アミーンザーデ解説員
アメリカの無人機が再度、イランの航空宇宙部隊によって捕らえられたことは、国際法規の点から議論する余地があります。およそ1年前にも、イラン東部で、イスラム革命防衛隊がアメリカの無人機RQ-170を捕らえました。
明らかに、アメリカの無人機がイランの領空250キロ先に侵入したことは、アメリカ政府の挑発行為と見なされます。
イランに国際機関、とくに国連に申し立てする権利があるのは明らかです。
アメリカは、多くの事例においてイランに対して敵対行為を働いています。
この攻撃の例の一つが、
イランイラク戦争中の1988年7月、ペルシャ湾上の領海を飛行していたイランの旅客機がアメリカの巡洋艦が発射したミサイルによって撃墜されやことです。イランイラク戦争で、イラクはアメリカの支援を受けていました。
さらに、
イランの石油プラットフォームへの攻撃、反革命派のテログループ、特にモナーフェギンを支援するための予算の割り当てなどもこの例です。そして
現在も、医薬品の輸入妨害から衛星放送の停止、金融取引における混乱まで法規を超えた制裁が行使されており、
これらは国際法規に反する明らかな事例となっています。
イランとアメリカも加盟する国際航空法に関する1944年のシカゴ条約では、各国の領空は、各国の主権のもとにある領土の一部であるとされています。今回の
アメリカの行動は、明らかな侵略であり戦争の本質を伴い、アメリカが違反行為を行っているという例です。
明らかなことはイランは自らの領空に対して絶対的な主権を持っており、可能かつ合法的な方法で主権への侵略を停止させることができるということです。