[You Tube]マット・デイモン「市民的不服従」について語る

だいふぁんころじーな様(読者の方)からの情報です。
共和か民主かの何れかの政治的立場を表明するセレブリティーはいましたが、こんな事をスピーチする人が出てきました。
(寄稿者のコメント)
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マット・デイモン「市民的不服従」について語る
転載元より抜粋)
 

文字おこし 
“まず私は こう仮定することから始める この世界は すべてがあべこべだと”
“すべてが間違っており――”
“間違った人びとが 罪を問われ――”
“あるいは 罪を問われず――”
“間違った人びとが 権力を握り――”
“あるいは 権力の座を追われ――”
“そして この国や世界の富が 小手先の改革ではなく――”
“劇的な富の再分配を 必要とするような――”
“分配のされ方をしていると”

“また私は こうも仮定する 異論などある筈もないと”
“ちょっと世界の状況のことを 考えてみれば 誰でも――”
“この世界のすべてが あべこべだと気付くからだ”
“もし 考えることをせずに”
“TVや学者の言うことだけを 信じていれば――”
“「現実はそんなに悪くない」”
“「些細なことがおかしいだけ」 と 思ってしまうことだろう”
“だが 少し離れたところから 見てみると――”
“世界のありようが 見えてくるようになる”
“そして 恐ろしくなるだろう”
“だから この仮定から始める”
“世界はすべて あべこべなのだと”


“「市民的不服従」という  この話題も 実にあべこべだ”
“「市民的不服従」を”
“話題にした突端――“
“「市民的不服従に問題がある」と 言っていることになる”
“問題は そこにあるのではない”
“問題は 「市民的服従」にある”
“問題は 世界中の多くの人びとが――”
“政府の指導者の命じるがまま 付き従ってきたことにある”
“そして服従したがために――”
“戦争が起こり 数百万もの人が 殺されたことにある”
“ナチスドイツが まさに そうだった”
“問題が服従にあったことは もう分かっている”
“人びとは ヒトラーに従った”
“人びとは従った それが間違いだった”
“人びとは異を唱えるべきだった そして抵抗すべきだった”
“我々がその場にいたら そうして見せただろう”

“スターリン時代の ロシアでもそうだった”
“人びとは従順だった まるで家畜のように”
“搾取されるのが当たり前の 封建時代のようではないか”
“中世はあまりにも 悲惨な時代だったではないか”
“だが現代では 西洋文明が栄え 「法の支配」がある”
“「法の支配」は――”
“それ以前に存在した社会的不正を 規則化し かつ最大化した”
“それが 「法の支配」が もたらしたものだ”
“世界のあらゆる指導者が 法治を寵愛する一方で――”
“人びとにとっては それが 災いでしかないとき――”
“我々は 気付かなければならない”
“我々の思考の中で 国と国の境を越えなければならない”

“ニクソン大統領は 我々よりも ブレジネフ書記長と響き合っていた”
“フーバー長官は 我々よりもずっと ソ連秘密警察の長官と響き合っていた”
“法や秩序への国際奉仕の精神が 指導者たちを同志のような絆で結んだ”
“だから 我々は常に驚かされる”
“彼らは会えば 笑みを絶やさず 堅い握手を交わし 葉巻を愉しむからだ”
“表で何と言おうと 彼らは本当は仲良しなのである”

“我々は何を 為そうとしているのか”
“それは多分 『独立宣言』の理念――”
“目標 そして精神に 立ち返ることであろう”
“その精神とは即ち 不当な権力や 生存 自由――”
“幸福の追求の権利を奪う 勢力に対する抵抗の精神を指す”
“したがって そのような状況下では――”
“現行の政府を「改造」または 「廃止」する権利が要請される”
“ここで強調されるのは 「政府の廃止」だ”
“だが 『独立宣言』の理念を 確立するためには――”
“「法の外」へと 出なければならない”
“殺人を強要したり――”
“これまでのような 富の配分を許容し――”
“厳格な解釈でしか 成立しえない罪を問い――”
“大罪を犯した者の罪を問わない 法に従うことを やめなければらない”

“私の願いは――”
“こうした精神の発露が この国だけでなく――”
“他の国々でも起きることだ どの国にも必要な精神だから”
“世界のあらゆる国々の人びとに 国家への不服従の精神が求められている”
“それも 抽象的なものではなく――”
“力と豊かさに溢れる 形あるものが”
“そして 同じものを希求する 世界中の国々の人びとが――”
“『相互独立宣言』のようなものを 行うことが――”
“求められているのだと思う”

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