Tony Cartalucci
New Eastern Outlook
2015年11月21日
スー・チーは、選挙の前に、百万人の有権者の投票権を剥奪し、今後、自分は憲法を超越すると宣言した。
欧米マスコミは、ミヤンマーの最近の選挙を歴史的快挙として描き出している。”だが、
約百万人の有権者が投票を禁じられた選挙で明らかな勝利を得て、既に
自分は法律を超越すると宣言している人物から、一体どのような民主主義と政治的自由が生まれるのかと疑わざるを得まい。
彼女が率いるNLDや、彼女を支持する“市民社会”非政府組織(NGO)の巨大ネットワーク全てが、毎年何十億ドルもの
支援を、アメリカ合州国とイギリスから長年得て、この
支援と引き換えに、ミヤンマーの国有資源、産業と、インフラを、スー・チーの権力奪取に、長年金銭的面倒を見て来た
ウオール街大企業や機関の口に、大規模に流し込むことになろう。
都合良いときだけ“民主主義”
現実には、
スー・チーと、彼女のNLD支持者たちは、約100万人のロヒンギャ族が、選挙実施前に、
投票権を剥奪されるのを幇助したのだ。ロヒンギャ人が投票権を剥奪されたままにしておくという、連中の
要求が満たされなければ、暴力で威嚇するという、広範な抗議行動によって、軍を与党とする
政府は、投票権を含め、
長年求められてきた権利を、少数民族ロヒンギャ族に認める計画を撤回した。
BBCは
“ミヤンマー、抗議行動の後、ロヒンギャ人の投票権を取り消し”という見出し記事で、こう報じている。
“暫定的な身分証明書”を持っている暫定住民に投票を認める法律成立後、何百人もの仏教徒が街頭に繰り出した。
ミヤンマーには、100万人以上のロヒンギャが暮らしているが、彼等は、政府からは、国民として認められていない。
BBCは、これら
“街頭に繰り出した”“仏教徒連中”が実際には、悪名高い2007年の“サフラン革命”を含め長年、全ての主要なNLD支持抗議行動を率いてきた
スー・チーの政治運動の要であることに触れそこねている。
スー・チー自ら法律を超える存在だと宣言
更に、
スー・チーの勝利が明らかになった直後、彼女は、誰が実際に法律に従って、
大統領になろうとも、自分が全ての決定を行うと断言して、
自らミヤンマー憲法を超越すると文字通り宣言したのだ。
スー・チーの、ロヒンギャ選挙権剥奪や、法の支配の目に余る無視は、何十年も、彼女が非難して来た支配体制の極めて独裁的な特徴を実証している。
ミヤンマーの少数民族ロヒンギャにとって、軍が率いる政府は、時には、スー・チーの超暴力的なサフラン暴徒の手による虐殺を防ぐ唯一の保護勢力だった。
政府における軍の役割が縮小し、スー・チーの虫の良い選択的な法の支配への固執によって、
彼女の支持者たちは、ロヒンギャのみならず、あらゆる政治的、社会文化的な敵に対し、自分たちの虐殺の野望を実現する自由を期待する可能性が高い。
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藤原直哉氏は、“ミャンマーの首都で電話とインターネットがダウン…クーデターで捕まったのはバイデン側らしい”と言っています。オールド・バイデン、ニュー・バイデンの違いを見ると、本物は既に死亡しているのではないでしょうか。
“続きはこちらから”の「メイカさんからの続報」では、“ワシントンDCのホワイトハウスは数日前から停電…たぶん逮捕が終了した”とあり、Eriさんは、“アメリカの大量逮捕は完了しており、アメリカの次はアジアの粛清に入るとの情報も。日本でも、特に都市部の方々は電話とネットのダウンに備えておいたほうがよさそう”と言っています。
この情報が事実なら、ミャンマーの件はクーデターではなく粛清の方だと言うことになります。