竹下雅敏氏からの情報です。
注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
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プーチン・オランド会談「世界の乱気流は長くは続かない」
転載元より抜粋)
ロシアの声 14/11/15
15日フランスのオランド大統領は、オーストラリア・ブリスベンでプーチン大統領と会談し「世界情勢をかき回す乱気流が長く続く事はないだろう。我々は、ウクライナ情勢調整を促す用意がある」と述べ、次のように続けた―
「世界で生じている乱気流に、この先長く苦しむ事はないだろうと思われる。6月6日に述べたように、我々は、現在ウクライナ及び世界の他の場所に存在する危機を調整するため、できる限りすべてことをしなければならない。」
6月末フランスでは、第2次大戦中の連合軍によるノルマンジー上陸作戦成功70周年を記念する祝賀行事が催され、そこにはプーチン大統領も列席した。
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プーチン大統領とレンツィ伊首相、ウクライナ南・東部の緊張を憂慮
転載元より抜粋)
ロシアの声 14/11/15
15日、ブリスベンで実施のプーチン大統領とレンツィ伊首相の会談ではウクライナ南部東部の緊張拡大に関し、憂慮の念が表された。ペスコフ大統領報道官はG20サミットの舞台裏で行われた記者会見で明らかにした。
このほか両者は露伊関係にも手短に触れている。報道官は、レンツィ首相は2015年5月ミラノで開催のエクスポにプーチン大統領を招待したことを明らかにした。これに対しプーチン大統領は必ず招待の機会を利用すると答えている。報道官によれば、プーチン大統領はこのほかにもミラノで先日終了したアジア-ヨーロッパサミットを高く評価した。
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キエフ当局 ドンバスへの軍事作戦を準備
転載元より抜粋)
ロシアの声 14/11/15
キエフ当局は、何十両もの戦車や装甲車など大型軍事車両を、ウクライナ南部・東部(ドンバス地方)に集結させている。ロシアの欧州安保協力機構(OSCE)常駐代表、アンドレイ・ケリン氏が伝えた。ロシア政府は、OSCEの会議で、ウクライナ東部に部隊が集結していることを示す複数の証拠を提出した。一方キエフ当局は、ドンバス地方に対する大規模攻撃は準備していないと主張している。
9月5日、キエフ当局とウクライナ南部・東部の義勇軍の代表者が、ロシアとOSCEの仲介のもと達成したミンスク合意に反し、ウクライナ当局は、前線での戦力を拡大しつつある。
ロシア・CIS諸国研究所のコンスタンチン・ザトゥーリン所長は「キエフ当局は戦争に向け準備している。そうであれば、紛争の平和調整にむけた交渉は事実上、その意味を失う。そう言った印象が生まれつつある」と指摘し、次のように続けた―
「ウクライナ当局は、力を誇示する方針を取っているのだと思います。それゆえミンスクでの交渉は、彼らにとって何の意味もありません。恐らく、最高会議選挙結果の総括、連立政権の形成、閣僚の任命といった国内の複雑で困難な状況から抜け出す道として、軍事行動を見ているのです。ミンスクでの交渉拒否という情報は、そうした事と関係している可能性があります。」
その一方でキエフ当局は、自分達は武力行使など考えていないと主張している。ウクライナのクリムキン外相は、ドイツのジャーナリストの質問に答え「軍事作戦は、一般住民を巻き込む恐れがあるので、ウクライナ政府は、紛争の政治的解決を模索している」と述べた。
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ウクライナ大統領、東部の行政機能停止を命令 写真2枚 国際ニュース
記事配信元)
AFPBB News 14/11/16
本記事文章は現在公開を停止しております。 (2016/4/23)
記事の提供元にてご覧ください。
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5月27日の記事のコメントで、オランド大統領の敗北宣言と、彼がナサニエル陣営に移ったことを示しましたが、今回のこの発言はそれが正しい見方だったということを示します。
2つ目の記事はイタリアもBRICSに近付いていることを示します。
3つ目と4つ目はウクライナ情勢に関するものですが、APFによれば、ポロシェンコ大統領が東部地域の分離を認めた形の大統領令を出しているとのこと。しかし、もしそうなら3つ目の記事にあるように、着々と戦争の準備をするはずがありません。ポロシェンコの意図は、寒い冬の間はロシアのガスが不可欠なので戦争の準備に専念し、春になってから開戦するつもりだと思います。問題なのは、追い詰められ焦っているネオコン連中が、それまで待ってくれるかということです。
プーチンとオランドの発言からは、そうしたことに対する対処は、すでに考えてあるということだと思います。