エクアドルのラファエル・コレア大統領 (ロイター / ダビド・メルカド)
アメリカ例外主義という言辞は極めて危険で、“第二次世界大戦前と大戦中の”ナチスの思想や発言を思い起こさせると、
エクアドルのラファエル・コレア大統領はRTスペイン語番組の独占インタビューで語った。
自らの“狭い私利の為だけでなく、全員の利益"の為に立ち上がり行動しているのだから“アメリカは例外だ”というアメリカのバラク・オバマ大統領の声明に関し、コレアはこう語った。“第二次世界大戦前と、大戦中の
ナチスの言辞を思い出しませんか? 彼等は自らを、選ばれた人種、優れた人種等々と考えています。そのような言葉や考え方は極めて危険です”とコレア大統領は、RTスペイン語版エントレビスタの番組で
述べた。
最近の国連総会で、ブラジルは、“国際法違反”だとして、アメリカのスパイ行為を痛烈に批判した。
“プラトンが[ソクラテス的]対話で、2,000年以上前に書いたことは真実です。
正義とは強者の利益にほかなりません。彼等は強者であり、
それが彼等が嘘をつき続け、他国の主権を侵害し、国際法に違反する理由です。しかし、いつの日か、この不公平な世界は変わらねばなりません”とコレア大統領は言う。
'アメリカはシェブロン原油流出事故の真実を隠しきることはできません。’
エクアドルでのシェブロン-テキサコの原油流出損害に関する質問に答えて、金と権力と、何百人もの弁護士を味方にしていても、アメリカは真実を隠すことはできまいとコレア大統領は述べた。
“シェブロンは、エクアドルのジャングルに対して修復不能な被害を引き起こしました”と大統領は述べた。“テキサコは、地域の汚染除去を一切しませんでした…当時、使える汚染除去技術があったのに、彼等はわずかの金を惜しんだのです。そして
彼等は環境を破壊し、損害賠償を支払おうとさえしませんでした。”
2007年12月10日、タラコアで汚染された水たまりの汚染を除去する石油労働者。(ロイター / ギリェルモ・グランハ)
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