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CNNはやっぱりフェイクニュースだった! 後編
先週の事件
前編の潜入報道、CNNにとっては正に泣きっ面に蜂でした。なんせ先週の“不適切な”記事を受けて、記者3人が辞表を提出したと発表したばかりなんですもの。
これが前編最後でご紹介したトランプ大統領のツイートの件ですね。事の発端は、大統領顧問のアンソニー・スカラムッチ氏がロシア系の投資ファンドとの関わりで上院の調査対象になっているって誤報です。
前編でボニフィールドも呆れていたトランプ叩きの定番、「ヤツはロシアと繋がっている!」って話ですよ。普段は記事が間違っていてもヘッドラインと一部を書き換えるだけのCNNが、この件は「編集基準に満たなかった」とごっそり削除したようです。流石に名誉棄損で訴えられたら負けますからね、スカラムッチ氏宛てできちんと謝罪文も出しました。
BBCによると、記事の根拠となったのはたった一人の匿名による情報のみ。放送局は基本的には最低でも二つの情報源を得ておくのが普通だとか。
この記事を書いた当の本人(トーマス・フランクとか言うらしいです)と、調査チーム編集者でピューリッツァー賞受賞者のエリック・リヒトブラウ、2001年からCNN編集者で調査チーム監督だったレックス・ハリスの三人が月曜日に辞表を提出しました。つか、辞めさせられたってことですね。そいでもって「調査チーム」ってのは、結局のところトランプのロシアとの繋がりを“積極的”に調べるとこだそうです。
別記事によると、「三人とも経験豊かなベテラン記者」だそうな。何の経験をCNNで延々積んでいらしたのでしょうか。え? フェイクニュースの作出? そういえば、ドイツ人ジャーナリストのウド・ウルフコック氏が「CIAは欧米の大手メディアに偽記事を書かせている」って命懸けで告発していましたっけ。
更に遡ると、ピューリッツァー氏本人も売り上げのため、戦争を煽るような報道を書かせていたみたいです(※彼は議員で社主)けど、だからってねぇ。
報道姿勢
最近目覚めて来ていると噂のショーン・ハニティ氏が司会するFOXの人気番組「ハニティ」によると、1月20日から4月29日という就任から100日間、CNNはNBCと並んでその報道の93%がトランプに否定的なものでした(※ハーバード・ケネディ・スクールとショーレンスタイン・センター調べ)。
ディベートの基本って、賛成意見と反対意見は両方とも提示して検討、だと思うのですが、9割がネガティブ・キャンペーンとなると「洗脳」とか「偏向報道」と評されても仕方ないのでは。
コミー証言のスクープ(誤報)
しかもCNNの報道、事実レベルですらかなり不正確なのです。こちらの動画によると、元FBI長官のコミーが上院情報特別委員会の公聴会に出席する前々日、CNNはトランプ大統領の主張は嘘だとコミーが証言すると偽スクープをかましていました。
BREAKING: In testimony, Comey will dispute Trump’s blanket claim that he was told he wasn’t under investigation https://t.co/ekqiCsbo6I
— CNN Politics (@CNNPolitics) 2017年6月6日
CNNのツイッター:「速報:証言においてコミーは、トランプが自分は捜査対象ではないと伝えられたと全面的に主張していたのに対して、異議を唱える模様」
え? 実際にどうなったかですか? 大統領が(自分とコミーの)会話が録音されたテープが存在するかもねん、とツイッターで匂わせていたせいでしょうか(本当はしていなかったw)、コミーはトランプが対敵防諜活動の捜査対象ではないと少なくとも3度は直接伝えたと自分自身で証言しちゃいましたよ。
その顛末について語った記事によると、CNNってばロンドンの偽旗テロ事件報道の際には警官と共に偽の抗議活動の“仕込み”も撮影していたようですね。だからさ、ドラマに転向したらいいと思うの。だってお芝居じゃん。
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今、CNNは余りにお粗末な偏向報道のボロが次々出て来て、「可哀相だけどここまで酷いと笑っちゃうわ」という状況なのです。やらせだの仕込みだの、いっそのこと「報道番組」じゃなくて、『白い巨塔』並みに権力志向な「大本営発表ドラマ」にでもしたらいいのに。
アメリカ様のていの良い使いっパシリである日本は、向こうの流行を何でも取り入れたがりますから、もうすぐこういう展開になるのでしょうか。加計学園で政府に媚売るためなら手段を選ばない某“クオリティ紙”とか、最近はカルマが返るのが早いような気がするので、今後の展開に大いに期待しております。