[Sputnik]ウクライナで魔女狩り開始 / 戒厳令に関する法案を採択 / 歴史教科書の歪曲 〜戦争への準備〜

竹下雅敏氏からの情報です。
 ポロシェンコ大統領に対するクーデターあるいは暗殺が消えたと思ったら、どうやらウクライナでは戦争をすることを決定したかのような動きです。
 まず、親ロシアの人物を、非愛国的というレッテルを貼って糾弾する“魔女狩り”が行われるようです。また、戒厳令の準備と、歴史教科書の歪曲を行なうようで、これらは完全に戦争の準備です。日本もウクライナと同様の流れの上に乗っています。背後に居る連中が同じなので、当然かも知れません。
 連中は敗北を理解したので、一旦第三次大戦を諦めたのですが、ここに来て、いわば人類を道連れにするつもりになったようです。彼らの目論見は絶対に成功しませんが、それにしてもタチの悪い連中だと思います。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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ウクライナで「ロシア好き」狩りが始まる
転載元)
179344

ウクライナ市民は、「誤った」観点をもつ不逞市民を排斥せよ、とのアジテーションを受けている。ウクライナ紙「Vesti」が伝えた。

それによれば、「ウクライナ保安庁の地方または中央のホットラインで謎の活動家が、ウクライナ現政権がいやでロシアが好きだという不届きな市民がいたら通報するよう呼びかけている。こうした人々は「身近な分離主義者」と呼ばれている。南部・東部諸都市では既に親露派探しに関する手引書が配られている」。

街には既に看板が出現している。それによれば、「身近な分離主義者」とは、国民的シンボルを侮辱し、「ロシア世界」の到来を夢見、「動員反対を喧伝し、ロシア語に対する脅威に関する噂を拡散させ、恐怖を植え付け、退廃的な気運を広げるような人たちのことであるらしい。「身近な分離主義者」は7年から12年の自由剥奪刑を科せられる、とも書かれている。

医療センター・オデッサ支部の代表が「Vesti」に語ったところによれば、「法案が内閣レベルで承認され、地方当局が広告の場を提供した」という。

既に魔女狩りが触発されている、と同紙。不逞分子探しが大学やSNS上でも始まっている。「非愛国的」というリポストでドネツクやルガンスクを支持する人を特定し、糾弾できる。SNSのVkontakteには特定ユーザーの個人情報や写真を集めるグループまであるという。

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ウクライナの戒厳令に関する法案 第一回目の審議で採択される
転載元)
180716

ウクライナ議会は、大統領の提案により第一回目の審議で、戒厳令の法体制に関する法案を採択した。法案は、更に二回目の審議に回される。

法案についた説明書によれば、法案は、戒厳令導入の手続きや体制を決めるものだ。

法案によれば、戒厳令が敷かれた場合、あらゆる抗議活動は禁止され、マスコミも全面的なコントロール下に置かれる。

外出禁止時間が導入され、身分証明書や持ち物の検査が行われ、自由な移動は禁止される。また戒厳令が敷かれた地域を出る時には。特別の許可証が必要となる。

戒厳令下において、検察や警察、裁判所は活動しない。あらゆる選挙運動も凍結される。私有国有を問わず企業のすべて及び市民は、軍のニーズのために働く義務を負う。

必要があれば、国家は、
軍司令部あるいは軍行政当局の名において、家やアパート、オフィス、会社の不動産、更には銀行預金も没収できる。

ウクライナ議会が、一回目の審議で採択した、戒厳令に関する法案は、以上のような内容を持っている。


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もはや笑えぬキエフの嘘:キエフは国民をロシアとの戦争に準備している
転載元)
124655

ウクライナ政府が、ソビエト崩壊以来24年間、ウクライナ人に植え付けられてきたロシア人への憎悪を一層募らせるべく、さらなる一手を指した。ウクライナ教育・科学省は11年生(高校3年生に相当)向け歴史教科書に新たに一章を書き加えた。
その章は、キエフ中心部独立広場(マイダン)における、ヤヌコヴィチ大統領退陣とEU加盟を求めた、2013年秋の抗議行動に始まり、ウクライナ南部・東部戦争に終わる。ここに示されている記述法は、二語をもって性格づけることが出来る。すなわち、冷笑的な嘘。

そこにはたとえば、戦士2万20000人からなるロシアの特殊部隊がマイダン撲滅秘密作戦「ブーメラン」を準備していた、と記されている。

また、オデッサの「労働組合の家」がウクライナのナチ信奉者に放火され、中にいた数十人のマイダン反対派が焼死した一件は、誰が誰に殺されたのかが明記されず、「親ウクライナ平和デモ隊」の銃撃で死者が出たことしか分からない書き方になっている。

また、ロシアの侵略者らが平和なウクライナの都市をロケットランチャーで攻撃している、とある。ロシアのエージェントらが鉄道、行政機関のオフィスを爆破し、平和な市民を殺傷し、恐怖と不安を煽ろうとして、ついに成功していない、とも。

キエフのクーデターを支持しないドンバス市民に対し、キエフは懲罰作戦を展開した。その懲罰作戦は、「ウクライナの民衆による、ロシアの侵略に対する戦争」と名付けられている。その戦争は「ウクライナのみならず、欧州や世界の現代史における最重要の出来事である」という。

モスクワ国際関係大学国際研究所主任研究員アンドレイ・イワノフは、この章の執筆者は冷笑的な嘘をついており、また、これ以外の書き方では彼らは書けないのである、と見ている。

「ヤヌコヴィチとウクライナ臨時政府および西側の関係は当初の当初から嘘を土台としていた。ロシアはウクライナの欧州入りを許さないとか、キエフの抗議行動は平和的なものだったとか、ウクライナ市民は誰もがそれを支持していたとか、ロシアはクリミアを占領したとか、ウクライナ南部・東部ではウクライナ軍とナショナリスト軍団がロシアの侵略を撃退しているのであって、平和市民を迫害しているのではない、とかといった嘘を、ウクライナの政治家やメディアは拡散している。彼らはこうした嘘を、それでなくてさえ朦朧としているウクライナ人の意識に、今度は学校の教科書を通じて植え付けようとしている。このような嘘の前には、たとえば、日本の歴史教科書における、たとえば南京大虐殺や朝鮮の従軍慰安婦に関する穏やかでない記述も蒼褪めてしまう。ではロシアは今、この侮辱的な攻撃に、どのように反応すべきか。ウクライナ人の若い世代が、ロシアに対する何の根拠も正当性もない憎悪を植え付けられようとしている。ロシアはどうしてこれを容認できるだろう。」

ウクライナのメディアや教科書における虚偽は極めて危険である。なぜならこの嘘は、ウクライナ人をロシアとの戦争に向けて準備するからである。今のところ西側はこの準備を静観している印象である。しかし、西側の承認とともにウクライナが開始するだろうロシアとの戦争は、欧州にも波及するのだということを悟るべき時ではないのか。戦争回避には一つの方法しかない。いまウクライナを統治しているのは「革命家」でも「民主派」でもない、嘘つきとナチスであると認めること。ウクライナの現政権を支持することは嘘つきやナチスと手を組むことと同じであると、理解することだ。

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