注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。
17日付け警察庁人事。山口敬之元TBS記者の逮捕を止めた中村格(いたる)警視庁刑事部長(当時)が、官房長から次長に昇格した。次の警察庁長官はほぼ確実だ。・・・自民党・公明党の政権がそれまで続いていれば、だが。
— 前川喜平(右傾化を深く憂慮する一市民) (@brahmslover) 2020年1月15日
伊藤詩織氏の準強姦事件で山口敬之氏への逮捕令状を執行直前に取り下げさせた当時の警視庁刑事部長にして元菅官房長官秘書官の中村格氏が、あろう事か警察庁長官官房長に出世したのは記憶に新しいが、何と明後日17日付けで「警察官僚ナンバー2」の警察庁次長への昇進が閣議で承認された。怒髪衝天。
— 異邦人 (@Narodovlastiye) 2020年1月15日
佐川元理財局長も財務省№2
— (‼ああ中央の若き日に❕力❕力❕中央・中央🎥ブリーライダー由良哲次 (@jitsute_rayu) 2020年1月15日
国税庁長官になり、辞任。
パクられたら中村格を呼ぶ。それが安倍政権
— 藤原直哉 (@naoyafujiwara) 2020年1月13日
麻生太郎副総理「パクられたら名前出る。それが二十歳」https://t.co/MYYNoFN3zD
次長というと長官のたんなる補佐役のように受け取られがちだが、実際にはその権力は絶大で、指揮監督は全国におよび、事実上、警視総監以上の権限をもつ。しかも、予算をはじめ人事や政策立案まで握るポジションであり、さらに出世コースとしては次期長官が約束されたも同然だ。
(中略)
そして、この中村氏による逮捕取りやめ指示の背景にあるとみられてきたのが、中村氏と菅義偉官房長官の関係だ。中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官をつとめており、“菅の懐刀”と言われてきた。
(中略)
つまり、菅官房長官によるメディア圧力の実行部隊として中村氏は動いてきた人物でもあるのだ。その後、中村氏は警視庁刑事部長として伊藤さんの事件の逮捕状を握り潰したわけだが、この一件にとどまらず、中村氏は安倍政権の“秘密警察”と化してきた。
(以下略)
リテラの記事では、安倍政権の意のままに動く中村氏の悪行の数々を並べていますが、表に出ているだけでも、山口敬之氏逮捕の取りやめを指示した件、「報道ステーション」へ恫喝をかけ古賀茂明氏を降板させた件、安倍首相の秘書の息子のケンカに仰々しく捜査一課の捜査員を呼び出し、相手方を無理やり逮捕させた件、準強制性交容疑で刑事告訴された自民党の田端毅前衆院議員の捜査を封じた件など、「警察権力の私物化」し放題です。
これまででもこの調子ですから、今後さらなる権力を手にした警察庁ナンバー2の中村氏が安倍政権に批判的な報道や思想信条を徹底的に取り締まり、アベトモに対しては超法規的に優遇することは容易に想像できます。
こんなヤクザな社会など真っ平御免、前川氏のツイートにあるように「自公政権が続いていれば」の悪い夢に終わらせなければ。