アーカイブ: 悟りについて(’19/5〜)

「現代の悟り修行」の中心にあるのは常に「自分を知ること」 ~内面を浄化する言霊「ありがとう」 / 「悟り」というのは簡単に誰でも得られるものである

竹下雅敏氏からの情報です。
 「現代の悟り修行」という視点から、動画の後半では「ありがとう」という言葉が内面を浄化すると言っています。
 “これは私の発信している全ての情報に言えますが、迷ったら信頼すべきは私の情報より皆さんの「感覚」です。それが「真実」なのです。私たちはどうしても何が「真実」なのか、本当のことを知りたいと思うじゃないですか。でも、それは次元によっても違いますし、魂というのは「真実」を探したいのではなくて、「自分を思い出したい」だけなんですね。中心にあるのは常に「自分を知ること」です。(8分4秒)”と言っています。
 これは全くこの通りです。「自分を知ること」については「内面の浄化」が不可欠なのですが、動画の21分45秒以降でその方法が語られています。“この『ありがとう』という言霊を、何度も何度も言うことでエネルギーに「感謝の癖をつける」ということと、『ありがとう』という言霊自体が「調和」とか「統合する」ための言葉ですので、そういう方向に導いてくれます。”と言っています。
 2022年3月14日の『中西征子さんの天界通信76』で、スベテヲスベルヒメミコ(色上姫浅子)から「感謝のマントラ」が伝えられました。
 「ありがとう! ありがとう! ありがとう!…」というように、「ありがとう!」という言葉を17×17=289回唱えます。
 また、「悟り」というのは、簡単に誰でも得られるものだということは、「“悟り”って、特別じゃなかったんや。」という記事をご覧になるとよく分かります。
 『悟りについて(’19/5〜)』の一連の記事も参考にしてください。
(竹下雅敏)
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【現代の悟り修行】〝第六感、第七感〟を開いて魂と繋がる方法
配信元)
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配信元)

れいわ新選組の山本太郎氏や安冨歩氏は、明らかに、社会の規範(世間体)から飛び出しており、真理に向かってまっしぐらに進んでいる

竹下雅敏氏からの情報です。
 東海アマさんの優れた記事の冒頭に、“日本という閉鎖された価値観”という言葉が出てきます。日本人とは違って、海外の人は、日本人よりももっと“人生は楽しむためにある”と思っているかも知れません。そういう人たちから見ると、日本人は何のために生きているのか、疑問に思うかも知れません。同調圧力という言葉を聞きますが、空気を読んで、周りの期待に沿おうとする傾向が、日本人は他の民族より高いのかも知れません。
 「れいわ新選組」から立候補した安冨歩氏は、れいわ新選組の立候補者のことを、“その一人ひとりが、まったく異なった色彩をもっており、そのラインナップに、私は舌を巻いた。これは明らかに「無縁者」の集まりであった”と言っています。「無縁者」というのは、“現行の秩序や生き方から離れた人たち”のことで、「はみだし者」とか「はぐれ者」という感じでしょうか。
 6月24日の記事で、デイビッド・アイク氏の動画を紹介しました。この中で、氏は、“最大の監獄は「人からどう思われるか?」という恐怖心です…面白いことに、「言論と思想の問題なしゾーン」の端に来ると…「母はどう思うか? 飲み仲間や会社の人たちには何と言われるか?」と考えるのです”と言っています。
 監獄から飛び出して、「人からどう思われるか?」を気にしなくなった人が「無縁者」です。6月24日の記事でコメントしたように、“他人の目を恐れることから飛び出すこと”が、探究の第一歩なのです。この探究の始まりとともに、クンダリニーが覚醒します。探究の到達点は「悟り」です。
 安冨歩氏は、その風貌から、どう考えても他人の目などを気にしてはいない。同様に、山本太郎氏はその言動から、自分が他人からどう思われるかなどを気にしてはいません。要するに、彼らは明らかに、社会の規範(世間体)から飛び出しており、真理に向かってまっしぐらに進んでいるのです。
 探究の到達点である「悟り」とは、“あるがまま”の自分に安らいでいる境地です。自我(理想の自己像)を持たず、自己を肯定も否定もしていないため、“ただ存在しているだけで幸福”なのです。
 この意味で、“大きな夢を持ち、夢に向かって努力をし、その夢を実現すること”は、幸福とは無関係で、むしろ、幸福から遠ざかってしまうことがわかると思います。
 山本太郎氏は猫ちゃんが大好きなようですが、その猫ちゃんが目標に向かって努力している姿を見たことがあるでしょうか。もちろん、野良猫の場合は、食事のために狩りをしなければなりません。しかし、肉体改造のために筋トレをしているような猫は見たことがありません。
 飢えることさえなければ、猫はいつも幸せに見えます。ひょっとしたら、そうでないのは人間だけかも知れません。なぜ人間だけが衣食住を満たすのに、これほどの努力を払わなければならないのでしょう。果たして、人間は他の動物のように、衣食住さえ足りれば“ただいるだけで幸せ”でいられるでしょうか。
 この意味で、人間だけが他の生き物とは違って、地球上で不自然な生きものと言えるのです。人間以外の生命は、地球、宇宙と同調しています。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)
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山本太郎の本当の優しさ、素晴らしさ
引用元)
 山本太郎が参院選に重度障害者の二人を立候補させ、当選させて自らは落選した。(中略)… 日本という閉鎖された価値観のなかで、障害者が存在をアピールするというのは、もの凄く価値の高いことだ。
(中略)
 この意味だけでも、山本太郎の業績は、並の議員、千人分以上の働きにも相当する歴史的な大事業である。
(中略)
 私は、これを実現した山本太郎に対し、人生最大の敬意を表し、彼が真実の「救済者」であると知って、深く感動するものである。
 太郎こそ、待ち望んだ救世主なのかもしれない。
(中略)
「金儲けだけが価値」という資本主義の成れの果て「新自由主義」の妄想が、人々の心を束縛し、蔓延するなかで、「生きている、存在しているもの、すべてに価値がある」という究極の本質を人々に知らしめる行動は、近代政治において至高、最大級の価値ある仕事である。
(中略)
 私は、かつてタクシー運転手をしているとき、ダウン症家庭から子供を施設に送る仕事をしたことがある。
 そのとき、強烈に感じたことは、障害を持っている子供たちの親の、人間性の豊かさ、暖かさ、気高い精神性であった。(中略)… 彼らは、一様に言う、「ダウン症の我が子は、天使だ。救われたのは自分たちだ」と。
(中略)
 人間に本当に必要なものは、ランキングの高さではない。日本など凄くなくていい。和食が世界から評価される必要もない。日本が一番である必要など、まったくない。(中略)… 人間性の低さから誰にも愛されないのに、見せかけばかり整形したり、化粧してどうする?
(以下略)

探究の到達点である「悟り」を得た人物は、内側の本性が露わになる ~邪悪な人物の場合、一般人には到底できない悪を平気で行えるようになる

竹下雅敏氏からの情報です。
 レプティリアン(爬虫類人)を世に知らしめたのは、デイビッド・アイク氏。冒頭の動画のデイビッド・アイク氏の主張は大変興味深いものです。動画の中で、氏は“私は他人の目を恐れる心から飛び出しました”と言っています。実は、これが探究の第一歩です。探究の到達点は「悟り」であり、「お母さんはどう思うか?飲み仲間や会社の人たちには何と言われるか」という考えは、微塵もなくなります。「私は私」になります。
 「悟り」を得た人物は、“社会的規範、物事の善悪”に重きを置かず、内なる規律によって動くようになります。ただし、これは、「悟り」を得た人が善人であるということではありません。内側の本性が露わになり、邪悪な人物の場合、一般人には到底できない悪を平気で行えるようになります。
 下の記事をご覧になると、イギリスの元首相ウィンストン・チャーチルはイルミナティで、ホモセクシュアルだったと書かれています。この記述は正しいと思います。
 さて、「マイトレーヤの使命第2巻 ベンジャミン・クレーム著 シェア・ジャパン出版」p404には、毛沢東やチャーチルについて述べられており、彼らが無害な人間ではなく、大量殺戮の号令をかけた人間であることが語られています。
 そして、“神性を本当に成し遂げるのは第4段階のイニシエーションです…それは放棄であります。良い人間であるということではありません”と記しています。続いて、毛沢東やチャーチルの例を出し、“つまり単なる善人であることがイニシエートの印ではありません”と言うのです。
 チャーチルは、進化段階が3.0のハイアラーキーのイニシエート(秘技伝授者)で、ベンジャミン・クレーム氏の仲間なのです。と同時に、彼はホモセクシュアルで、イルミナティのメンバーだったのです。
 ベンジャミン・クレーム氏は、国連からシェア・インターナショナルという出版物を出しており、国連はルシス・トラストが宗教部門をコントロールしています。そのルシス・トラストは、ロックフェラー家がコントロールしており、彼らの思想はいわゆるチャネリング情報と同じです。
 こうした邪悪な勢力と、コブラの情報にどのような違いがあるのかですが、全く変わらないということになります。強いて違いをあげれば、情報の精度が多少高いか低いかだけの違いだと言えます。
 一般の地球人とは異なり、ハイアラーキーの連中は人間とは言えない存在なのです。コーザル体(原因体)が、動物システムに転落している者がほとんどです。要するに、彼らの幽体、原因体は、人間の姿をしていない可能性が高いのです。こういう連中が「悟り」を得ると、内側の邪悪な本性が露わになります。
 この意味で、一般の地球人の場合は、内側の本性(幽体、原因体)は善良で、「性善説」と考えられるのに対し、ハイアラーキーの連中は、「性悪説」を当てはめた方がより本質に近いと思われます。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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配信元)

 
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レビロ・P・オリバー博士:ホモセクシュアルを介した陰謀
引用元)
(前略)
https://www.henrymakow.com/
(概要)
6月21日付け
(中略)
ホモセクシュアルを介した世界的陰謀の目的は西洋文明を破壊することであり、カバラ集団はゲイの活動家らと共にこの目的を達成しようとしています。(中略)… イルミナティのウィンストン・チャーチル、アドルフ・ヒットラー、イギリスのトニー・ブレア元首相、カナダのトルドー前首相、ジョージWブッシュ、バラク・オバマはみなホモセクシュアルだと思います。
(中略)
ロージーGウォルディック(ドイツ生まれのユダヤ人作家)によると、ホモセクシュアルを介した陰謀が世界中の全社会階層で展開されており、軍隊、刑務所、メディア、映画界、政府にまで入り込んでいます。また、ホモセクシュアルが、芸術、文学、劇場、音楽、テレビを独占しています。
(中略)
一般的には、ホモセクシュアルはサディズムと関連しており、彼らは暴力的で残忍な行為をすることも、誰かがそのような行為をしているところを見ていることも好きでたまらないのです。
(中略)
1950年の連邦委員会による調査によると、少なくとも7千人の変質者らが政府機関(司法省も含む)の重要な地位についていることが判明しました。しかしこの事実を証言することは憲法違反の大統領令によって阻止されてしまいました。

毎日降り注がれている宇宙と天の川銀河のセントラルサンからの光により、近い将来、各人にふさわしい進化段階に到達する地球人! / 誤りが多く、人々を惑わす神智学の霊的な進化段階の説明

竹下雅敏氏からの情報です。
 以下の記事の内容は、神智学、特に秘教学徒のベンジャミン・クレーム氏が主張する、霊的な進化段階の説明です。
 神智学には誤りが多く、様々な宗教の寄せ集めで、彼らの話は話半分に聞いておくのが一番です。この記事の内容も、一見もっともらしく思えるのですが、その殆どの内容は誤りです。
 覚者(マスター)とは、進化段階が5.0以上になった者のことですが、記事によると、“もはや食事を摂ることも必要無くなり…睡眠も必要無くなり、意識の連続性を獲得”するのだそうです。しかし、パラマハンサ・ヨガナンダ、彼の師のスワミ・シュリ・ユクテスワ、ラーマクリシュナ、ラマナ・マハリシなどの聖者は皆覚者でしたが、食事も睡眠も取っていました。
 第1段階(進化段階1.0)を実現すると、肉体の制御が可能になり、本能(食欲や生存欲、性欲)のコントロールを達成するということですが、こんなことはあり得ません。どんなに高い進化段階になっても、これはありません。
 第2段階から第5段階の説明は、制御する身体も含めて、ほとんどメチャメチャです。記事では、第3段階をメンタル体の制御とし、“智恵や知性を人類全体の為に用い、世界に奉仕する”と書かれていますが、こんなことはありません。
 例えば、「マイトレーヤの使命第3巻 ベンジャミン・クレーム著 シェア・ジャパン出版」の巻末には、イギリスの首相であったウィンストン・チャーチルの進化段階が3.0であったことが書かれています。チャーチルは、人類初の無差別殺戮を行った人物で、イルミナティでした。なので、ここの文章は、“智恵や知性をハイアラーキーのために用い、世界を破壊する”こともあるということになるでしょうか。
 また、第4段階ではコーザル体が破壊されると書かれていますが、こんなことはありません。求道の過程で、クンダリニーがアナーハタ・チャクラに到達した時、進化のレベルによっては、コーザル体が宇宙大に拡大するという経験をします。決して、コーザル体が破壊されるわけではありません。
 第5段階では、輪廻転生から完全に解放されて覚者となるとありますが、完全な誤りです。現実に、覚者であったマハー・アバター・ババジ、サティア・サイババは生まれ変わっています。また、ババジの妻マタジも覚者ですが、現在転生に入っています。シルディのサイババも覚者で、サティア・サイババとは別人ですが、彼もまた肉体に転生に入っています。
 神智学信奉者は、これらの人物が覚者となり、輪廻転生から完全に解放されているのだが、人類に対する慈悲によって自ら地球に下生したのだと考えるでしょうが、現実には違います。輪廻転生からの完全な解放という意味での「解脱」は、このレベルでは到底無理です。
 また、記事をよく読むと、疑問点がいくつも出てきます。 「魂」に対して「魂を包む鞘(コーザル体)」が出てきます。ということは、魂とコーザル体は別であることになります。また、“魂が真我(モナド)に吸収される為…個我が過去生の記憶を回復する”とあります。ということは、「魂」は「真我(モナド)」とは異なり、「個我」とも異なることになります。だとすれば、ここでの「魂」とは何なのでしょう。
 通常、ヒンズー教では「魂」=「個我(ジーヴァ)」です。ですが、そうではないようなので、だとすれば、ここで言う「魂」と「個我」は何なのかがわかりません。おそらく、神智学徒の誰もわかっていない事柄だろうと思います。言葉だけが遊んでいるのです。
 このように、ベンジャミン・クレーム氏も体験したことがない事柄を、あたかも真実であるかのように記述して、人々を惑わしているのが神智学なのです。本当の霊的体験を持っている人は、このような記述は一笑に付します。
 さて、記事における各進化段階での説明はナンセンスだとしても、霊的な進化段階があることは事実です。現在、宇宙のセントラルサンのヒメミコ様、天の川銀河のセントラルサンのヒメミコ様からの光が降り注いでいる関係で、近い将来、地球人は、各人にふさわしい進化段階に到達します。
 現在の第1システム国津神第五レベルに属する地球人の平均的進化段階は2.86です。なので、この段階の人は、まず間違いなく進化段階3.0に到達すると思います。より進歩した人は、進化段階4.0(アセンション)に到達するでしょう。しかし、地球人類の大部分は、進化段階0.86に留まっています。この人たちは、いずれ進化段階 1.0に到達すると思われます。
 現在、地球上で、魂が残っている人の進化段階は、4.86、3.86、2.86、1.86、0.86のいずれかの辺りに集中しています。最大グループが0.86なのです。
 おそらく、ある時点で、魂が残っている人たちは、ほぼ同時に、それぞれにふさわしい進化段階に到達すると思います。これは、チャネリング関係でよく言われているアセンションであり、地球人類の意識の拡大です。天変地異が起こるわけではありません。
(竹下雅敏)

注)以下、文中の赤字・太字はシャンティ・フーラによるものです。

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魂の進化と過去生の記憶
(前略)

肉体は魂が進化する毎に構成物質である原子が徐々に亜原子=光子にとって代わられていき、物質の縛り、そして輪廻転生から完全に解放される進化5段階の節目に到達すると、肉体の構成物質が全て光子になり、不死の完成された覚者となります。
覚者はもはや食事を摂ることも必要無くなり、太陽から流入するプラーナ(エネルギー)を摂取して体を永遠に存えることが出来、睡眠も必要無くなり、意識の連続性を獲得します。

第1段階⇒肉体の制御(肉体に備わる本能~食欲や生存欲、性欲~のコントロールを達成し、視・聴・触・味・嗅という五感から生じる気分や感覚に振り回されなくなる段階)

2段階⇒アストラル体の制御気分、感覚や感情、欲望を知性や理知、理性で統御し、「我」の個人的利益よりも「他者」との公共的、全体的な利益を優先し始める段階)

3段階⇒メンタル体の制御(独善的な知性のコントロールを達成し、もはや我欲には振り回されずに智恵や知性を人類全体の為に用い、世界に奉仕することが出来るようになる段階)
第3段階でようやく、個我と魂の完全な接触が実現します。

(中略)

4段階⇒物質の縛りや制限を克服し、自らの命すらも放棄出来る境地を達成する段階。個我と完全な接触を果たした魂を包む鞘~コーザル体~が破壊され(中略)... 魂が真我(モナド)に吸収される為、コーザル体に蓄えられていた輪廻転生全ての過去生や経験を、真我(モナド)と直接の接触を果たした個我が思い出し、過去生の記憶を回復します。

5段階⇒肉体の全ての原子が光子となって光を放ち、地球などの物質的惑星、そして輪廻転生から完全に解放されて不死となり、覚者となります。覚者は各過去生全ての体験の記憶を完全に回復し、意識の連続性を獲得します。

(以下略)

霊的な進化段階と心の清らかさは全く無関係 ~どれほど進化段階が高くても、善人も居れば悪人も居る

竹下雅敏氏からの情報です。
 以前の記事で、「私」=意識・心・身体、「自己」=意識(気づき)だということを説明しました。冒頭の動画は、そのことをわかりやすく説明しています。
 こうした「気づき」によって得られる「悟り」は、霊的な進化における1.0段階で得られるものです。ヒンズー教では、「知識の7つの段階」として、“光明への発願”から“超越”までの7段階を規定しています。神智学では、“ベツレヘムの誕生”から“昇天”の6段階を、各進化段階に割り当てています。進化段階が高くなるにつれて、その人の意識と心は拡がります。
 一般に、禅も含めて、顕教は進化段階1.0に至る道です。密教は、進化段階2.0に至る道です。ヨーガには様々なものがありますが、主に、進化段階1.0段階に至る道が、カルマ・ヨーガ、マントラ・ヨーガです。主に進化段階2.0段階に至る道は、クンダリニー・ヨーガ、タントラ・ヨーガです。主に進化段階3.0に至る道は、ラージャ・ヨーガ、バクティ・ヨーガです。主に進化段階4.0に至る道は、ジュニャーナ・ヨーガです。ハタ・ヨーガは、3.0段階未満のすべての段階に対応します。
 さて、先の「知識の7つの段階」で、4.0段階に相当する「自己実現」以降の4つの段階に入った者は、“解放に達した者”と言われます。また、神智学では5.0段階以上の者を覚者(マスター)と呼んでいるようです。要するに、進化段階が高いほど、高い崇敬の対象になっているわけです。
 さて、ここが重要なところなのですが、実は、進化段階と心の清らかさは全く無関係なのです。どれほど進化段階が高くても、善人も居れば悪人も居ます。ホツマの神は進化段階が60.0を超えていますが、とても清らかな神が居ると同時に、根性の悪い神も居ます。
 地球上の混乱の原因の一つは、宗教的に高い位階に到達した者が、心が浄められた聖者だと錯覚していることです。実態は、それとはかけ離れており、むしろ逆に近いと言えます。このことは、地球上の権力者に当てはめてみるとよくわかるかも知れません。
 世界で何が起こっているかにあまり関心がなく、自分の仕事と家族のことにもっぱら関心がある人と、世界を駆け回って動いており、世界情勢に広く関心を持っている人がいるとします。例外はあるにしても、一例として、前者は専業主婦を、後者は首相あるいは大統領を考えればよいでしょう。通常こうした場合、前者よりも後者の方が進化段階は高いのが普通です。なぜなら、意識・心の拡がりと進化段階は相応しているからです。
 しかし、前者と後者を比べて、どちらが善良な人間であるかは比べられないのです。往々にして、国のトップはどうしょうもないほど邪悪な人間であることが多いです。実は、進化段階も同じなのです。進化段階が高いからといって、心が清らかであるとは限らないのです。
 心を浄めるには、人間関係を通じて、しかも濃密な人間関係を通じて浄めるしかありません。特に、夫婦関係、親子関係という濃密な関係の中でこそ、浄められていくものなのです。
 ところが、宗教関係者は、こうした本当に重要な修行の場から、常に逃避しています。なので、彼らの心はいつまでたっても浄化されることがないのです。
 天界の改革で、名だたる宗教家、高名な神々が軒並み消滅してしまったのは、こうしたことが背景にあります。
(竹下雅敏)
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【思考を止める実験】量子の同調 純粋な気づき フランク・キンズロー
配信元)
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【霊的な進化段階】
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