Federico PIERACCINI
2016年9月25日
Strategic Cultural Foundation
2016年5月30日、選挙でライバルのマル・ロハスに700万票以上の差で勝利した後、
(中略)…マニラとワシントン間の緊張を我々は目の当たりにしている。
(中略)…アメリカ合州国は増大する中国の影響力を封じ込めたがっている。しかし地域内の伝統的な貴重な同盟国、特に、
日本とフィリピン無しには、この既にして
困難な課題は不可能に見える。
(中略)
ドゥテルテは、フィリピン国内での高速鉄道建設と引き換えに、南シナ海における、アメリカ海軍との共同パトロールの中止を提案していた。
(中略)
マニラの要求を起動するための理想的な基盤が、創設諸国間で長年議論した後、最近実現したアジア・インフラ投資銀行(AIIB)だ。
(中略)
フィリピンのように戦略的に重要な国々を脅し、不安定化するため、ワシントンが最も良く利用する手段の一つはテロだ。(中略)…イスラム・テロの拡大が、アメリカ政府の益々強まる
世界支配の野望と同期していると、反対意見をおそれずに言えるだろう。
(中略)
アブ・サヤフは、レーガン時代のアフガニスタン自由戦士(タリバン)メンバーによって設立され、後に、2000年に
アルカイダによって訓練された、南フィリピンに潜むイスラム主義集団だ。彼らは、マニラからの領土的独立を目指し、地域で、20年以上活動しているが、
外国政府に圧力をかけるための典型的で有名なアメリカの策謀だ。
(中略)
最近、
ドゥテルテ大統領は、アブ・サヤフ過激派イスラム集団に対する近々の対テロ作戦を発表した。新大統領就任後の解決策の特徴が、ワシントンを激怒させた。
(中略)
わずか数カ月のうちに、
フィリピンは、太平洋における歴史的なアメリカ政府の足掛かり(アメリカは、フィリピンに5つの軍事基地を保有している)
から、北京との関係修復に極めて熱心な国の一つへと転換した。
(中略)
もしワシントンが、マニラが追求している多極化への転換を受け入れるのを拒否すれば、アメリカのアジア戦略の大黒柱を完全に離反させることになろう。
(以下略)
ツイートには、小池知事が側近として浜渦氏を使おうとしているとあります。こうした理由を分かりやすく説明している記事があります。リンクしておきます。