竹下雅敏氏からの情報です。
人類の歴史は、科学者の知見よりも、ずっと古いようなのです。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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地球の謎:イカの石はノアの洪水以前の人類からの手紙か!?
転載元より抜粋)
The Voice of Russia 12/11/13
今年ロシアのマスコミは、カムチャッカで奇妙な化石が見つかったと報じた。見つかった地層から判断して、それらは今からおよそ4億年前のものと推察された。複数のマスコミは、発見されたものを調査したペテルブルグの考古学者ユーリイ・ゴルベフ博士や米国の研究者達が、これらについて、あらゆる事から判断して機械のようなものの部分ではないかと推察していると伝えた。
アカデミックな科学界は、カムチャッカでの発見を無視した。
しかし米国テキサス州のロンドンという町の住人エマ・ハンさんが1934年にテキサス旅行の際に見つけたものを自然物だと説明するのは難しいだろう。彼女は、岩石の中にハンマーを見つけたのだ。その取っ手の部分は、かつては木で作られており、すでに化石化していた。しかしハンマー自体は良質の金属でできていたため、保存状態は素晴らしかった。人間が、そうしたものを作るのを学んだのは、やっと1万年前のことである。しかし、この化石の中に「めり込んだハンマー」を学者らが鑑定したところ、少なくとも6千5百万年前のものである事が分かった。つまり、ノアの方舟の時代以前に作られたものだったのだ。
そうしたハンマーを作る事ができた人々が地球上に現れたのは、恐竜が死滅した後、何千万年もたってからのことだと考えられている。したがって、人間が生きて恐竜を見る事は決してなかったはずだ。しかし、ペルー南部のイカ県から出土する石(カブレラ・ストーン)には 恐竜の絵が描かれているのだ。
イカで見つかる石には、トリケラトプスやステゴザウルス、ブロントザウルス、チラノザウルスなど様々な恐竜が描かれており、専門家もそれが実際のものである事を認めている。おまけに、そうした絵の中にはしばしば、恐竜狩りをしたり、恐竜を荷役用に用いたりしている人間も描かれている。例えば、トリケラトプスに乗って移動したり、プテロダクティルス (ジュラ紀後期に生息していた翼指竜亜目の翼竜。世界で最も古く報告された翼竜)に乗って飛んだりしている。
イカの石には又、すでにずっと以前に絶滅した哺乳類、それもアメリカ大陸に特徴的な哺乳類の絵もある。それ以外に、心臓や脳さえも移植している外科医の手術中の姿や、天体システム、様々な空飛ぶ機器の絵もある。
インターネットでもたくさんアップされているイカの絵を見てまず頭に浮かぶ考えは、神秘的な事を信じやすい観光客を呼ぶために現代の知恵者が作った偽物ではないかというものだが、事はそんなに単純ではない。
これらの不思議な石に関する最初の言及は、ペルー王国の古代伝説 ファン・デ・サンタクルス・ペチャクチの年代記1570年の所に見られる。そして1960年代初め、イカの石は売られるようになり、それもペルーの古美術品の闇市場で文字通り二束三文で売られた。この石が、世界的に有名になったのは、リマ大学医学部のハヴィエラ・カブレラ教授(1924-2001).のおかげだ。彼は1961年に誕生祝として、この石を初めて贈られ、その後およそ40年に渡り、この石を収集し研究し博物館さえ作った。そのコレクションは、30センチのものから1,5メートルに及ぶものまで1万1千点以上を数え、丸みを帯びた石の表面には独特の絵が刻まれている。1976年、カブレラ教授は「イカの石に刻まれたメッセージ」という本を出版し、その中で「地球上にかつて存在した高度に発達した文明が、石の表面にその発展の歴史を記し、何らかの世界規模のカタストロフィが起こる前に石を残して地球を去った」という仮説を示した。おそらく、ノアの大洪水の前に、石はどのような大災害が起きても生き残る事の出来るものとして選ばれたのかもしれない。外科手術のものも含め、イカの石にかかれた絵は簡単なものだが、時代を経るにつれて、そのメッセージは理解され重要なものになってゆく。そうカブレラ教授は考えた。
ロシアの歴史学者アンドレイ・ジューコフ氏は、カブレラ教授の説を否定し、彼の信用を傷つけ、集めた石は偽物だとする人々の論拠は、薄弱だと考えている。
まず第一に、ペルーにおいて古代の遺物の不法な販売は、犯罪になるため、カブレラ・ストーンを教授に渡していた人々は、刑事罰から逃れるため自分達で石を作っていたと証言せざるを得なかったという事情があるからだ。第二に、偽物は、本物とは違った彫刻技術で作られている。第三に、カブレラ教授の要請で「マウリスィオ・ホチシルド・マイニング・カンパニー」社が行った鑑定では、恐竜が描かれたものも含めて、数十個のイカの石は、非常に古いものである事が確認されている。ボン大学やリマ大学、リマ工科学校付属実験所も、同様の鑑定結果を出している。
ジューコフ氏は、90年代初めにやっと古生物学者により、その骨が発見されたいくつかの恐竜の絵がイカの石に描かれていた事も、それが本物である証拠になったと指摘している。なぜなら、骨が発見される前から、それらの石はカブレラ教授のコレクションとなっていたからだ。とりわけ、ステゴザウルスのような背中のひれ状のものを持つディプロドクスの絵について言えば、偽物を作ったとされる知識も十分にないペルーの農民が、そうした「獣」を偶然思いついて絵を描いたとは想像しにくい。また、心臓と脳の移植の絵は、細部まで非常に正確に描かれており、農民の仕事とは思えない。
一言でいえば、カブレラ教授のコレクションは、全くの本物である可能性が高いということだ。しかし、例えそうだとしても、地球の歴史に関する我々の理解は、まだまだ多くの謎に包まれたままだ。