほど前近代的で虐待的な「暴力選挙」の活動ルール / 潤沢な資金と組織力がある候補との異常な不公平

 選挙が始まり、多くの候補者がボランティアを募集しています。普段目にする街頭演説の準備だけでなく、ポスター貼りや公選ハガキの準備などスピードを要する仕事がいろいろありそうだなと想像していました。
 しかしそんな幼稚な想像など吹き飛ぶ凄まじい雑用が候補者を襲っていることを知りました。れいわ新選組の奥田ふみよ候補が「日本の暴力選挙の実態」と題する怒りの投稿をされているのを見て驚愕でした。全国比例に立候補する地方の予定候補者は総務省に選挙の7つ道具を受け取りに行かねばならないそうです。地方にある総務省の出先期間ではなく東京まで行かねばならないそうな。送付してくれないので43kgもある荷物を泊まりがけで受け取りに行ったそうです。総務省は旅費宿泊費を負担してくれるのかしら。
 2つ目の怒りの動画には、ポスターに貼る証紙25万枚分の理不尽さを訴えています。これらを一枚一枚ポスターに貼って、暑い中、汗と涙で選挙用のポスターに張り替えますが、有権者に直接会って意見を訴えるという候補者本来の仕事ができないもどかしさと選挙制度の異様さが伝わってきます。本来の仕事や子育てをしながらのボランティアが集まって取り組むにはあまりにも過酷です。普通の国民が選挙に出ようなどとは思わなくなるはずで、逆に潤沢な資金がある世襲候補や、宗教団体など強力な組織力を持つ候補が有利なことに納得です。国会議員に旧統一教会がつけ入る隙を与えてしまうのも前近代的で膨大な選挙活動のせいかもしれません。「現実は本当に大変だよ。みんなちゃんと知ってほしい。暴力選挙の実態を。」「電話かけなんて全然できない。本当は電話かけとかめっちゃ大事なんだけど。」泣きながらも闘志満々で「普通の国民が最高権力者なんだ!」と訴えています。
 3つ目の動画は、自民党議員の選挙活動の様子です。スンズロー大臣が激励に訪れたのはシャンデリア輝く涼しげな部屋で、ボランティアの皆様が和やかに証紙貼りをしています。候補者は安心して街宣に回れることでしょう。この不公平を意図的に生み出しているのが選挙制度のようです。
 国が全ての候補者のボランティア要員を公務員として十分に派遣すれば、立派な公共事業になりそうだ。
(まのじ)
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配信元)

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