[植草一秀氏]首都東京主権者は都知事選にどう対応するべきか 〜共感する能力と情に引きずられることははっきりと別〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 植草氏の主張は、これまで私がコメントして来たことと基本的に同じです。氏の明晰でわかりやすい解説は、いつもながら見事だと思います。今回の都知事選の重要性がわかっている人は、基本的に植草氏と同様の視点を持っていると思います。ただ残念なのはこれまで脱原発で共に戦ってきた人たちの中に、情に引きずられて結果的に敵を利する行為を最後まで止めることが出来なかった人々が多々居ることです。共感する能力、特に弱者に対してのそうした能力は、上に立つ者にとって非常に大切な資質だと思いますが、それと、情に引きずられることははっきりと別なことなのです。
戦いにおいて一族が敵味方に分かれて互いに殺し合うことになるというようなことは、マハーバーラタを持ち出すまでもなく、よくあることなのです。お互いが自らの立場と信念に従って戦うということと、敵方に回った者を憎むということは、別の問題です。簡単に言えば「お互いに全力を尽くそう。でも互いに恨みっこなしだ」という感覚でしょうか。
ところが今回の選挙戦の場合、脱原発派の中で誹謗中傷をし合っているというところがあり、これは、まったくもって程度の低い次元のものだと言えるでしょう。もう少し皆が精神的に成熟していれば、一本化を含め、また別の戦い方があったように感じます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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首都東京主権者は都知事選にどう対応するべきか
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本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
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