(前略)
ダウド氏:連銀が2006年、2007年に金利を上げ始めると、(住宅バブルは)崩壊しました。
(中略)... 経済に何が起きたでしょうか?世界中の中央銀行が通貨を刷り続けました。そして起きたのはゾンビ経済です。
(中略)
金融システムの仕組みを知っている私たちウォール街の人間は、「彼らはこれ(世界的な債務危機)をどのように隠蔽するつもりだ?」と推測しました。私たちは戦争が利用されるだろうと思いました。伝統的に、デフォルト(債務不履行)は戦争を通じて行われ、人々の注意を逸らします。
(中略)
金融システムの仕組みはというと、ドルを刷る場合、負債に応じて行われるということです。(中略)... 面白いのは、これを採用していない中央銀行がいくつかあります。その名前を言うと、シリア、旧イラク、旧リビア、イランです。
Jerm氏:まさか信じられない!
(中略)
ダウド氏:国は貨幣を刷り、それを負債に紐づけることなく通貨供給量をコントロールすることができます。しかし問題は、それは銀行にとって利益にならないということです。
(中略)
自然界にあるものは全て、それは人間のライフサイクルや自然のサイクルです
(中略)... そして
利子が複利計算される場合、あなたが抱えている負債は、必ず、多世代循環型デフォルトに陥ることが目に見えています。(その負債を)完済することは絶対に不可能です。複数の世代に渡っても、です。
(中略)... 故に、私たちは今「グレートリセット」について耳にしているのです。(笑)
(中略)
2019年に何が起こったかは知っています。世界の経済成長が転がり落ちていました。それは、グローバルに人々がデフォルト(債務不履行)しようとしていたことに起因するものでした。
(中略)... 連銀(FRB)で「レポ取引危機」と呼ばれているものです。オーバーナイトの(超短期)金利が急上昇していました。金融システムの「肝(きも)」がバラバラに崩壊しかかっていました。
それから、不思議なことに・・・奇妙なことに、数ヶ月経った頃、世界的な大混乱を引き起こすウイルスが出現しました。そして一時的に経済をシャットダウンし、そして世界中の中央銀行と政府が、今までに経験したことのない規模で貨幣を刷りまくる口実を与えたのです。
(中略)
それから時間を早送りして2022年、さて何が起こっていると思いますか?事態は混乱し、インフレが猛威を振るっています。最悪の事態です。
(中略)
そこで
彼らはまたリセットし、中央銀行デジタル通貨(CBDC)が導入されるだろうと私は確信しています。(中略)... もしあなたが正しい行動をしなければ、ソーシャル・クレジットスコア(社会信用スコア)によってあなたの支払い能力は「オフ」にされてしまいます。
このリセットによってもたらされる支配・管理システムは、恐ろしく悲惨なものになると私は思います。だから私たちは戦わないといけません。そして新たなシステムを考える必要があります。
(中略)
冒頭の動画「グローバルワクチンパスポート推進をG20首脳が署名!これがないと世界を移動できない」では、ワクチンパスポートや日本のマイナンバーカードは、デジタルなので簡単に情報共有できる、政府や企業が人々の行動を強制できる(8分30秒)と言っています。
また、11月15日の記事で、暗号資産(仮想通貨)の交換所を運営するFTXが経営破綻したことをお伝えしましたが、動画の11分22秒で、“FTXの破綻によって…仮想通貨の市場全体が信用失墜したことになる。…そうすると、こういう民間でやってる仮想通貨が、規制が入る。…最後に残るのは世界統一デジタル通貨。こっちに向かっているんじゃないか”と言っています。
イタリアのジョルジャ・メローニ首相は、フランスがアフリカ14カ国の植民地で発行していた紙幣について触れ、“フランスは通貨発行益を搾取しています”と本当のことを言ってしまったようです。
“解決策は…アフリカ人を欧州の搾取から解放し、彼らが自分で生きられるようにすることです”という彼女の見解は本質を突いたものです。搾取の根本のところは、民間の中央銀行が通貨を発行している所にあるのです。
もしもこれが世界統一デジタル通貨になった場合、誰が通貨発行をコントロールするのでしょう。世界統一デジタル通貨を管理する者が、世界の支配者になるということでしょう。オランダの政治評論家で、現在はスウェーデンに移住しているエヴァ・フラールディンゲルブルークさんは、“欧州にはデジタルコビットパスというものがすでに存在していたということです。これは携帯電話のQRコードのようなもので、バーやレストランなどの日常生活の様々な場面にアクセス権を与えるものです。それは、あなたのワクチン接種の状況に完全に結びついています。これはすべて欧州委員会から出された欧州プロジェクトの一部で、基本的に欧州デジタルIDのアイデアを中心に展開されているのです。ですからワクチン接種状況にリンクするにとどまらないでしょう。これは税金や、予防接種以外の医療記録、銀行情報等も含むでしょう。つまり基本的には、社会信用システムの初期段階に非常に近い、少なくともそれを思わせるようなシステムが、今現在すでに出来上がっているのです。私たちは文字通り中国に変貌しつつあるのです…そして、この計画は2030年までに完成させる予定です”と言っています。